The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

投稿者: ぼぼよる (20ページ目 (247ページ中))

上海の日本式百貨店

上海出張2日目。今日午後の飛行機で北京に帰ります。

やはり北京に比べて賑やかですね、上海は。ショッピングモールに限らず、小さな路面の雑貨店も客で賑わっていて、みんなが経済活動を楽しんでいる感じがします。北京だけ見ていると分かりませんが、きっと上海に住んでいる人たちは物質面だけでなく精神面でも日本のような西側の国々に相当近付いているんだろうなあと想像します。

今回は静安寺の近くに宿泊しました。静安寺には久光というデパートがあって、地下1階には日本のデパ地下のような光景が広がっています。特に食品スーパーは7割近くの商品を日本から輸入しているそうで、日本のものが何でも手に入ります。学生時代、北京に留学していた頃に上海に旅行に来てここのスーパーを始めて訪れたときは「まるで日本じゃないか」と興奮したことを思い出します。だって北京にはこんなスーパー、ありませんから(^^;)*1

それもそのはず、このデパートは「そごう」のフランチャイジー。開店の際には旧そごうの日本人社員4名が派遣され「日本式百貨店」としての陣頭指揮をとったそうです。

References
*1今は少し増えましたけどね、亜運村のイトーヨーカドーとか。

機場と空港

上海に出張しました。

飛行機を使ったんですが、いやあ、つくづく中国の空港の保安検査は嫌になりますね。カバンからパソコンや傘、モバイルバッテリーを取り出せと指示があるので、それらについては取り出してあります。だのにX線を通したら「あれは何だ」「これは何だ」とアレコレ言われてパソコンのACアダプターを取り出し、鍵を取り出し、今日なんて財布まで取り出されました。

何だか中国の保安検査は「危険物を見つける」ためにやっているのではなく、彼らが「乗客のカバンの中に何が入っているか把握したい」というほうが優先されているような気がしてなりません。つまりX線を通しても「ん?何だこの影は?」となったら、それが危険物かどうかは関係なく確認するんです。おかげで保安検査場でカバンの中はぐちゃぐちゃ。こんなに取り出されたんじゃ、何か入れ忘れているものがあるんじゃないかと不安になります。私はこれだけが理由で飛行機に乗りたくなくなっちゃいます。

中国語で空港のことを“机场”と書きます。日本の漢字で書くと「機場」、つまり「飛機場」の略です。何だかあっけないですよね、「機場」って。私は日本語の「空港」という言葉のほうが好きです。空の港、すなわち空港。まあ英語の”airport”(エアポート)をそのまま漢字にしたんでしょうが(エア=空、ポート=港)、それでも中国語の「機場」よりはるかに趣があるように思います。

と思ったら、上海の虹橋空港に「空港」という言葉がありました。空港までの送り迎えをしてくれるサービスの看板に“空港接送机管家”とあります。訳すと「空港送迎コンシェルジュ」……みたいな感じでしょうか。おそらく日本語由来の表現で、たまに中国語でも使われているようです。

福缶

今日ふと無印良品をのぞくと「福缶」という商品が並んでいました。

福袋の「缶」バージョン……ということでしょうか。日本では毎年人気を集めている商品で、抽選でしか買えないのだとか。2011年の東日本大震災をきっかけに「商品の販売を通して復興を支援したい」と始まり、缶の中には日本各地で昔から親しまれている手づくりの縁起物や無印良品のギフトカードが入っているそうです。

日本だと今年の「福缶」は2025円で、中には2025円分のギフトカードと縁起物が入っているとのこと。考えようによっては実質無料です。中国の「福缶」なんて178元の販売価格に対し180元のギフトカードが入っているので、むしろお得。

無印良品が日本発祥の店だから……というのはありますが、中国で普通に「福缶」という日本らしい商品が売られている光景は何だかおもしろいですね。ちなみに「福袋」も日本発祥の文化ですが、中国の人は「福袋」のこともよく知っています。逆に日本で中国のこういった文化が当たり前に親しまれているかというと、意外とそうでもないような気がします。冷え切った日中関係とは言いますが、無印良品やユニクロは大賑わい。そういうものなのかもしれません。

