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The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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子どもと過ごす生涯の時間

昨日、岡山の地元紙「山陽新聞」に次のようなコラムが掲載されました。

岡山市歯科医師会の横山尚史会長が寄せたコラムです。これを読み、私はちょっと……というか、だいぶ衝撃を受けてしまいました。何がって、父親が我が子と一緒に過ごせる生涯の時間は約2万9200時間(約3年4か月)なんだそうです。幼稚園の入園時には18%、卒園時には32%、小学校の卒業時には55%が経過し、高校の卒業時には何と73%もの時間が過ぎ去っているとのこと。

これはどうやらNHK総合のバラエティー番組「チコちゃんに叱られる!」の情報のようです。放送では母親が我が子と一緒に過ごせる生涯の時間も紹介されたとのこと。父親より長いものの、それでも約7年6か月なのだそうです。

父親の私が娘と一緒に過ごせるのは「約3年4か月」。しかも、それはすでにカウントダウンを始めています。娘はまもなく6か月になるので、今の時点で残り「約2年10か月」……3年を切っているわけです。さらに残りの日数は均等にやってきてくれません。今は毎日一緒に暮らしていますが、小学校、中学校、高校と成長するほどに家にいる時間は減り、休日も親と過ごすよりは友だちと遊びに出かける頻度が増えていくかもしれません。そう考えると、実質的に親子で一緒にいられる時間はもっとずっと短いのかもしれません。

以前X(旧ツイッター)にこんなポストに出会ったことを思い出しました。

いつかは必ず「最後の時」が来る。当たり前ですけど、娘と過ごしている日々は永遠ではないんですね。「今、この瞬間」の大切さをしっかりと噛みしめて、毎日を過ごしたいと思います。

任務失敗

自宅のマンションに帰ると、いつも部屋まで出前を運んでくれるロボット君が地下一階のエレベーターホールで開かずの扉にもたれかかって動かなくなっていました。

ロボット本体のライト(?)は付いています。どうしちゃったのかな、ここで保管することにしたのかしらん。試しにロボットの上部にあるモニターをのぞいてみると……

モニターには“任务失败”(任務失敗)との文字。ロボット君は任務に失敗して、息絶えてしまっていたのでした。その背中の虚しさたるや……すぐに救出されたと願いたいところです。

公安局で居留許可申請

今日は「居留許可」の更新をするため地元の公安局に行きました。「居留許可」というのは読んで字の如く、中国に住んでも良いですよ、という許可のことです。この許可は1年間しか出ないため、毎年更新しないといけないのです。私と妻は許可の延長を申し込み、娘は新規で申し込みます。

申請は無事に終了。パスポートは一旦預けることになり、約1週間後に再度受け取りに来ます。

中国の印刷屋

日本だと自宅用のプリンターを持っているという人は珍しくないと思います。昔は印刷専用機がメインでしたが、今はスキャナー機能も有した複合機が多いでしょうか。年末年始が近くなると年賀状の印刷なんかにも活躍してくれます。私が自分で初めてプリンターを買ったのは大学生の頃で、講義のレポートを印刷するのに使っていました。

一方、中国で自宅用のプリンターを持つのは一般的ではないようです。少なくとも私は持っているという人に会ったことがありません。実際、中国の家電量販店に行ってもプリンターが売っているのを見たことがないのです。けれど中国の人たちだって印刷することはあるはず。自宅にプリンターが無いならどうしているのかというと、中国の人たちは街なかにある「印刷屋」を使っているのです。中国語では“打印店”と言います。

中国はホントどこにでも印刷屋があって、私が留学していた頃には大学のキャンパス内にもありました。印刷したいデータをUSBメモリーに入れて持って行けば、すぐに印刷してくれます。ただ返してもらったUSBメモリーを自分のパソコンに接続すると毎回「ウイルスが検出されました」と表示されていたのは今となっては良い思い出です(^^;)。友人に話を聞くと昔はもっと安かったそうで、学生時代は誰かが代表で教科書を買い、印刷屋に持ち込んで格安でコピーして製本までしてもらっていたとか。よくよく考えれば著作権的にアウトですけど。

業務用の印刷機が揃っているのでポスターやチラシなんかも作ってくれるし、もちろん写真だってきれいにプリントしてくれます。確かにこういう印刷屋が街なかにたくさんあれば、わざわざ自宅にプリンターが無くても困ることはありませんね。

