The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

カテゴリー: ひとり言 (4ページ目 (104ページ中))

中国発の大ヒットアニメ映画

ここ最近、中国では国産のアニメ映画の大ヒットぶりが連日報じられています。中国の神話を元にした“哪吒之魔童闹海”という作品です。2019年に公開された1作目に続く2作目で、日本人の間では主人公の名前から取って「ナタ2」と呼ばれています。

私の職場でも「見た」という中国人の同僚が結構いて、見ていない私のほうが「え、見ていないんですか」と意外な反応をされるくらいです。

これまで世界のアニメ映画の興行収入ランキングの1位だったピクサー映画「インサイド・ヘッド2」を超えて更新したとのこと。中国のテレビニュースでは「アジアで史上初めて1位を獲得した非ハリウッド制作映画」と大々的に報じていて、フィギュアやコレクションカードといった関連グッズは品薄状態なんだそうです。まるでお祭り騒ぎです。

けれど、何でしょうね。この「そそらない」感じは。見る気が全く起きません。すげーぞ、中国のアニメ!世界一!といった称賛ばかりが聞こえて来る、この流れが気持ち悪い。ともすれば興行収入の話ばかりで“老王卖瓜,自卖自夸*1が過ぎるのです。登場するキャラクターも明らかにディズニーを意識したデザイン。そのうち「日本アニメを超した」「ハリウッドを超した」と言い出すのかなあと思うと、なおさら見る気が失せます(^^;)。

結局は「中国人の、中国人による、中国人のための」アニメ映画なのです。日本をはじめとする中国以外の国では話題にもなっていません。興行収入の99%が国内の売り上げという事実がそれを如実に表していると思います。だのに「世界1位を更新した」って、比較に意味がないのです。

まあ、作品を見ていない私に作品を批判する権利はないでしょう。周りの中国人たちは「おもしろかった」という人がほとんどで、その感想は素直に受け入れます。けれど私が作品を見ることはないかなあ。はあ、すみません。

References
*1「ウリを売る王さんは、自分で売りながら自分のウリを褒める」、つまり自画自賛するという意味。

歩いて出勤

今日は遅番だったのでゆっくり出勤しました。とても良い陽気だったので、いつも降りる会社の最寄り駅「建国門」のひとつ前「朝陽門」で下車し、歩いて会社に行きました。

朝陽門と聞くと、多くの人が「朝陽門という門があるところ」と思われるでしょう。かつて存在しましたが1958年に取り壊され、今は地名に残るのみです。オフィスや商業施設が建ち並び、中国の外務省(中国語で「中国外交部」と言います)もここにあります。

中国ではどの道にも名前があります。なんとか街とか、なんとか路といった具合です。この写真の場合、中国外交部の南を走る道なので「外交部南街」と名前が付いています。

中国では片側4車線もありそうな大きな道から、住宅と住宅の間を縫うように通る細い道まで、ほぼ全ての道に名前があります。なので北京でタクシーに乗るときは「○○路と○○路の交差点」と指定することが多いです。もっとも最近は配車アプリを使ったライドシェアが普及したので運転手に直接行き先を伝える機会はめっきり減りましたけど。

日本では再び寒波が再来しているようですが、北京はマシな気温が続いています。日中の最高気温は5、6度くらいまでしか上がりませんが、もっと寒かった時期を思い出すと大分暖かくなりました。私は運動音痴な人間ですが、歩く分には全く苦を感じないタチで、暖かくなるとこうして散歩をしたくなります。

妻子帰京

日本に滞在していた妻と娘が北京に戻ってきました。

例によって飛行機は夜の到着。なので昼間はベビーベッドのシーツを洗濯や離乳食を作るなどして、妻子が帰宅後すぐに生活できるよう準備をして過ごしました。本当はもっと早くしておけば良かったんですけど、平日はやはり忙しくて今日になっちゃいました。

で、飛行機が着陸する少し前くらいに空港に向けて出発。飛行機から降りた後も入国審査や預け荷物の受け取りなどで時間がかかるので、そのくらいに家を出るのがちょうどいいタイミングなのです。

いつも通り到着ロビーにあるスターバックスでホットコーヒーを買い、連絡があるまで待機します。で、預け荷物を受け取って「これから出るよー」とメッセージをもらったタイミングで出口に移動し、妻子を迎えます。これで何度目でしょう、もう慣れたものです。

1週間ぶりに会った娘は長い移動で疲れたのか不機嫌そうでした。ただ空港から家に向けて移動し始める頃にはニコニコ上機嫌に。車の中では私に抱かれてスヤスヤ寝ていました。もう私のことを父親だと認識してくれているんでしょうね。1週間ぶりでも私の胸にもたれて安心して寝ている姿を見ると、涙が出そうなくらいうれしくなります。

日本のみやげ

今日は中国人の友人とサシで飲み会。店は以前行った九州料理の「満天」を選びました。

この友人は私より5歳(くらいだったか)年下です。中国の東北部出身で、高校卒業後に中国の大学には進学せずに日本に行きました。かといって日本の大学に進学したわけではありません。留学斡旋の仲介業者を頼り、まずは日本語の語学学校に通って日本語能力を身につけ、その後に日本の大学を受験する予定だったそうです。

