The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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欠かせないキーホルダー

私が仕事の際に首から提げているネームカードにキーホルダーが付いています。で、よく色んな方から「そのキーホルダーは何ですか」と聞かれます。

これ、日本のAmazonで買った静電気を除去してくれるキーホルダーです。リングの側を手に持ち、静電気が起こりそうな箇所に先端を触れさせます。するとキーホルダーの内部にあるランプがピカッと光って静電気除去を知らせてくれます。

北京は内陸に位置して乾燥するからか、とにかく静電気がすごいです。日本で経験したことのないほどの威力で「バチィッ!」と来ることもあり、去年北京に来たばかりの頃はずいぶん悩まされました。今となっては手放せないグッズです。

北京の大気汚染

ここ最近、北京は空気の悪い日が続いています。昨日には“重污染天气红色预警”(重度汚染天気赤色警報)が発令され、場所によっては一時視界が50メートル以下になったようです。

これ、昼間に撮影した写真ですけど、遠くが霞んで見えます。

夜の東直門橋です。街灯がフワッと見えて幻想的ですが、これも空気が悪いことによるものです。

警報が発令された昨日は北京市交通局による交通規制も行われた模様。ナンバープレートの末尾が偶数が奇数によって運転できる日とできない日を決める規制で、大気汚染の深刻な日に実施されることがあります。そういう「強制的なこと」ができるのが中国らしいなと思ってしまいます。中国も大気汚染は相当改善したんですけど、たまにこんなことが今も起きています。

日本と中国のクレヨンしんちゃん

私のマンション近くのショッピングモールにお茶屋さん「奈雪の茶」があるんですが、今日前を通るとクレヨンしんちゃんの看板が並んでいるのに気付きました。

中国では11月25日に映画「しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦~とべとべ手巻き寿司~」が公開されるので、それとタイアップした企画なんだと思います。ちなみに中国語タイトルは《蜡笔小新:新次元!超能力大决战》。中国語で「クレヨンしんちゃん」というのは“蜡笔”(蝋の筆=クレヨン)に“小新”(小さい新=しんちゃん)なんですね。この映画、日本では今年8月に公開されました。

ちなみに私も小さい頃はクレヨンしんちゃんが大好きでした。ただ原作者の臼井儀人さんが亡くなってからあまり面白くなくなっちゃったかなと感じます。あと声優もたくさん代わっちゃって馴染みがなくなったというのもあるかもしれませんね。今回の映画も3Dという新たな試みと努力は認めますが、往年のクレヨンしんちゃんではなくなっちゃった感があり、正直関心は持っていませんでした(エラソですみません)。

ただ、この映画が中国で公開されるに当たり、最近SNSなどインターネット上でとある指摘が相次いでいることに気付きました。

これ、映画の予告編映像のようです。上側は“原版预告”(オリジナルの予告編)、つまり日本で上映されたもの。下側は“内地预告”(中国大陸の予告編)なんだそう。オリジナル版のしんちゃんはブラジャーを目に付けていますが、中国大陸版はアイマスクに変わっています。

つまり、中国での上映に当たってブラジャーは許されなかったということですね。このX(旧ツイッター)のポストには“这可是蜡笔小新啊,有这个必要吗?”(だってこれ、クレヨンしんちゃんだよ。そんな必要ある?)と書いています。うーん、私もそう思います。確かに中国は政府の検閲を通った映画しか上映が許されず、例えば政治的な描写で意に添わないものがあればカットするか、あるいは上映そのものが許されません。そういう理由なら分かるけど……これ、ブラジャーでしょ(笑)。そのくらいのことで……って思っちゃう私が変なのかなあ。

でも日本のクレヨンしんちゃんだって以前に比べるとずいぶん「マイルド」な表現になりました。しんちゃんがおしりを出して踊るようなシーンも少なくなっているよし。確かに以前はPTAの「子どもに見せたくないアニメ」ランキングで上位の常連でした。でも「見せたいアニメ」のランキングでも上位だったんですよね、しんちゃんって。

私自身はクレヨンしんちゃんという作品から学ばせてもらったことも多いと思うし、しんちゃんの「ケツだけ星人」や「半ケツフラダンス」なんかも嫌というほど見てきました。けど、何とか「普通」な大人にはなれたつもりだと思っていますが(笑)それでもダメなんですかねえ。賛否両論があることは分かっていますが、ちょっと寂しいというか、不自由というか、そんな感じがします。でもまあ、中国が「表現描写の変更を要求するシーン」があっただけ、まだ今のクレヨンしんちゃんにも古き良き部分が残っていると信じたいですね。

