The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

投稿者: ぼぼよる (44ページ目 (243ページ中))

守衛さんが作った雪だるま

私の職場はセキュリティエリアの中にあって、いくつかあるゲートからしか出入りすることが出来ません。そのゲートには24時間体制で守衛さんがいて、どんなに氷点下の真夜中でも立っています。

今日ゲートを通ったとき、ふと雪だるまがあるのに気付きました。ミッキーマウスみたいなお耳に、手まで付いています。

これ、守衛さんが作ったのかなあ?朝から夜まで立っていなきゃいけない体力仕事なだけあって守衛さんには地方から出稼ぎに来ているのかと思わしき人が多いです。いつも真面目な顔で黙って立っているのですが、ちょっとした息抜きに雪だるまを作ったのかなと思うと、ちょっぴりほっこりするのでした(^^)。いつもおつかれさまです。

中国銀行でパスポート情報を更新

私は北京で生活するにあたって中国銀行*1の口座を持っていて、中国国内で金銭のやり取りをするときに使っています。スマートフォンの中国銀行のアプリを使えば日本のネットバンキングみたいにオンラインでも銀行取引ができるので便利に使わせてもらっているんですが、最近アプリを開くと「あなたの身分証明書の期限が近づいています。更新しないと口座が凍結されます」といった脅し文句が表示されるようになりました。

実は私、パスポートを夏に更新しているんですよね。で、口座は古いパスポートを使って開設しているんです。古いパスポートの期限が来月までなので、それでおそらく「期限が近づいています」という表示が出たのかな。問答無用で口座を凍結するのが中国らしいですが、凍結されちゃたまらないので銀行に出向いてパスポート情報の更新をすることにしました。

銀行の窓口で新しいパスポートと古いパスポートを提示して手続き。古いパスポートの代わりに日本大使館や総領事館が発行してくれる「同一人物証明書」でも良いそうです。これがパスポート情報を更新するだけなのに小一時間かかりました。私が訪ねた中国銀行は客が少なかったのですぐ案内してもらえましたが、混雑していたらもっと時間がかかったと思います。

でもこれ、日本に帰国後も中国銀行の口座を維持しようとしたら難しくない?私は10年パスポートを更新したばかりなので、あと10年は口座を維持できます。けど日本帰国後にパスポートの更新をする人はどうするのかしらん。日本国内の中国銀行で手続きを受け付けてくれるなら良いですけど、そうでなければ指をくわえて口座が凍結されるのを待つしかないですよね。

ちなみにパスポート(身分証明書)の期限切れだけでなく、半年以上取引のない口座も凍結される可能性があるよし。私は日本帰国後も中国に来る機会があるでしょうから口座は維持したいと思っていましたが、これじゃ非居住者には難しいですね。マネーロンダリングやテロ資金の対策なのかもしれませんが、なんでもオンライン決済になってしまった中国では外国人にとってちょっと厳しいです。

References
*1岡山市に本店がある中国銀行(The Chugoku Bank)のほうじゃなくて、中華人民共和国の中国銀行(Bank Of China)のほうです。

北京に雪が積もりました

北京に雪が積もりました。昨夜の時点で雪が降っていることには気付いていたのですが、まさか積もるとは~。なんだか12月っぽくていいですね。ここ最近の北京は最高気温も氷点下になるくらい寒い日が続いていますが、内陸にあって乾燥しているので雪が降るのは珍しいのです。去年の北京冬季オリンピックでは雪が余りに少なすぎたのでスキー会場に人工雪をせっせと降らせたといいます。

出勤していると珍しさから写真を撮っている人とたくさんすれ違いました。写真奥の「いかにも社会主義国様式」のマンションが相まって、何だかロシアみたい。一方、降雪で北京市内の鉄道や空の便には影響が出たようです。雪に慣れていないと少しの積雪でも混乱しちゃいますね。

