The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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海鮮を求めて京深海鮮市場へ

今日は北京最大の海鮮市場「京深海鮮市場」に行きました。

北京に暮らしていて残念なのは海鮮が手軽に手に入らないことです。日本はさすが島国で、大体のスーパーに海鮮は並んでいますよね。北京のスーパーに行くと、まあ無いことはないんですが、種類は少ないし何より値段が高い。私は肉より魚のほうが好きなので結構寂しいです。日本にいた頃はスーパーの商品が半額になる時間を見計らって、よく晩酌のあてに刺身を買っていたなあ。

妻が北京在住の日本人の方が書いているブログでこの海鮮市場を書いている記事を見つけ「魚好きなんだし行ってみたら」と進めてくれました。この市場、中心部から見るとやや南寄りで結構遠い……のですが、聞くと北京の日本料理店もここで仕入れをするくらいの規模だそう。物見遊山だと思い、行ってみることにしました。

地下鉄10号線の石榴荘駅から徒歩10分くらいで着きました。中に入ると結構広くて、10万平方メートルあるんだそうです。かつての築地市場が23万平方メートルだそうで、その半分くらいの規模ということでしょうか。

いわゆる市場です。業者向け?みたいな感じで、私みたいな個人がのこのこやってきて相手をしてもらえるのかしらん……

建物の中に入ると、こうして水槽がたくさん並んでいます。

魚、エビ、カニ、貝、何でもあって確かに種類は豊富です。このあたりの海鮮は量り売りなので、中国語がある程度できないと店員とのやり取りは難しいかもしれません。それぞれ単価が決まっていて、次に重さを量ってもらい、何グラムだからいくら……と売買されます。中国では日本と違う重さの単位が使われることがあり、加えてこういう市場で働く方は中国語が訛っていることも多く、難易度が高いんですよね。

帰宅してから知ったのですが、ここ「京深海鮮市場」は客をだまそうとする店もあるとのこと。素人は秤の読み方が分からないのをいいことに細工を仕掛けたり、重さを量るときに氷を入れてかさ増ししたりといった話があるそうです。

それでも値札を見ると、良心的な値段だと思います。大量買いしたいところですが家まで持って帰る手間を考えると、ちょっと尻込みしちゃいますね。

もっとすごい賑わいかと思ったら結構静かです。私が午後に行ったからかな。午前中、それも早い時間だともっと賑わっているのかもしれません。気だるい雰囲気が漂い、店員さんたちが暇そうにスマートフォンをつついていました。ちなみにこの建物の3階にはレストランがあって、ここの水槽で買った海鮮を持って行くとその場で調理してくれるんだそうです。

市場にはこうした小さい店もたくさんあって、こちらでは加工された海鮮が売られています。加工というのは、生ではなく冷凍された海鮮などです。おそらく相当な数の日本料理店がこの市場に頼っているようで「日本食材」を謳った店がたくさんありました。中に入ると冷凍マグロ、冷凍アジ、あとは明太子といった日本ではおなじみ、けれど中国料理ではあまり食べられない海鮮が売っていました。みりんや本だしといった日本の調味料がビッグサイズで売っていて、こちらは業務用なんでしょうね。

冷凍アジが1尾13元(約280円)だったので3尾買っちゃいました。市内のスーパー価格と比べれば相当安いと思います。あと納豆も3パック1つで7元(約160円)。中国産だったので味はどうか分かりませんが、これもスーパーで売っている日本産納豆に比べると安いです。

この日の晩酌です。市場で買ったサーモンの刺身はこれだけの量が入って75元(約1600円)でした。おそらく日本料理店で75元だとせいぜい6切れくらいじゃないかしらん。新鮮だし、日本の基準から言ってもお得なんじゃないかと思います。とても今日だけじゃ食べきれないので、明日はサーモン丼でも作ろうかと思います。

