The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

投稿者: ぼぼよる (43ページ目 (243ページ中))

卷得厉害

私は去年から北京に駐在させてもらっていますが、駐在員って忙しいです。業種によるのかもしれませんが、少なくとも私は日本で働いていた頃に比べて数倍忙しくなりました。1日12時間勤務は当たり前、忙しい時期はもっと長くなります。

あと、まあこれは私自身の性格によるところも大きいのですが、せっかく早く帰れそうな日でも上司や先輩が職場にいると帰りにくいんですよね。典型的な日本人だなあと我ながら嫌になります。その点、中国人の同僚たちは退勤時間になるとそそくさと帰って行きます。多分、遅くまでしゃかりきに働いている日本人を見て「変な人たち」って思っているだろうなあ。

今日も午後9時くらいに中国人の同僚とWeChat*1でやり取りをしたら「え、まだ職場にいるの?」と驚かれました。そうか、みんな退勤時間きっちりに帰るから、そもそも日本人が何時まで働いているか知らないのね(^^;)。私だけじゃなくて日本人はみんなまだ働いているよと返事をすると、次のような中国語が返ってきました。

卷得厉害

日本語に直訳すると「めちゃくちゃ“”しているね」という意味。“”ってどういう意味?

調べると近年インターネット上などでよく使われている新語で、“内卷”(内向きに巻く)という言葉を略したもののようです。じゃあ内向きに巻くってどういう意味?となるわけですが「みんなが頑張っているから自分も励まないと追いつけない」という考えのもと、頑張れば頑張るほど競争が激しくなることを指し、それを「内向きに巻く(巻かれる)」と表現しているようです。そこから派生して“很卷”(とても“”だ)で「競争が激しい」、“太卷了”(あまりにも“”だ)で「競争があまりに激しい、激しい競争の中で頑張りすぎる」という使い方ができたみたい。

中国の若者は受験戦争や就職活動、出世競争など絶えず競争にさらされています。だから、こういう言葉が生まれるんでしょうね……って、それを私たちに使われているんじゃ、日本人も変わらないじゃないのよ。

References
*1中国版LINEと呼ばれている中国の通信アプリです。

朝鮮族のビビンバを食す

今日は先日新装開店した職場近くのサイテック・ショッピングセンター(“赛特购物中心”)で昼食をいただきました。

選んだのは地下にあった“米村拌饭”という店。“拌饭”というのは直訳すると「混ぜごはん」ですが、つまりビビンバのことです。韓国語のビビンバという言葉自体も“비빔”(ピビン)=混ぜ、“”(パブ)=飯、これで「混ぜごはん」という意味ですね。中国各地にあるチェーン店のようです。

私は定番ですが、石焼きビビンバを。これにキムチといったパンチャンとわかめスープが付いて26元(約520円)。まあまあオトクな値段ですが肝心なお味は……まあ、こんなもんでしょうか。韓国でも本場のビビンバをいただいたことがありますが、それと比べると若干中国っぽい味かなと思いました。

もっとも、こちらの店は韓国料理ではなく「朝鮮族料理」と歌っているようです。朝鮮族というのは中国国内に住む朝鮮系の少数民族のこと。もしかしたらビビンバも韓国と中国朝鮮族では少し違うのかもしれません。隣の人が食べていたミニキムチ鍋がおいしそうだったので、また食べに来たいと思います。

パパママ教室

いつも妻の妊産婦検診で通っている病院が定期的に行っている「パパママ教室」に行ってきました。これから父親、母親になる夫婦が妊娠中の生活や育児について学ぶことの出来る教室です。

今日受けたのは“有准备的分娩”(準備ある分娩)。

遅れてはいけないと15分前くらいに着いたら私たちが最初でした。開始時間になるも参加者が全然来ず、5分、10分経ったくらいでポツポツと入室してきます。お国柄の違いかしら、もしかすると他の参加者からは私たちが相当気合い入っているように見えたかもしれません(^^;)。

自然分娩と帝王切開の違いは何かとか、破水したときはどうすればいいとか、書籍などである程度知っている内容ではありましたが、改めて勉強になりました。あと他のパパママと教室に参加することで「親になる自覚」みたいなものも芽生えますね。すべて中国語だったので妻はリアルタイムには理解できなかったかもしれませんが、私が隣からちょこちょこ説明するなどして乗り切りました。

獺祭二割三分

今日は北京で働く同業他社の日本人の先輩から「うちで夕食でもいかが」とお誘いいただき、妻と一緒にお呼ばれしました。

何も持って来なくていいとのことでしたが手ぶらも申し訳ないと日本酒を持参。同じく夕食に呼ばれている中国人の方が日本酒が好きだと聞いていたからです。私はもっぱらビールの「ビール党」なので日本酒には全くと言っていいほど詳しくありません。かといってビールに詳しいわけでもないんですけど、恥ずかしい酒を持って行ってはいけないと思い、インターネットで調べて「獺祭」の二割三分というやつを注文。日本だと中の上くらいなんでしょうが、中国価格なこともあってそこそこの値段。まあ、良いでしょう。思い切りスノッブです。

けど、結果的に良かったあ。日本酒が好きだという中国の方、獺祭の箱を見るやいなや「おお、二割三分ですか」のひと言。やっぱりそこに目が行くわけね(^^;)。立派な製だという酒器を用意してもらい、私もいただきました。自分で持って行った酒ながら、いや、確かにこれはおいしい。上品な甘さです。

招いてくれた日本人の先輩にはウイスキーなどを用意いただいたほか、日本酒好きだという中国の方からは持参した寧夏産のワインをごちそうになるなど(妊娠中で酒の飲めない妻には申し訳ないですが)いろんな種類の酒を味わえて楽しかったです。私は酒にあまりこだわりがないので赤提灯の大衆居酒屋で大ジョッキの生ビールが飲めれば幸せな「ハードルの低い」人間ですが、酒に関するいろんな雑学を聞きながら飲むのもおいしいですね。気をつけないと私は価値も分からずガブガブ飲んでしまいますが。

気付いたら日付が変わるような時間。おしゃべりが楽しくて時間が経つのも忘れて遅くまでおじゃましてしまいました。

人海戦術で雪かき

先日北京に降った雪はまだ溶けず道端に残っています。

北京はここ最近最高気温でもずっと氷点下なので溶けないのかな。一方で溶けかかった雪が今度は氷状に固まるなどして、これがアイスバーンになって危ないです。慎重に歩かないと滑ってこけそうになります。

私の職場があるエリアでは雪かきをする人たちが寒空の下でせっせと働いてくれています。粒々したようなものがまかれていたけど、あれは融雪剤かな。この人たちのおかげで歩道部分は安心して歩くことが出来ます。

ところで、突然降って湧いたように雪かきをする人たちが登場してくれたわけですが、皆さんは一体……誰?服務局で働く職員さんたちかしら?だとしたら、普段はいつもどこにいらっしゃるんだろう。中国ってこういう人海戦術みたいなのことが得意ですが、その人たちはどこから来て、普段は何をしている人たちなんだろうといつも気になります。

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