The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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鍋がぴったしな季節

今日は近所にある“涮羊肉”(羊肉のしゃぶしゃぶ)の店で夕食をいただきました。

しゃぶしゃぶは妻のリクエスト。今日妻は妊産婦検診だったんですが、血糖検査*1のため昨夜の夕食は早めに済ませ、今朝も何も食べず病院へ。お腹ペコペコだったそうですが、ずっと検査後のしゃぶしゃぶを楽しみに頑張る、と話していたのです(^^;)。

東直門にある“东直门涮肉・新派京涮”という店で、鍋は写真のように1人1つ出してくれます。あと、こちらの店、色んな味のクラフトビールが飲めるんですよね。ビール好きの私としてはこれもポイントが高いです。と言うのが、青島や燕京といった中国のビールはアルコール度数が3%しかないので、まるで水を飲んでいるように薄くって(^^;)。クラフトビールは日本のビールと同程度か、それよりも少し高いアルコール度数なのでおいしくいただけます。

肉は羊肉と牛肉を注文しました。ほかに野菜の盛り合わせなどを注文し、シンプルに。

中国で火鍋というと「重慶火鍋」のような辛いものを想像しがちですが、私はあっさりした“涮羊肉”(羊肉のしゃぶしゃぶ)のほうが好みです。すっかり寒くなっただけに鍋がぴったしな季節になりましたね。朝から空腹だった妻も満足してくれたようで、夫婦共々幸せな気分で帰宅しました。

References
*1血液の中に含まれるブドウ糖の濃度を調べ、妊娠糖尿病の早期発見を行う検査。

北平三兄弟

今日の夕食は北京名物、“涮羊肉”(羊肉しゃぶしゃぶ)をいただきました。

訪れたのは家の近所にあるグルメストリート「簋街」。通り沿いにたくさんの飲食店が並ぶ場所で、中には24時間営業なんて店もあって夜遅くまで賑わっています。今日向かったのは「北平三兄弟」という店です。「北平」というのは中華民国の時代に使われた北京の古い名称です。

この店、前を通ると毎晩すごい人数の客が待っているんですよね。インターネットの口コミを見ても高評価なので、いつか行きたいと思っていました。調べると、インターネット上で順番待ちの整理券を入手できるとのこと。店に着く頃に自分の番になるよう、事前に発券して向かいました。その甲斐あって現場で待ったのは数分程度、すぐに案内してもらえました。

昔ながらの石炭(コークス)で鍋を炊きます。席に着いた時点でグツグツ煮えたぎっていて、煙突からたまに灰がふわふわと出てきます。まさに本物の“涮羊肉”です。

ゴマダレが届くと「福」と「寿」の縁起の良い文字が作ってくれました。他にも「財」や「喜」といった漢字もあるそうです。

羊肉を持って来ると、このように皿を斜めに立てかけます。肉がずり落ちるのではないかと思ったのですが、落ちないんですね。“立盘不倒”と言って、こうして肉の血抜きをしっかりしていることを証明しているんです。肉の中に水分が含まれているとずり落ちますから。

あと羊肉の串焼きも注文したのですが、とっても肉が大きくて食べ応えがありました。北京に来てから、こんなに立派な羊肉の串焼きを食べたのは初めてじゃないかしらん。

こんな薬味を持ってきてくれ、自分のいる分だけ取ることができます。私は定番ですが、パクチー、ねぎ、黒酢を大量に取って、ゴマダレに入れました。

こういう鍋はついつい食材を注文しすぎてしまいます。今日も調子に乗って食べきれないほど注文してしまいました。でも、それが鍋の醍醐味。1人じゃ外で鍋は食べられませんから……と思ったら、店内には1人で鍋をつつく客がちらほらいました。おそらくここはどちらかというと家族連れや友人同士など大勢でワイワイ食べる店かなあと思うのですが、スマートフォンの動画を見ながら1人で黙々食事をしているのです。

かつて中国では1人で外食するというのは珍しいというか、そういった習慣がありませんでした。だって中華料理の定番と言えばターンテーブルですけど、あれを1人ではいただけません。それがハンバーガーショップや牛丼店といったファストフードチェーンが流入した結果、1人で食事をする文化が生まれ、今やこうした店でも「おひとり様」で食事をする人が出て来たんですね。文化や習慣は変わっていくんだなあというのを目の当たりにした気分でした。

牛肉チャーハン

昼に先輩と職場近くの食堂にランチをしに行く。

ここは青海牛肉麺といった麺料理をはじめ、“羊肉串*1や“大盘鸡*2などイスラム系の料理を出している店で、昼時にはものすごく賑わう。

入店するとちょうど席を立つ客がいたので、運良くすぐに座れた。私も何度か来たことがある店だが、先輩から「牛肉チャーハンがおいしい」と言われたので、そちらをいただくことに。

先輩には内緒だけど、ちょっと味は微妙だった。味付けにムラがあるのと、牛肉チャーハンという割には牛肉が雀の涙だ。ここの“羊肉串”は驚くほど肉が大きくて太っ腹だなあといつも思っていたのだが、それに比べるとずいぶん「けち」だ。

ここの牛肉麺はおいしいので今後も利用したいと思うけど、牛肉チャーハンはもう頼まないかなあ。

References
*1ラム肉の串焼き。
*2鶏肉とジャガイモの煮込み。ウイグル料理の代表選手。

有朋自遠方来不亦楽乎

有朋自遠方来不亦楽乎(朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや)。
──友人が遠くから訪ねて来てくれるとは、何と嬉しいことではないか。

