無印良品の北京旗艦店が「朝陽ジョイシティ」(“朝阳大悦城”)という大型ショッピングモールにできました。できたと言っても、オープンしたのは今年2月。娘が生まれたり一時帰国したりでバタバタして行けていなかったのです。

ここ「朝陽ジョイシティ」は北京の中心部と言うにはやや東寄りですが、週末には多くの若者たちで混み合います。私が北京に赴任したばかりの頃はイオンが入っていました。日本の食材やトップバリューなんかが買えるので重宝していましたが、おととし10月に撤退しちゃったんですよね。長らくがらんどうになっていましたが、どうやらそこに無印良品が入ったようです。

大勢の客がいましたが、店内の通路が広く作ってあるのでゆったりしていました。何でも売り場面積は5000平方メートル、無印良品の中国最大の旗艦店なんだそうです。地下1階から2階まで3フロアもありました。値段設定は日本より若干高く設定されているものの、日本の無印良品で売っている大概のものは売っています。

ここには「MUJI Diner」(無印良品食堂)も併設されています。日本だと銀座の無印良品なんかにありますよね。

ハンバーグ丼(“手作和牛肉饼丼饭”)を注文しました。丼といってもお茶碗1杯分くらい……これで58元(約1300円)。ハンバーグに味がしっかりついていておいしかったです。上に乗った卵の黄身も濃厚。ちょっと足りないかと思ったので副菜として「小白菜」の炒め物(“黄油大蒜炒农场小白菜”)を注文。「小白菜」というのはアブラナの一種で、チンゲンサイみたいな見た目の野菜です。日本だと「パクチョイ」とも呼ばれています。

私は1人だったのですんなり入れましたが、複数人で来た人は順番待ちをしていたようです。しかし何ですね、1300円もするお茶碗一杯の丼を食べるのに中国の方々が並ぶ時代になったのか……と感慨深くなっちゃいました。まあ、もとより中国で無印良品が好きだという人(ムジラーって言うんですか?)は意識高い系の人が多いような印象がありますから、ここで食事をするくらいの人はみんな「そういうもの」だと思っているのかもしれません。