The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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セブンイレブンのおばちゃん

今日、職場近くのセブンイレブンでアイスコーヒーを注文すると、淹れてくれた店員のおばちゃんから突然「あなた、地下鉄で出勤しているの?」と聞かれました。このおばちゃん店員はセブンイレブンの(おそらく)リーダーのようなポジションの方で、以前も何度かブログに「セブンイレブンのおばちゃん店員」として紹介しました。

北京でコーヒー好き認定
私はコーヒーが好きだ。おそらく人と比べても飲む量は少し多めかもしれない。特に仕事の合間はどうしてもコーヒーが欲しくなってしまう。東京にいた頃は毎朝自宅でコーヒーを淹れ、水筒に移して持って行っていた。それでも飲みきってしまうので、大概コンビニの100円コーヒーを買ってしまうことになる。先日も書いたが、北京のオフィス近所にはセブンイレブンがあってコーヒーを淹れてくれる。日本から送った荷物の中にコーヒーメーカーもあるのだが、あいにくまだ届いておらず、今は基本的に毎日セブンイレブンに行ってコーヒーを買う...
みんなお友達
今日、昼に会社近くのセブンイレブンに行くと久しぶりに会う店員がいた。このおばちゃん店員とは北京に来てすぐの頃によくやりとりをしていた。私がしょっちゅうコーヒーを買うので、たまに買わない日があると「今日はコーヒー買わないの?」なんて聞いてくれた。仕事ぶりもテキパキしていて、見ていて気持ちが良い。いつも会うのをひそかに楽しみにしていたが、ここ数か月ほど姿を見なくなっていたのだ。今日、久しぶりの姿を見たので「長らく姿をお見かけしませんでしたね」と声をかけると「実家に帰っていたのよ」と言う。聞くと、...

ちょくちょく会話することはありましたが、不意に「地下鉄で出勤?」なんて言われたので面食らってしまいました。私が「そうです、2号線で通っていますよ」と答えると、今度は「1号線じゃないの?」と聞いて来ます。

はて?「どうしてですか」と聞くと「昨日、1号線のホームであなたにそっくりな人を見たのよ」と言うじゃありませんか。他人の空似かなあと思ったのですが、思い出しました。ああ、昨日は退勤後に「スラムダンク」の漫画を買おうと1号線に乗って書店に行ったのでした。

思わず私も「だったら話しかけてくれたら良かったのに!」と返すと「反対側の電車だったし、気付いたら電車が来ちゃったのよ」と笑いながら話してくれました。

つくづく思いますけど、日本だとコンビニ店員とこんなふうに仲良くなるってそうそうないですよね。中国だからか、それとも海外だからか、意外にそうなっちゃう。日本と違う非日常だから?大胆になるんでしょうか。でもアメリカじゃ、例えばエレベーターで一緒になった人が突然「その時計、イイネ!」なんて話しかけてくるって言いますよね。でも日本じゃ……うーん、見知らぬ人に声をかけるのって、なかなかできないです。

別におばちゃん店員に媚びを売っているわけじゃないですけど気付いたら仲良くなっていて、客で混雑しているときでも私を見つけると大声で「コーヒー?」と聞いてくれるんです。最近はアイスコーヒーばかり買っているんですけど、たまにホットコーヒーを買うと逆に「アイスコーヒーじゃなくていいの?」と聞いてくれるなど、よーく気が付くんです(笑)。いや、ありがたいことです。そう思うと、誰とでも仲良くなっておいたほうが人生豊かになりそうだし、得しそうな気がします。

ミーハー

先日、映画館で2回目の「THE FIRST SLAM DUNK」を鑑賞したのをきっかけに、テレビアニメ版の「スラムダンク」もきちんと見てみたいなあと思い、Amazonプライムで見始めました。1話が20分ちょっとなので見やすいです。それこそ私の場合は地下鉄で出勤しているので、家と会社の行き帰りの時間を使えばスマートフォンで見られてしまいます。いや~便利な時代だわあ。

私はギリギリ「スラムダンク」リアルタイム世代です。漫画よりは、アニメのほうかもしれませんね。そんなこともあって弟は漫画を全巻読んだと言いますし、なんなら私の母も好きでした。

私はなぜハマらなかったのかなあと考えてみたのですが……うーん、1つはスポーツそのものに興味のない子だったからでしょうか。あとは「スラムダンク」って暴力的なシーンが多いんですよね(^^;)。それが幼いながらに苦手だったんだと思います。

そこで買っちゃいました。「THE FIRST SLAM DUNK」の公開記念で出版されたもので、原作漫画の全276話から今回の映画作品のベースとなる24話を収録しているそうです。中国で売っているのでもちろん中国語ですが、見た目といいサイズといい、少年ジャンプにそっくりです。

https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-102416-2

『SLAM DUNK』ジャンプ/井上 雄彦 | 集英社 ― SHUEISHA ―
新作劇場版アニメ『THE FIRST SLAM DUNK』公開記念!一冊まるごと『SLAM DUNK』のジャンプが大登場!!・新規読者に向け、原作漫画全276話より物語のベースとなる24話を厳選収録。 この一冊で、湘北高校バスケ部の結成と奇跡の進化が分かる!!・巻頭特別企画では、これまでに公開された映画のポスター&ティザービジュアルをカラー掲載!・映画を観る前にもう一度原作に触れたいと思っているファンにもオススメ!!