それが仲介業者に騙されてしまったとのこと。いろいろ苦労があった末、彼は法政大学に合格しました。とても苦労人なのです。日本で大変な思いをしたでしょうが、日本のことをとても愛していて「日本人以上に日本人らしい」と感じます。真面目で親切。私にもよくしてくれます。

そんな彼が春節に彼女と日本に遊びに行ったときのことを話してくれました。京都、大阪、そして東京をめぐったそうです。日本は「何をするにも秩序があって、改めて中国との違いを感じさせられた」とのこと。私は最近のテレビ番組にありがちな「日本のここがすごい」みたいな、ある種の「うぬぼれ」傾向に嫌気がさしているので、彼の指摘に「いやいや、日本にも課題や問題はたくさんあるよ」と返しました。が、それでも中国の友人がそう言ってくれるのはうれしいことですね。

ところが、彼は酒を飲みながら「日本では寂しい思いもした」と教えてくれました。聞くと京都の大丸で彼女と買い物を楽しんでいたところ、店員にひどく冷たい対応をされたそうです。早く買えと言わんばかりに買い物を急かしたり、彼が日本語で話しているにもかかわらず「どうせ通じないだろう」という態度で英語で話してきたり。彼は「きっと私が中国人だからでしょう」と言いました。

確かに日本には中国人観光客に対する冷ややかな態度が存在します。ただ、それは中国人観光客自身に問題がある場合も多いように思います。ところ構わず大声で会話をしたり、日本で当たり前とするマナーを守らなかったり。富士山の山頂で中国の国旗を振り回し、SNSに投稿するための「愛国動画」を撮る行為もニュースになりました。同じことを外国人が中国でやったら絶対に怒るでしょうに、なぜ自分たちはできるのでしょう。そもそも“入乡随俗”(郷に入っては郷に従え)は中国の言葉です。日本人がそうした「一部」の中国人観光客を見て、反感を抱くのも理解できます。

だけどね、それでも差別しないのが日本のおもてなしなんじゃないですか。ましてや「日本人以上に日本人らしい」彼に寂しい思いをさせてどうするの。私は彼の話を聞きながら暗い気持ちになってしまいました。それでも彼と彼女は「また日本に行きたい」と思ってくれたそうですが。

数年前に読売新聞で読んだコラムを思い出しました。

仕事でお世話になった中国人通訳の方に聞いた話を思い出す。「清潔な道路や街並み、車の運転マナーを見せるだけでも、中国の人は感心して日本のみやげにします」。通訳の両親が日本を旅した時の感想といい、母親は「旅館や売店の人がみんな親切で、なぜ侵略戦争が起きたのかしら」と首をひねっていたそうだ。

読売新聞編集手帳(2022年5月28日)

確かに外国人観光客が殺到する昨今の日本は「オーバーツーリズム」の問題点も指摘されています。しかし望むと望まざるとにかかわらず、世界はどんどん狭くなり変わっていくのです。だのに「古き良き自分だけの○○」を求める気持ちは詮ない望みです。

むしろ、だからこそ日本のおもてなしを彼らに「日本のみやげ」にしてもらいましょうよ。それがこのコラムで指摘されている「お金を落としてもらう以上の何か」じゃないかと思います。

暖かくなってきた北京

昼食をとりに外に出ると、おや、暖かいです。暖かいといっても気温8度くらいですが。それでも日本に一時帰国する直前は最高気温も氷点下なんて日が続いていましたから、特別暖かく感じます。

暖かくなったからか、心なしか街中に人が増えたような気がします。寒いと外出も億劫になりますもんね。今日は手袋をしなくても手がかじかみません。昼食をとりおわった後、何だか歩き続けたくてしばらく散歩しちゃいました。

そういえば今回の一時帰国で強く感じたのですが、日本の家は本当に寒いですね。脱衣所なんて凍えるような寒さで、毎日「ひゃー」と叫びながら風呂に入りました。その点、北京の家は快適です。それを実現してくれているのは中国語で“暖气”(ヌアンチー)と呼ばれるスチーム暖房の存在です。

スチーム暖房の中には集中暖房室のボイラーから送られてきた高温の蒸気が流れています。

北京の冬はかなり厳しく、川や池にスケートができるくらいの氷が張ることもあります。でも部屋の中はスチームが効いていて、Tシャツ一枚で過ごせるくらい暖かい。大陸の乾燥した気候と相まって、洗濯物もスチームのそばにかけておけばすぐに乾きます。

ただ温度の調整が難しいです。特に外が暖かくなってくると、スチームの効いた部屋は暑くてたまりません。今日の職場では暑さに耐えられなくなって窓を全開にしちゃいました(^^;)。

«過去の 投稿 新しい 投稿 »

© 2025 BOBOYORU.NET

Theme by Anders Noren上へ ↑