最近テレビで放送しているコカコーラのCM。綾瀬はるかさんが出演し、往年の「I feel Coke」をリメイクしています。
先月27日から放送されているようです。歌っているのは「水曜日のカンパネラ」。「水曜日のカンパネラ」と言えば、桃太郎の鬼退治を歌った少々前衛的な歌くらいしか知りませんでした。また雰囲気が違って、すごく良い感じです。
この「I feel Coke」という曲はミュージシャンの井上大輔氏が作曲したもので、1987年から長年にわたってコカ・コーラのCMで親しまれてきました。私は特に佐藤竹善氏が歌っているバージョンが好きで、この曲が収録されたコカ・コーラの歴代CMソングを集めたCDアルバムを求めて中古CDショップを巡り歩いたのを覚えています。
それほど「I feel Coke」が好きで、このCMがお気に入りです。そう言えば、確かこのブログにもそんなことを書いたなあ……と検索したら2015年に書いていました。
私の26歳の誕生日に書いていたんですね。
あれからもう8年も経ちますが、このCMは何度見ても飽きることがありません。むしろ年齢を重ねるごとに、このCMの魅力にどんどん気付かされるような気がします。
このCMがなぜこんなに魅力的に感じるのだろうと思っていたところ、以前この動画のコメント欄に「『ハートカクテル』の実写版だ」という投稿があったのを覚えています。「ハートカクテル」とは言わずと知れた漫画家・わたせせいぞうさんの代表作です。大人たちのアーバンな恋愛模様を描いた漫画で、わたせさんの作品にはこうしたオシャレな大人がよく登場します。
ああ確かに、このCMに登場する人たちは「ハートカクテル」に登場する大人とそっくりです。スタイリッシュでかっこよくて、こんな大人になれたらいいなあという要素が詰まっているんですよね。だからこのCMも「ハートカクテル」も魅力的に感じるんだと思います。このCMから30年余りが経って未だにリイメクされ放送されるところ、その魅力は今も健在なのかもしれませんね。