実はこれ、集英社が日本で去年11月に出版されたものをまるまる中国語に訳したもののようです。当時日本では「一冊まるごと『SLAM DUNK』のジャンプが大登場!」という触れ込みだったので、少年ジャンプのフォーマットで出版されたんですね。現に日本語版ではタイトルが「ジャンプ」になっています。中国語版では“灌篮高手*1ですけど。

これ、安西先生の「あきらめたらそこで試合終了ですよ?」ですよね。ここでは中国語で“如果放弃的话,那就到此为止了哟?”(もしあきらめたら、そこで終わりですヨ?)と訳されています。ちなみに映画作品での中国語字幕は“一旦放弃,比赛就等于结束了”(一度あきらめたら試合は終わりも同然ですよ)と訳されていたように記憶しています。

私の認識だと、中国ではテレビアニメ版の「スラムダンク」は放映されたものの、漫画は出版されていないんじゃなかったかと思います。なのでこの厳選集はおそらく新規に翻訳されたんじゃないでしょうか。日本で出たものが中国語に訳されてそのまま出版されるとは、それだけでも中国での「スラムダンク」人気を物語っているんじゃないかと思います。あと……映画を2度見たくらいで購入しちゃう私のミーハーっぷりも……ですね。

References
*1「スラムダンク」の中国語タイトル。

「スラムダンク」再び

先日、バスケットボール漫画「スラムダンク」のアニメ映画「THE FIRST SLAM DUNK」の先行上映イベントを見に行ってきたところですが、妻が見たいと話していたこともあり、さっそく2回目の鑑賞に行ってきました。1回目は中国語吹き替え版でしたが、今回は日本語オリジナル版です。

やはり母語で見るのは全く違いますね。私の中国語力では、例えばバスケ用語とか全然分からないんですもの*1。いや、日本語でだってバスケ用語なんてろくに理解していないですが、それでも変に意識せずストーリーがスッと入ってくるのは母語ならでは、と思います。

加えて一度鑑賞しているからか、よりストーリーを深く理解できたような気がします。いや、前も書いたように「スラムダンク」の全盛期に全く作品を読んでいない私がこんなことを言うのもおこがましいですけど。正直な話、途中涙しちゃったくらいです。

よく映画が公開されると2回目、3回目と足繁く通う方がいますよね。ああいう方を見ると「そのうち配信されるんだから待てば良いのに」とよく思ったものでした。しかし、そうではありませんね。この映画は映画館で見てこそ意味があるように思いました。ボールをドリブルする「ポンッポンッ」という音、シューズが体育館の床を擦れる「キュッキュッ」という音、そして見る人の緊張感を高めてくれるBGM。映画館が全てを引き立ててくれます。私は自宅に比較的大きめなテレビを置いて映像を楽しむほうの人間ですが、いや、それでも映画館の大迫力には勝てません。

映画のオフィシャルサイトにはスタッフへのインタビューを収録した「COURT SIDE」というコンテンツがあって、これも読み応えがありました。映画を作ろうという話はずいぶん前から立ち上がっていたんですね。特にコロナ禍の数年は作者の井上雄彦さんとスタッフの皆さんがzoomで打ち合わせをしたり、オンライン飲みをしたりしていたという話。そうした大変な時期を乗り越えて公開にこぎ着けたんだなあと思うと、感慨深いものがあります。

References
*1だって「ドリブル」さえも中国語で何と言うのか知りませんでした。“运球”と言うそうです。

私の隣のおばさんは……

今日、青島から高速鉄道で北京に戻る際、途中、隣の席にご婦人が乗ってきました。言葉は訛りのないきれいな中国語を話しているのですが、服装は大変失礼ながら都会っぽくないと言うか、地方の方かなあ?と思わせる身なりでした。

ご婦人は乗車するや否や、カバンからカップラーメンを取り出し、どこかへと向かいました。ちょうど昼時だったので、昼食に食べるのでしょう。中国の高速鉄道には給湯器が設置されているので、お湯を入れに行ったのだと思います。しばらくすると、果たしてお湯の入ったカップラーメンを大事そうに抱えて戻って来ました。

3分が経ち、カップラーメンのフタをめくると美味しそうなにおいが車内に広がりました。中国のカップラーメンにはフォークが付属していることが多く、ご婦人は小さなフォークを器用に使いながらズルズルと美味しそうに食べています。日本の新幹線を思い出すと、車内でカップラーメンを食べる勇気はちょっとないですねえ。においが充満して、人の目が気になっちゃいます。中国の鉄道でカップラーメンを食べる人は珍しくありません。隣でズルズルと食べられると気にはなりますが、そこは“入乡随俗*1です。

