The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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2024年(令和6年)謹賀新年

2024年、令和6年になりました。あけましておめでとうございます。

去年に引き続き中国・北京で迎える元日です。とは言え、旧暦の正月を重視する中国ではあまり特別感のない新年。大晦日に引き続き、元日の今日も日中は自宅でゆっくり過ごしていたのですが、妻が「元日の北京の雰囲気を見てみたい」と言うので、夕方頃から(と言っても暗くなりかけていましたが)近所をぷらぷら散歩しました。

案の定ですがお祝いムードは皆無。近所の小区*1の入口(門)に“欢度元旦”(元旦を楽しく過ごそう)という貼り紙がしてあったくらいです。

寒いのは寒い……ですが12月に寒波が来た時を思うとマシなほう。なんせ、あのときは氷点下十数度って気温でしたから。

北京のグルメストリート「簋街」まで歩いてくると、多少新年っぽい飾り付けがありました。“红运龙龙,烟火年年”と掲げてあります。いずれも辰年にかけてめでたい言葉を並べたものです。壁の前にある“吉祥物*2と写真を撮る人たちもいて、ここでは新年らしい雰囲気が味わえました。

夕食はキムチ鍋とポテトサラダをいただきました。どういう組み合わせ?とお感じになるかもしれませんが、私にとって元日はこれが定番。いつも1月1日の元日には祖父母宅にみんなで集まり、おせち、がめ煮*3、刺身、キムチ鍋、ポテトサラダをつつくのが恒例なんです。おせちやがめ煮は良いとしてキムチ鍋とポテトサラダが浮いているように見えるかもしれませんが、これがメニューに入っている理由は単に「私の好物だから」です(^^;)。

キムチ鍋やポテトサラダの具材は昨日イトーヨーカドーで購入していました。写真で分かるかと思いますが、豚肉が「焼肉かっ!」と突っ込みたくなるような厚さ。中国って日本のしゃぶしゃぶ肉みたいな薄切りが売っていないんですよね。

ポテトサラダは私のお手製、レシピは祖母直伝です。今年も日本では弟も帰省して祖父母宅で賑やかにやったみたいですが、中国にいる私は去年に引き続き不参加。けれど今年は妻、そしてお腹の娘と一緒に中国でキムチ鍋、ポテトサラダを食べられるので寂しくありませんね。

改めまして、皆様今年もどうぞよろしくお願い致します。

References
*1日本でいう団地みたいな住宅が集まっている場所のことです。
*2中国語で「マスコットキャラクター」とか「ゆるキャラ」を指す言葉。
*3筑前煮のことです。祖父母は九州出身で、祖母が正月にいつも出してくれます。

おおつごもり

今日で2023年も終わり。日中はゆっくり過ごし、夕方から買い出しで亜運村にあるイトーヨーカドーに行きました。

入り口を入ると“喜运兴龍”と書かれた大きな看板。来年は辰年ですね。中国語で龍は簡体字で“”と書きますが、わざわざ繁体字で“”と書いています。でも、分かります。だって“”と書いた方がかっこいいもの。今の中国で繁体字が再び簡体字に取って代わることはないと思いますが、こういうデザインを重視する看板なんかに繁体字が登場するのは興味深いです。

夜はベタですが、NHK紅白歌合戦を見ながら過ごしました。今年はジャニーズのグループが出場しない代わりに韓国のアイドルグループが多かったのかな。個人的には演歌の大御所が少ないのは寂しいです。流行りのJ-POPの合間に演歌の定番が流れてこそ、レコード大賞などと違って紅白だなあという感じがするんですけど。

紅白歌合戦が終わると「ゆく年くる年」。一瞬にしてNHKホールのガヤガヤした喧噪が消えて「ゴーン」と鐘のなる演出は、これもまた年末テレビの風物詩ですね。番組の中で日本は新年を迎えますが、中国は時差の関係でまだ31日23時です。ということで中国で2023年のうちに年越しそば。そばとかき揚げはイトーヨーカドーで買ったものです。