久しぶりの「外国っぽい経験」

出勤前、妻が「トイレの水が黄色く濁っている」と言います。私は全然気付かず、朝シャン(死語?)、トイレを済ませてしまいました……が、家を出る前に加湿器に水を補充しようと水道水を出すと確かに濁っています。

とりあえず加湿器に水を足すのはやめ、マンションのフロントに水が濁っている旨を伝えました。すると「朝に断水したからだと思います」という、ずいぶん素っ気ない回答。で、どうすれば良いのか聞くと「1~2分ほど水を出しっぱなしにしていただければ十分です」という返事。

日本と同じレベルを求めちゃいけないことは分かるんだけど……私たちの生活に影響が出たんだから、ひと言目はまず「申し訳ございません」じゃないかと思っちゃいますが(笑)まあ、いいでしょう。今まで夜間断水する際には事前に通知があったような気がするんだけど。今回の断水は突発的なものだったのかしら。

ただその後、妻が送ってきてくれたLINEを見るに水は復旧した一方でお湯が黄色のまま。これじゃあ風呂にも入れない*1と思い、エンジニアに見て来てもらいました。それも蛇口をジャリジャリしたくらいで「もう直った。風呂なら別の棟にもシャワーがあるから使いなさい」とだけ話して帰ってしまいました。

うーむ、モヤモヤした思いを抱えつつ(2回目)帰宅してお湯を出すと、濁りも解消されている?ようにに見えたので、風呂は通常通り入りました。

まあ、今住んでいるマンションは家賃お高めの北京では「良い方の部類」に入る物件ですが、完成して15年近く経っているのでいろんなところに老朽化が来ているようです。まあ、それにしたって日本じゃ築30年の物件だってそこらにあることを考えると何だかなあと思っちゃいますが日本と比べてはいけないですね。久しぶりに外国っぽい経験をさせていただきました、はい。

References
*1朝シャンはしちゃったんだけど。

ハロウィンの北京

今日は夕方からショッピングモール「ソラナ」に行きました。すると、すっかりモールはハロウィンの様相を呈しています。

ハロウィーンの飾り付けが至る所にしてあり、仮装をしている客もたくさんいます。主に仮装しているのは子どもたちで、魔女の格好をした女の子やフェイスペインティングをして吸血鬼みたいな顔をした男の子など、みんな気合いが入っています。

正直、驚きました。こんなに中国でもハロウィンが広まっていたなんて。いや、このモールがある場所が外国人の多く住んでいるエリアであること、さらにはモール自体が「ちょっぴりハイソ」な点は踏まえないといけません。けれど……この賑わい。仮装している客だって中国の方がほとんどです。キョンシーの格好をしている女の子もいて、ああ、中国っぽいなあ。

商魂たくましい中国人からすればハロウィンだって「商機」ですから、それを生かさない手はないでしょうね。

ちなみに中国語でハロウィーンは“万圣节”(万聖節)と言います。カトリックでは11月1日が全ての聖人と殉教者を記念する日=「諸聖人の日」で、これを中国語で“万圣节”と訳したのが由来だそうです。ちなみにアイルランドでは「諸聖人の日」の前夜は精霊を祭る夜「ハロウ・イヴ」(Hallow Eve)とされていて、これが北アメリカに持ち込まれた際に「ハロウィン」と訛ったんだそう。

夜はソラナ近くにある、お好み焼きのいただける居酒屋「百合亭」に行きました。

入店すると、威勢の良い日本語で「いらっしゃいませ!」の声。話に聞いていた百合亭の名物ママさんでした。コロナ禍に日本に帰国していたそうで、晴れて北京に戻っていらっしゃったとのこと。北京の母とも呼ばれていることは聞いていましたが(笑)ついにお会いできるとは!

私が妻との会話で普段岡山弁を使っているので、ふと百合ママが「あら?さっき『じゃけん』って話していた?どこの出身?」と聞いて来たので「岡山です」と答えると「アラ~あたし姫路なのよ」と握手をしてくれました(笑)。岡山と姫路は県は違うけど、お隣同士だもんね。話を聞くと百合ママ、北京は40年になるそう!ずいぶん年季が入っています。

すると百合ママ、11月から店でおでんが始まるそうで「味見してみて」と少し出してくれました。大根が柔らかくて、こんにゃくもプリプリ。温かくておいしい~。

百合亭、とてもコスパが良い料理店なので気に入っています。食事も中国にありがちな「なんちゃって和食」じゃなくて、日本の味がきちんと出てくる。かといって背伸びした高級店じゃないので店内も落ち着きます。どれもこれも百合ママがやっているからなんでしょうね。

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