ふと証明写真を用意する必要が出てきたので印刷屋にお願いしました。事前にWeChatで写真データを送り、“两寸”(3.5×5.3cm)で印刷してほしい旨を伝えておけば、あとは受け取りに行くだけ。写真のカットまでしてくれます。

日本だと印刷・コピーしたいときはコンビニのコピー機を使い、写真の現像ならカメラのキタムラにお願いしたり、家電量販店に設置しているセリフプリント機を使ったりします。あと証明写真なら駅などに証明写真ボックスがありますもんね。これらは中国にありませんが、すべて印刷屋が解決してくれます。

日本語と韓国語

今日は仕事でちょこちょこお世話になっている韓国人の方と食事をしました。

会話は基本的に中国語です。ただお互い中国語は母語ではないので、話していて「隔靴掻痒」な感じが拭えません。特に漢字の語彙は日本語と韓国語では共通なのに中国語では独特ということが多く、お互いの言語で話した方が分かりやすいのでは?と思っちゃうときがあります。

例えば子どもの話をしていて「離乳食」の話題になりました。離乳食は中国語で“辅食”(輔食)と言うので、私はこの言葉を使ったのですが、その方は知らなかったようで「?」という反応をされてしまいました。そこで試しに「離乳食」という漢字を韓国語の発音で“이유식”(イユシック)と言うと、その方は「ああ、離乳食ね!」と理解してくれました。つまり日本語も韓国語も「離乳食」という言葉が共通ですが、中国語では“离乳食”とは言わず“辅食”と言うわけです。

また先日行ったラオス出張の話題になり、ラオスの一部地域では「人身売買」といった犯罪が問題になっているらしいという話題になりました。このときも私が中国語で人身売買を指す“人口贩卖”という言葉を使ったら、またも「?」となってしまいました。であれば……と思い、日本語の「人身売買」という単語を韓国語の発音で“인신매매”(インシンメーメー)と読むと通じたのです。これも日本語と韓国語は語彙が共通なのに中国語だけ違います。

ここまで日本語と韓国語の語彙が共通しているのは、やはり植民地支配に日本語の言葉が韓国語に流入したとみるのが正しいんでしょうね。なので韓国語のニュース記事は漢字語の部分を漢字表記に置き換えると途端に日本人には読みやすくなります。

한국군 합동참모본부와 한미연합사령부는 12일 국방부 청사에서 열린 공동 기자회견에서 올해 UFS 연습을 이달 19∼29일 실시한다고 발표했다.

UFS 기간 군사 훈련과 함께 진행되는 정부 연습 중 북한의 핵공격 상황을 가정한 북핵 대응 훈련이 실시된다고 합참은 전했다.

이성준 합참 공보실장은 관련 질문에 “을지(정부) 연습의 일환으로 북핵 대응 훈련을 실시한다”며 “정부 연습에 우리 지역 책임 부대가 참여하는 형태로 진행될 것”이라고 밝혔다.

連合ニュース(2024年8月12日)

これは韓国の通信社「連合ニュース」が米韓合同軍事演習を伝えている記事です。この記事の漢字語の部分をすべて漢字表記にすると……

韓國軍 合同參謀本部와 韓米聯合司令部는 12日 國防部 廳舎에서 열린 共同 記者會見에서 올해 UFS 演習을 이달 19∼29日 實施한다고 發表했다.

UFS 期間 軍事 訓練과 함께 進行되는 政府 演習 中 北韓의 核攻擊 狀況을 假定한 北核 對應 訓練이 實施된다고 合参은 전했다.

李誠俊 合參 公報室長은 關聯 質問에 “乙支(政府) 演習의 一環으로 北核 對應 訓練을 實施한다”며 “政府 演習에 우리 地域 責任 部隊가 參與하는 形態로 進行될 것”이라고 밝혔다.

これなら韓国語を学んだことがない日本人でも何となく書いてあることが想像つくんじゃないでしょうか。全て旧字体にしましたが、これが現在の日本語でも使われる新字体ならばもっと分かりやすいと思います。これが中国語だと「合同参謀本部」は“联合参谋本部”(聯合參謀本部)だったり、「共同記者会見」は“联合记者会”(聯合記者會)だったり、独特な語彙になってきます。

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