今年は中国で妻と一緒に住みだし、新しい命も我が家にやって来てくれた1年でした。無事に2023年を終えられるのは見守ってくれる皆様のおかげです。今年もお世話になりました、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

仕事納め

今日は12月30日、日本ではすでに多くの人が年末年始の休みに入っているようです。

中国は旧暦の正月を祝う文化が残っているので新暦の年末年始はあっさり過ごしますが、それでも一応3連休ということで12月30日、31日、元日の1月1日はお休みになります。すると30日の今日は中国でも休み……なはずなんですけど、私は休日当番だったので出勤。オフィスで悠々とたまっている仕事を片付けようと思っていると、上司や先輩が続々出勤してきます(^^;)。確かに年末年始と言ったって中国では「ただの3連休」。1月2日から社会は通常通り動きますから休んでばかりもいられない、というところです。

とは言え、私も今日で(一応)仕事納め。大晦日と元日は家でゆっくりするとして、仕事を終えてから今年最後の外食に行きました。

麦子店の渋谷横丁にある「三文亭」という和食店。中国語で“三文鱼”とはサーモンのことですが、果たしてサーモンを使った料理をメインに提供する店でした。それ以外にも海鮮の料理が充実していて、これは北京では珍しい。カウンターの中の板さんは日本人のようでしたが、出てくる料理はどれもきちんとした和食でした(よく中国にありがちな『なんちゃって和食』ではなく)。

中国では1月2日から通常通りなので明日(12月31日)と明後日(1月1日)の短い年末年始ですが、ゆっくり過ごしたいと思います。

突然消えた日本料理店

今日のお昼は日本料理を食べたいと思い立ち、会社近くにある日本料理店に足を運びました。店舗はマンション(かな?)の敷地内にあるため、まずはマンションの門をくぐらないといけません。ただ今日は門が閉まっているのです。おかしいなあ、今まで閉まっていたことなんてなかったのに……と門の外から日本料理店をのぞいてみると……

な、なんと!!めちゃくちゃに解体されてしまっています。この店いつも賑わっていました。閉店するような状況ではなかったはずで、一体どうしてこんなことになってしまったんでしょう。

よく利用していた身としてはリニューアルだと信じたいところですが、敷地の再開発で強制立ち退きという可能性も否めません。いずれにせよ何の前触れもなく解体するのがこの国らしい。仮にリニューアルだったとしても「工事はいつまで、リニューアルオープンは何月何日」くらい案内がないと、客が離れていくように感じます。ま、店主はそうしたかったのに「何らかの力で」解体工事がそれだけ急だったのかもしれません。本当のところは分かりませんけどね。

四川料理店で会合

今日は同じマンションに住む日本人同士で不定期に開催している会合。忘年会という体でマンション近くの四川料理店に行ったのですが、こんなおいしい店があったとは知りませんでした。

辛いことは辛いんですけど、上品な辛さ。あと四川省成都に旅行に行った際に見かけた名物の「兔子頭」、読んで字の如く「ウサギの頭」もいただきました。調理はされているものの形は本当にそのまま。出っ歯まで見えていて一瞬ためらいましたが、いざ食べると鶏肉みたいな味でした。昔の人がウサギを1羽2羽と数えることを思い至ったのはもしや味が理由かしらん?ご一緒した方のうち1人は「どうしてもウサギだけは食べられない」とおっしゃるので、私がありがたく2ついただきました。ほかにも麻婆豆腐といった定番料理もいただき、「口福」を存分に味わいました。

毎回書いていますが、私以外は皆さん某大手日系企業の中国支社長みたいな立場の方ばかり。本当は私が恐縮……しないといけないんですが、皆さん本当に優しい方ばかりでどこか慣れてしまっている自分がいます(おいおい)。今日も気がついたら欠食児童のような勢い*1で料理+酒にダイブしていました。すみません、すみません。それでも優しくしてくださる皆様に感謝です。