ちなみに世界で降雪量が多い場所ってどこか知っています?私はカナダやアメリカのアラスカかな?なんて勝手に考えていたのですが、世界の豪雪都市ランキングを見ると1位が青森市、2位が札幌市、3位が富山市と、トップ3は日本が占めているんだとか。へええ~知らなかった。4位になってカナダのセイント・ジョーンズがやっとランクインするらしい。良質な雪を求めて世界のスキーヤーたちが日本に来るのも、何だかうなずけます。

日本式の妊産婦検診

今日は定期的に通っている妻の妊産婦検診で病院に行ってきました。日曜日だけあって心なしか患者さんが多かったような気がします。この病院はアメリカ資本なので雰囲気が「中国っぽくない」というか良い意味で病院っぽくないので、診察の待ち時間もリラックスできますね。

いつもは私が妻と医師のやり取りを訳しているのですが、今日は日本語を話せる中国人の医師をお願いしました。いやあ、母語で説明されるのって助かりますね。ところどころ「?」という箇所はあったものの、母語の安心感は違います。そして今日の医師は今までの方と違って、私たちが質問しなくても向こうから色々と丁寧に説明してくれるのでありがたかったです。

極めつきは最後に「母子手帳はありますか?書きますよ」のひと言。母子手帳は日本独自の文化なので、今までの検診で話題に上がることはなかったのです。これまでは妻が自分で診断結果を記入していたんですが、今回は医師のほうから言ってくれたのでありがたく記入をお願いしました。さすが日本語を話せるだけあって母子手帳を持っていることを知ってくれているんですね。

今日はエコー検査がありました。前にもブログに書きましたが、中国のエコー室には「性別鑑定をしてはいけない」と書いてあります。

禁止非医学需要的胎儿性别鉴定,禁止选择性别的人工终止妊娠
医学的需要によらない胎児の性別鑑定を禁止する、性別を選択のために人工的に妊娠を終わらせることを禁止する

中国は一人っ子政策が長く続いたため「どうせ生むなら男の子を」と考える人が多かった経緯があり、事前に女の子だと分かると堕ろそうとする人がいたといいます。そのため中国では法律で事前に性別を知ることは禁止されているのです。2段落目に書いてある“人工终止妊娠”(人工的な妊娠の終了)というのは中絶のこと。中絶を表す中国語は他に“人工流产”(人工流産)とか“堕胎”といった単語もありますが、いずれも日本語に比べて直接的な表現でおどろおどろしいです。

ケセラセラ

職場で年齢の近い日本人同士で飲み。職場近くの“串吧*1で中国らしく。みんな私より先輩なんですけど、2つ、3つしか年齢が変わらないので気が楽です。

飲んでいて、最近上司と面談があったという話になったんですね。将来について(って書くと何だか学生みたいですが)上司と部下で意思疎通を図っておくのが目的で異動先の希望なんかについて話すんですが、当然みんな何と希望したかという話題に。私は中国に来てまだ1年だし、異動はまだ先ということもあってあまり真剣に答えなかったのですが(笑)そう言うと先輩たちからもっと「ずる賢く」なったほうがいいと忠告されてしまいました。聞くと確かに先輩たちはずいぶん大胆な希望を出していて、私のほうがビックリ。

正直、人事面ではありがたいことに今のところ恵まれる社会人人生を送ってきたので、私はあんまりそういうことを考えずにここまで来ました。中国駐在も実現して、中国語を学び始めたときの夢を果たせているわけですし。まあ、私自身の力というより周りの人に恵まれていたんだと思います。あと私は自他共に認める究極のプラス思考の人間なので、そういうことを考えながら過ごす方が疲れちゃう(^^;)。

それでも先輩からは「ピュアすぎる!次の異動でどこか地方に飛ばされたらどうする?」と言われちゃいました。そうねえ、縁もゆかりもない寒い北国に異動だとしんどいかもしれないなあ(失礼)。でも私のことだからそれはそれで「住めば都」みたいなことを言っているんじゃないかな~とも思います。ケセラセラ~♪

References
*1ラム肉や牛肉の串焼きを食べながら酒が飲める店。“”というのは「バー」という意味。
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