久しぶりのオシャレ

今日はとある機関主催の忘年会、妻と娘も連れて参加してきました。

主催者より事前に「カジュアルな服装でお越しください」「私もパーカーで出るかも」と案内がありましたが、果たして本当にパーカーを着ていました。わたしゃーブレザーにネクタイを締めて来てしまったよ。思いのほか他の参加者もノーネクタイの人が多かったので、こっそりネクタイを外しました。こんなことなら私も普段着ているユニクロで来ればよかった(^^;)。

いや、私も就職したての頃は(不相応なくらい)良いスーツを着ていました。トラッドが好きなのでフックベントの段返りボタン、スラックスの裾上げはダブルで4cm。結構良い値段がするスーツなのに毎日のように着ていましたし、そもそも外を駆け回るような仕事だったので、すぐに痛んでいきました。もったいないですよねえ。

今は仕事でもユニクロを愛用しています。何と言っても着心地が良い。「スーパーノンアイロンジャージーシャツ」は家で洗濯してもシワになりにくいし、ストレッチ性が優れているので生地が伸びて動きやすいです。「感動パンツ」も見た目はフォーマルなスラックスなのに家で洗濯できる上、ジャージのように履き心地が良い。で、最近は寒いので「パフテックコンパクトベスト」を着てポカポカ暖まっています。値段も安いので、着古したらすぐに買い直せます。今日の忘年会のように人と会う際には良い服を着ますが、オフィスで内勤をするようなときならユニクロで十分です。

今日はずっとブレザーに身を包んで過ごしていたら何だか疲れてしまいました。革靴も「こんなに固かったかな」なんて思っちゃって。ああ、あんなに私はトラッド、アイビーファッションが好きだったのにオシャレも疲れるような人間になってしまったんでしょうか。それはそれで面白くないですねえ。次に日本に帰ったときは就職したての頃を思い出して何着かオシャレスーツを買っちゃおうかしらん。

北京に来た香港ディズニーランド

北京の将台にあるショッピングモール「頤堤港」*1に妻情報によると期間限定で香港ディズニーランドのイベントスペースができているということで、物見遊山に行ってきました。

このモールの吹き抜け、贅沢な空間の使い方が中国っぽいです。真ん中のスペースが香港ディズニーランドのイベントスペースとのこと。たくさんの人で賑わっています。

香港ディズニーランドの「メインストリートUSA」を再現しているとのこと。至る所にクリスマスの飾り付けがしてあって、わあ、まるで本当にディズニーの世界に入り込んだようです。

ひと昔前はディズニーランドのパクリ遊園地*2なんて盛んに報じられた中国ですが、それも今や昔ですね。2005年に香港、2018年には上海にディズニーランドができました。今や「本物」があるわけで、生活水準の向上に伴って人々の「本物」志向は強くなっているように思います。

中国の方々も「ダッフィー」が大好き。右がダッフィーで、左はクッキー・アンというそう。娘を真ん中に座らせて写真を撮りました。ちなみに中国語でダッフィーは「達菲熊」。「達菲」が「ダーフェイ」でダッフィーの音訳で、そこに「熊」(シオン)が付いて「ダーフェイシオン」です。

こういうイベントスペースが北京で楽しめるということ自体、何だか隔世の感です。

しかし同じディズニーでも上海ではなく香港のイベントなんですね。香港ディズニーランドは上海との競争激化で苦戦していると聞きます。上海ディズニーランドが「完全に新たなディズニーランド」であるのに比べて、香港ディズニーランドは比較的アナハイムのディズニーランドを再現している傾向にあると思います。香港には香港の良さがあるし、私はやっぱりオリジナルのディズニーランドが好き!って思っちゃうほうなので、ぜひ頑張ってほしいと思います。

References
*1「インディゴというモールの英語名で呼ぶ人もいるようです。
*22007年頃に日本のワイドショーでは北京にある遊園地「石景山遊楽園」がディズニーランドを“パクッている”と盛んに報じられました。
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