References
*1表現が古いっちゅーの。

クリスマスイブ

去年に引き続き「年の瀬」感の全くない北京。毎日仕事でバタバタしていますが、クリスマスイブの今日くらいは「それっぽい」ことをしようと妻と一緒に外食に行くことにしました。

妻が私の誕生日に連れて行ってくれたドイツビールの飲めるレストランがおいしかったと思い、電話してみると「予約でいっぱい」。中国人もクリスマスっぽいことをするようになったのねえ。私が留学していた十数年前の中国なんて1月になってもクリスマスツリーを出しっぱなしにしていたくせに(^^;)。電話口の従業員が「別の場所にある店舗だったら空いていると思います」と言うので、教えてくれた店舗にいざ電話すると無事に予約が取れました。

向かったのは韓国人の方が多い街として知られる望京。

レストランは「望京小街」という歩行者天国みたいな通りにあるんですけど、ぜーんぜん人がいません。気温が氷点下なのも関係あるかもしれませんが、それにしても。近くのショッピングモールで暖を取ろうと思っても建物は真っ暗です。休業中なのか、そもそも開業していないのかも分からない始末。望京といえば北京市郊外ではありますが、中国(特に北京)はこういう寂れた施設が多いような気がします。夏になったらちょっと違うのかしらん。

ただレストランに来ると、こちらは賑わっていました。クリスマスの飾り付けがしてあり、店員さんも赤いサンタ帽子を被って接客してくれます。結構混んでいたので、私たちの予約も実はギリギリだったのかもしれません。

定番ですけど、まずはドイツソーセージを注文。あと写真手前の「リンダールーラーデ」という牛肉をくるくる巻いた料理もいただきました。牛肉をキャベツで巻いたロールキャベツなら日本でもメジャーですが、まさか肉で肉を巻くとはさすがドイツです。ビールにも合いますが、これならワインにも合いそう。右奥の料理は「フラムクーヘン」というドイツ風ピザ。ドイツの南西部でよく食べられるそうで、生地が薄くてパリパリ。トッピングの玉ねぎやベーコンがおいしいです。

まずいただいたビールは「ラーデベルガーピルスナー」。ドイツ東部、ドレスデンという街の近郊にある「ラーデベルグ」という町の地ビールなんだそうです。どっしりとした味わいとコク、あとホップの独特な苦みがあって飲み応えがありました。

関税を支払う

先週、日本の母親に発送してもらった荷物が昨日届きました。

利用したのはEMS(国際スピード郵便)。私の実家は岡山県なので荷物を地元の郵便局から国際交換局*1のある大阪まで移動させる時間がかかるものの、日本郵便のホームページによると北京までは基本的に5~6日で到着するとのこと。今回は7日かかりましたが、まあ、許容範囲かな。「ゼロコロナ」政策の間は荷物が届くのに数か月かかったという話も聞くので、少なくともコロナ前の状況には戻ったのかなと思います。

ちなみに今回EMSを受け取るに当たって関税を支払っています。というか今回に限らず、段ボール箱に入ったような小包を受け取る際にはこれまでも毎回関税の支払いを求められています。

今回の場合、支払ったのは109.56元(約2200円)。ずいぶん細かく刻んだ値段ですけど、一体何に対する関税なんだろう。数十年前に留学していた頃も何度か日本からEMSを発送してもらったことがありますが、関税を支払った記憶なんてありません。今回の関税も詳しい説明がないまま言い値で支払いましたが、逆に中国から日本にEMSが届いた場合も同じなんでしょうか。ちょっぴり謎だなあと感じます。

References
*1航空便や船便などの国際郵便物の発着に際して通関業務を行う郵便局。

卷得厉害

私は去年から北京に駐在させてもらっていますが、駐在員って忙しいです。業種によるのかもしれませんが、少なくとも私は日本で働いていた頃に比べて数倍忙しくなりました。1日12時間勤務は当たり前、忙しい時期はもっと長くなります。