北海道旅行2日目

北海道旅行の2日目は札幌から少し遠出をして小樽に行きました。

朝、札幌を出発して高速道路を走っていると「たたきつける」ような雨。ドライバーズシートまで横殴りの雨、ワイパーきかない“昼”のハリケーン*1……といった具合です。

だ・の・に、小樽に着いたら雨が小休止。何なら雲の合間から青空が見えるくらいでした。いやあ、これは私の日頃の行いが良いからでしょうか(違うっちゅーに)。

今は廃線となった国鉄手宮線の線路です。北海道最初の鉄道、官営幌内鉄道として1880年(明治13年)に開通し、石炭を港のある小樽市へ運ぶのに使われたそうです。

韓国の方が線路の真ん中に立って記念撮影をしていました(ここは廃線なので、もちろん撮影は問題ありません)。そう言えば今回の北海道旅行では韓国の方をよく見かけました。国慶節の中国と時を同じくして、韓国でも今は「チュソク」という伝統的な祝日を迎えていて、日本に旅行に来ている方が多いのかもしれません。

小樽の町を歩いているとガラス関連の店が多いことに気付きます。小樽は古くから漁業が盛んで、特に明治から大正にかけてはニシン漁の全盛期だったそうです。 その当時、漁具として「ガラス製の浮き玉」を使用していたため、小樽では実用的な石油ランプや浮き玉製造を中心とするガラス工業が盛んになったとのこと。

かわいいガラス細工がたくさん並んでいて、中国や韓国から来たのであろう観光客の方々が買い求めていました。思えば、中国は観光地に行ってもあまりこういったものが並んでいないですね。こういうものが人気を集めているのかもしれません。

お昼は小樽堺町通り商店街にある海鮮丼の店に入りました。ちょっぴり値は張りましたが、それだけボリューミーな盛り付け。祖父母が「ここは払わせてほしい」と言うのでごちそうになってしまいました。あ~ん、し・あ・わ・せ。日本に一時帰国してからと言うもの、北京で食べる1年分の量の海鮮を食べているかもしれません。それでも全く飽きないのは島国・日本に生まれたからでしょうか。

小樽から少し足を伸ばしてやって来たのは「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」。小樽を発つ頃には雨がポツポツ降り始め、余市に着く頃には再び暴風雨といった状況でした。実はここも過去に一度来たことがあり、ウイスキーを作る蒸溜所を見学できるとあって期待していたのですが……どうやら暴風雨の影響で今日は見学中止とのことでした。

売店だけは営業しているということで向かってみると……すごい混雑でした。みんな見学目的で来たのかなあ。私はハイボールグラスを購入しました。

夜はすすきのにある居酒屋で父を囲んで還暦祝いの宴会。札幌で勤めた経験のある会社の同期に聞いたら「ここは間違いない」と太鼓判を押すので、中国から予約した店です。雑居ビルの2階にあり、ちょっぴり怪しげなのですが(笑)店に入ると上品な店主が迎えてくれます。

5500円のおまかせコースで飲み放題付き。いやあ、すごかったです。

予約の際に何か食べたいものはあるかと聞いてくれたので北海道でしか食べられない海の幸をお願いしていたところ、今が旬だというサンマの刺身を出してくれました。サンマは足が早いため、新鮮にいただけるのは北海道ならでは。あとはホッケの刺身なんてのも初めて食べました。

ビールは北海道限定のサッポロクラシックの瓶、一体何本飲んだかしら(笑)。日本酒を嗜む祖父に、飲み放題には本来入っていない酒を特別に提供してもらいました。新鮮な刺身にカニ、キンキの煮付け、エビの天ぷら……覚えきれないほどの料理をいただきました。北海道に行く人がいれば私も是非おすすめしたいと思います(^^)。

References
*1翼の折れたエンジェル/中村あゆみ。

魚清、再び

今日は夕食をいただきに、北京で海鮮が食べられる「魚清」に行ってきました。

午後7時前に着きましたが、すでに満席。どのくらい待つかなあ~と思った直後に目の前のテーブルで食事をしていた客が席を立ったため、ちょうど座ることができました。しかし私より後に来た人はみんな順番待ち。滑り込みセーフってところですね。

北京住まいの私と妻にとって、海鮮がいただける大切な機会です。とか言って、写真の中で目立っているのは鶏の唐揚げとかカニクリームコロッケとか、海鮮以外ばかりですが(^^;)。

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