『論語』「学而第一」より

論語の有名すぎる一文だ。よく「日本人はおもてなしを大切にする」と言うが、これについて言えば中国人も負けていない。むしろ気合いの入れようは日本以上かもしれない。友人の来訪を心から喜び、こちらが驚くほど歓待してくれる。そんな中国人の気持ちを、この論語の一文がまさに表現していると思う。

中国人の友人が私の北京赴任祝いと称して火鍋をつつく会を催してくれた。

彼らと知り合ったのは、まだ新型コロナウイルスのかけらも見られなかった2019年。私と同じ業界で働く中国の同業者たちだ。一緒にあるプログラムに参加したのをきっかけに仲良くなり、期間中は毎晩のように酒を飲み明かした。今回、私が北京に赴任したことも連絡していたのだが、中国で新型コロナウイルスの感染が急拡大したこともあり、ずっと会えずにいた。それが今日、ついに会えることになったというわけだ。

店は龍潭公園の敷地内にある「鴉児李記」(“鸦儿李记”)という火鍋屋。彼らが予約してくれた。

大人気の店だそうで、私が家を出発するくらいに「出遅れるとずいぶん待つ羽目になるから先に入っておく!」と連絡。な、なんと、まだこちらは家を出てもいないというのに。いやあ、本当にありがたい。いざ着くと、氷点下だというのに店の外で私を待ってくれていた。そして文字通り抱き合って再会を喜び合った。コロナ禍で全く会えていなかったから、3年半ぶりだ。

この店は「北京人で知らない人はいない」というほど有名らしい。いただいたのは鍋が半分で仕切られ、それぞれ違う味のスープが楽しめる“鸳鸯锅”(おしどり鍋)。鍋には煙突が付いていて、雰囲気を含めて独特の味わいがある。“清真”(ハラール)なので豚肉こそないが、薄ーくスライスされた羊肉は芸術的とも言えるほど美しく、全く臭みがない。いつも買う安物とは全然違うのだ。何百年も羊を食べてきた民族のすごみを感じる。

毛肚”(センマイ)*1はちょっと湯がくだけで食べられ、コリコリした歯ごたえがたまらない。ほかにも凍豆腐やら、タケノコやら、野菜やキノコ類をどーんと頼んでくれていて、どれも食べ応えがあった。“芝麻酱”(ごまだれ)も濃厚で、たっぷり香菜(パクチー)をかけていただいた。

友人のうち1人がウイスキーを持ってきていて*2、炭酸水を注文しハイボールのように割って飲んだ。私の飲みっぷりを見て、友人たちは「いやあ、相変わらずすごい!」と驚いていた(笑)。一般的に中国では中国人のほうが日本人より酒を飲むと思っている人が多い。なかでも中国の北方は「白酒」といったアルコール度数の強い酒を飲むから、特にその傾向が強いかもしれない。それだけに日本人である私の飲みっぷりは意外なのだろう、友人は「飲めるから中国赴任できたんだよ」と笑ってくれた。あながち間違いではないかもしれない(^^;)。

とにかくゲラゲラ笑って、本当に楽しかった。

正直、私は中国という国にいろいろ思うことはある。複雑な感情を抱くことも多い。そして彼らの働く業界もどちらかというと「そっちより」。けれど目の前にいる彼らはこんな良い奴らなのだ。私自身、この気持ちをどう表現したら良いのか分からない。

私の同僚や友人にはアメリカやヨーロッパに留学経験があるという人が多い。彼らが純粋にアメリカやヨーロッパを「大好き」と言っているのを見るとたまに羨ましく思う。私も同じように中国を「大好き」と言えれば楽だが、そんな単純な国ではないのだ、ここは。この国のいろんな部分を見るにつけ、好きだと思う感情と同じくらい嫌だと思う感情を抱くこともある。

「中国なんて大嫌い……けど、大好き」。そう思えるのは、彼らとの付き合いがあるからかもしれない。みんな尊敬に値する人たちで、私にいろんなことを学ばせてくれる。そして日本人である私のことをここまで大切にしてくれるのだ。彼らがいてくれるから、私は「中国が大好き」と言える。だから私も彼らを大切にしよう……そう思わせてくれる中国の人たち一人一人に感謝です。

References
*1牛の第3胃袋のこと。
*2持ち込みが許されているのかどうなのかは知らない(笑)。ちなみに“清真”(ハラール)の店ではあるが、店内では酒類も注文できるようだった。

オマケが入っていた

日曜だけど仕事。夕方になっていろいろ仕事が発生し、帰宅できたのは22時頃。夕食を作る元気もなかったので“外卖”(出前)を取ることにした。

頼もうとしたのは“木须肉”(きくらげと豚肉の卵炒め)と“土豆丝”(ジャガイモの細切り炒め)。どちらも好きで、私がよく注文する定番の中国料理。いつも利用している店舗で注文しようとしたら、別の店舗でも同じメニューを扱っていて、しかもそちらのほうが安い*1ということが分かる。同じ料理ならと思い、今日は安いほうで注文してみた。

いざ届くと、容器が3つ入っている。あれ?私が注文したのは2品なはずだけど。取りだしてみると、もう1品入っていたのは“干豆腐丝”(千切り豆腐の和え物)だった。間違えて注文しちゃったかな?と思い、レシートを見てみると、注文しているのは確かに2品だ。容器をよくよく見てみると「無料サービスでお贈りします、ぜひ星5つの高評価をお願いします」と書いてあった。ははーん、そういうことか。

そのサービス精神、あっぱれ。ただ味はいつも注文している店舗のほうがおいしかった。ありがたいけど、次はいつもの店舗を頼んじゃうだろうなあ。

References
*1安いと行っても約250円程度だけど。
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