The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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大雨の中、美容室に

今日の北京は朝から雨が降っています。結構な「本降り」で外出する気も失せそうなくらいですが……出かけました。というのが美容室で髪を切る予約をしていたからです。

特にスタイリストさんは指名せずに予約したのですが、ここ数か月ずっと切ってくれているお兄ちゃんが担当してくれました。白色のかりゆしウェアを着て行ったのですが、髪を洗いながら「その服、夏っぽくて素敵ですね」と言ってくれるなど、相変わらず気持ちの良い方です。

夏ということで今回は少し短めに。帰りの会計時、別の女性スタッフさんが「いつもご利用いただき、ありがとうございます」と言ってくれました。あら、覚えられていたのね(笑)。この美容室には半年通っていますが、この方からはまだ覚えられていないと思っていました。嬉しいような、恥ずかしいような?不思議な気持ちです(^^;)。

あのときの美容師のお兄ちゃん

今日は午前中に髪を切りに行ってきました。いつも行っている日系の美容院です。

特にスタイリストさんを指定することなく予約したのですが、今日切ってくれたのは前回と同じ方でした。私より3歳年下、30歳の若いお兄ちゃんです。

美容師のお兄ちゃん
私は去年9月に北京に赴任してから、ずっと同じ美容室に通っています。日本人スタイリストがいるからという理由で通い出したのですが、その実、一度も日本人スタイリストに切ってもらったことがありません。当初は予約に空きがないからという理由でしたが、そのうち中国人スタイリストのほうが安いし、それでいいやと思うようになりました。今日も中国人のお兄ちゃんに切ってもらいました。初めて見る方で、私の靴を見て「素敵な靴ですね」と話しかけてくれました。この美容室の中国人スタイリストは寡黙な方が多いので珍しいタイプだな...

もちろん私は覚えていましたが、彼も私のことを覚えていてくれました。

前回もそうだったんですが、ちょこちょこ話しかけてくれるんです。その会話の量も「ちょうど良い」くらい。しつこすぎず、ちょうど良いんです。それもサラッと格好いいことを言うんですよね、例えば今日は席に着くと「また会えましたね」と。自然に「また会えましたね」なんて言える人、そうそういませんよ。それに彼が言うと気取った感じがしないんです。

髪を切りながらも、逐一「長さはこのくらいでいいですか」とか「ここは切らなくていいですか」などと聞いてくれます。それに聞くだけでなく「前髪はこのくらいにしておいたほうがいいですよ」などとアドバイスもくれます。

切り終わって気付いたのですが、私の髪型、お兄ちゃんとそっくりになりました。するとお兄ちゃん、「僕たち、同じ髪型になりましたね」なんて言うんです。なんか、こう、嬉しくなっちゃう感じ、分かります?後輩が「先輩先輩」って慕ってきてくれる、そんな感じ(笑)。

向こうが客商売なことは分かっています。それでも気持ちいいし、嬉しくなりますね。私も人にそんな風に思ってもらえる仕事ができるように頑張ろっと。

 

美容師のお兄ちゃん

私は去年9月に北京に赴任してから、ずっと同じ美容室に通っています。日本人スタイリストがいるからという理由で通い出したのですが、その実、一度も日本人スタイリストに切ってもらったことがありません。当初は予約に空きがないからという理由でしたが、そのうち中国人スタイリストのほうが安いし、それでいいやと思うようになりました。

今日も中国人のお兄ちゃんに切ってもらいました。

初めて見る方で、私の靴を見て「素敵な靴ですね」と話しかけてくれました。この美容室の中国人スタイリストは寡黙な方が多いので珍しいタイプだなあと思いつつ、会話が始まりました。

見た目が若い方で、私より3歳年下の30歳。彼は彼で私のほうが年下だと思っていたようです。お互い童顔なんですね、と笑い合いました。もともと10年ほど前に技能実習生として千葉県に行ったのをきっかけに日本と縁ができたそう。建築関係の会社だったそうですが、帰国してからは美容師の道に。少し前まで中国南部の深圳で働いていましたが「暑すぎる」という理由で、北京に来たそうです。今の美容室では先月から働いていて「ちょうど1か月が経ちました」と話していました。

中国では美容師になるには免許がいりませんから、誰でもなろうと思えばなれます。逆に言えば、誰でもなれちゃうだけに競争の激しい世界なのかもしれませんね。頑張ってほしいなと思いました。

職人スタイリスト

髪を切りに三鷹の美容室に行った。

実はこの美容室、初めての訪問。今まで中野の美容室に通っていたんだけど、いつもお願いしていたスタイリストさんがこちらのほうに移ったということで、どうせならよく分かっている方に切ってもらいたいと足を運んだ。

中野で最後に髪を切ってもらったときに「中国に赴任するなら、これが最後のカットですね」なんてしんみり別れていたので、まさかこんなにすぐ再会するとは思わず、お互いうれしいやらてれるやら(笑)。けれど「きょうはどうします?」「いつもの感じで」「分かりました!」の1往復で理解してもらえるのは、客の私としてもやはりありがたい。

このスタイリストさん、来月1日に高円寺に自分の店をオープンさせるそうだ。今は三鷹の美容室で働きながらオープン前の準備に勤しむ日々。見るからに大忙しだが、念願の夢かなって店を持てることにとてもうれしそうだった。

自分の店をオープンさせる直前に中野から三鷹の美容室に移ったのは、独立をめぐっていろいろあったからのようだ。確かに美容室っていうのは「店」に客が付くんじゃなくて「スタイリスト」に客が付くわけだからねえ。もともといた美容室からすれば、独立されたら客もごそっと持って行かれちゃうわけで。私だってこのスタイリストさんに切ってほしくて三鷹までやってきたわけだし。

前の美容室からは、彼を慕って後輩2人も一緒に辞めてきたとのこと。「ほら、あいつですよ」と指さされた先には確かに前の美容室でよくお見かけしたスタイリストさんがいた。今まで話したこともなかったけど近寄ってきて「お世話になっています」と笑顔であいさつしてくれた。中野の美容室には5年近く通っていたので、彼も私の顔を覚えていてくれたのかな。

帰り際、スタイリストさんに「開店前の準備で忙しいだろうけど気をつけて、日本に一時帰国したときにはぜひ行きます」とことばをかけたら、涙を浮かべて「きょうは来てくれて本当にありがとうございました」とハグをしてくれた。前に勤めていた店とはちょっぴり仲たがいした状況で別れてしまい、念願の店はオープン直前だけど不安もいっぱいなのだろう。彼の気持ちを考えると、何だか私もグッとくるものがあり、思わず目頭が熱くなってしまった。

スタイリストというか、美容師という仕事は「職人」なのだなあとつくづく感じた。技術、実力がすべて。東京みたいな激戦区で勝ち残っていくのは生やさしいことではないだろう。彼の人生を賭けた挑戦を、私も客としてぜひ応援したいなと思います(^^)。

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