するとご婦人、今度はスマートフォンで“抖音”を見始めました。“抖音”とは「中国版TikTok」とも呼ばれる、ショート動画が楽しめるスマホアプリです。イヤホンを付けていないので音はダダ漏れ。さすがに音量は多少抑えているものの、隣に座っている私は正直気になってしまいます。

そして北京に到着する間際、今度は自席で通話をし始めました。それもスピーカーホンにしているので、どんな会話をしているのかが全て丸聞こえです。

「私が送ってあげたプレゼント、喜んでくれた?」

電話の向こうでは娘と思わしき人物が「電波が悪いのか、聞こえないよ」と何度も言います。しかし私の隣のご婦人は構わず話し続けます。ここまで来ると私もちょっと「うるさいなあ」と思ってしまいます。

いざ北京に到着して下車すると、中国人の同僚が私に「隣の人、うるさかったですね。電話だって相手が『聞こえない』って言っているんだから早く切れば良いのに」とプンプン怒っていました。わはは、中国の方でも怒るくらいのやかましさだったんですね。私も中国に住み始めて半年が経ち、こちらの習慣にだいぶ感化されていたようです(^^;)。

References
*1郷に入っては郷に従え。

青島出張

今日から1泊2日で山東省は青島に出張。言わずと知れた“啤酒之都”(ビールの都)です。

北京から高速鉄道で向かったのですが、到着間際に海が見えました。厳密に言えば湾で、膠州湾(こうしゅう・わん)と言うそうです。流入する土の影響か水の色は濁っているようでしたが、久しぶりに海を見るとワクワクした気持ちになります。やはり日本人だからかしらん(^^)。

さすが青島、街中の至る所に「青島ビール」の店舗がありました。

店の入り口に掲げられた“鲜啤”というのは、文字通り「新鮮なビール」(=生ビール)という意味です。道路に面してビールサーバーが設置されていました。テイクアウトできるようになっているんですね。私は見かけませんでしたが、青島ではビニール袋に入れてビールを持ち帰るようです。これができるのも新鮮なビールをすぐに飲める環境ならでは、です。

昼食をいただいてから、午後は仕事。ご一緒した青島の方々は中国語の訛りが強く、年齢が高い方はいざ知らず、若い方でも結構な訛りがあったので聞き取りに少々苦労しました。北京から同行した中国人の同僚に聞いても「聞き取りづらい」と話していたので、外国人の私はなおさらです。

ひと仕事を終え、夕食は青島ビールをいただける飲食店に行きました。

店名は“土豪餐厅”。日本語にすると「成金レストラン」というところでしょうか。一緒にいた中国人の同僚が「みんな“一夜暴富*1を夢みているんですよ」と笑いながら話していました。店名とは裏腹に中身は何てことない、青島ビールと共に海鮮料理などが食べられる普通のレストランです。

さすが海沿いの街だけあって、海鮮が豊富です。

実は青島に到着後、タクシーに乗った際に地元出身だという運転手さんから夕食に何を食べるべきか尋ねたところ「青島に来たら“鲅鱼”を食べるべきだ」と教えてもらっていたのです。“鲅鱼”って何だろうと思っていたのですが、いざ見てみると日本でもよく食べられるサワラでした。

日本語でサワラは漢字で「鰆」と書くように、春が旬の魚です。特に私の地元の岡山では「瀬戸内に春を告げる魚」と言われ、刺身をはじめ、塩焼き、たたきなど様々な方法で食べられます。思わず青島と地元が繋がったような気がして、うれしくなってしまいました。青島でも今が旬だとされているそうで、是非ともいただくことにしました。

入店したら、まずこうして食材があるエリアに行き、店員さんにアレとコレと……と注文します。その際に調理方法も「蒸して」とか「揚げて」などとお願いすると、そのように調理してくれます。牡蠣やイカといった日本でも定番の海鮮から、どう見てもイモムシではないか?と思うものやザリガニなどもあって、いろんな食材が楽しめるのは中国ならではです。

まずは“酥皮蒜香虾”と“香椿炒鸡蛋”。

酥皮蒜香虾”はエビを揚げた料理で、衣がほくほく、身もしっかり詰まっていて、とても食べ応えがありました。“香椿炒鸡蛋”はチャンチンの卵炒め。チャンチンなんて知りませんでしたが、センダン科の落葉高木で、香りが良いので炒め物なんかに合うそうです。

サワラは1匹まるまる揚げられて出てきました。この身の切り方、日本ではあまり見ないというか、中国っぽいですよね。でも味はサワラでした。中国に来てから日本料理店以外で海鮮をいただくことがあまりなかったので、とても美味しくいただきました。

写真を撮るのを忘れたのですが、食事のお供にいただいたのはもちろん青島ビール。小さめのピッチャーに新鮮なビールを注いでくれ、同僚と一緒に飲みました。新鮮なビールに新鮮な海鮮、これぞ青島の醍醐味ですね。

References
*1一夜にして金持ちになること。
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