あと、まあこれは私自身の性格によるところも大きいのですが、せっかく早く帰れそうな日でも上司や先輩が職場にいると帰りにくいんですよね。典型的な日本人だなあと我ながら嫌になります。その点、中国人の同僚たちは退勤時間になるとそそくさと帰って行きます。多分、遅くまでしゃかりきに働いている日本人を見て「変な人たち」って思っているだろうなあ。

今日も午後9時くらいに中国人の同僚とWeChat*1でやり取りをしたら「え、まだ職場にいるの?」と驚かれました。そうか、みんな退勤時間きっちりに帰るから、そもそも日本人が何時まで働いているか知らないのね(^^;)。私だけじゃなくて日本人はみんなまだ働いているよと返事をすると、次のような中国語が返ってきました。

卷得厉害

日本語に直訳すると「めちゃくちゃ“”しているね」という意味。“”ってどういう意味?

調べると近年インターネット上などでよく使われている新語で、“内卷”(内向きに巻く)という言葉を略したもののようです。じゃあ内向きに巻くってどういう意味?となるわけですが「みんなが頑張っているから自分も励まないと追いつけない」という考えのもと、頑張れば頑張るほど競争が激しくなることを指し、それを「内向きに巻く(巻かれる)」と表現しているようです。そこから派生して“很卷”(とても“”だ)で「競争が激しい」、“太卷了”(あまりにも“”だ)で「競争があまりに激しい、激しい競争の中で頑張りすぎる」という使い方ができたみたい。

中国の若者は受験戦争や就職活動、出世競争など絶えず競争にさらされています。だから、こういう言葉が生まれるんでしょうね……って、それを私たちに使われているんじゃ、日本人も変わらないじゃないのよ。

References
*1中国版LINEと呼ばれている中国の通信アプリです。

朝鮮族のビビンバを食す

今日は先日新装開店した職場近くのサイテック・ショッピングセンター(“赛特购物中心”)で昼食をいただきました。

選んだのは地下にあった“米村拌饭”という店。“拌饭”というのは直訳すると「混ぜごはん」ですが、つまりビビンバのことです。韓国語のビビンバという言葉自体も“비빔”(ピビン)=混ぜ、“”(パブ)=飯、これで「混ぜごはん」という意味ですね。中国各地にあるチェーン店のようです。

私は定番ですが、石焼きビビンバを。これにキムチといったパンチャンとわかめスープが付いて26元(約520円)。まあまあオトクな値段ですが肝心なお味は……まあ、こんなもんでしょうか。韓国でも本場のビビンバをいただいたことがありますが、それと比べると若干中国っぽい味かなと思いました。

もっとも、こちらの店は韓国料理ではなく「朝鮮族料理」と歌っているようです。朝鮮族というのは中国国内に住む朝鮮系の少数民族のこと。もしかしたらビビンバも韓国と中国朝鮮族では少し違うのかもしれません。隣の人が食べていたミニキムチ鍋がおいしそうだったので、また食べに来たいと思います。

パパママ教室

いつも妻の妊産婦検診で通っている病院が定期的に行っている「パパママ教室」に行ってきました。これから父親、母親になる夫婦が妊娠中の生活や育児について学ぶことの出来る教室です。

今日受けたのは“有准备的分娩”(準備ある分娩)。

遅れてはいけないと15分前くらいに着いたら私たちが最初でした。開始時間になるも参加者が全然来ず、5分、10分経ったくらいでポツポツと入室してきます。お国柄の違いかしら、もしかすると他の参加者からは私たちが相当気合い入っているように見えたかもしれません(^^;)。

自然分娩と帝王切開の違いは何かとか、破水したときはどうすればいいとか、書籍などである程度知っている内容ではありましたが、改めて勉強になりました。あと他のパパママと教室に参加することで「親になる自覚」みたいなものも芽生えますね。すべて中国語だったので妻はリアルタイムには理解できなかったかもしれませんが、私が隣からちょこちょこ説明するなどして乗り切りました。

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