北京のコリアタウンと呼ばれる望京に行きました。
望京にあるショッピングモール“万象汇”に行きました。至る所にセサミストリートの飾りが。何かのコラボなのかな。中国語で「セサミストリート」は“芝麻街”と言うそうです。中国で“街”は「通り」という意味があるので、本当にそのまま「ゴマ通り」ですね。
中国語は漢字しか使わないので、英語の名称は意訳して表現することが多いです。たとえばセサミストリートのビッグバードは「大鳥」(“大鸟”)、クッキーモンスターは「餅乾怪獣」(“饼干怪兽”)になります。中国語でクッキーは「乾いた餅」なので「餅乾」(“饼干”)です。
中国には「まじめなおかし」ことミレーのビスケットのニセモノがたくさんあります。ニセモノの種類も豊富で、今日見かけたのは「和風ビスケット」「しおいい」。おいしいって書きたかったのかな?と思ったのですが、中国語表記をよく見ると“咸香且美味”(塩味香ばしく、しかもおいしい)とあります。あれ、ということは「しおいい」で「塩良い」ってこと?うーん、よく分かりません。
ショッピングモールのスーパー(“盒马鲜生”)に行くと入口のところが真っ赤でした。いや、入口だけでなく、店内に真っ赤なものがたくさん。全部、春節に向けた正月飾りですね。家族連れがショッピングカートをおしながらアレコレ買い物をしていました。年の瀬ですねえ。
さて、なぜコリアンタウンの望京に来たかというと夕食に韓国料理をいただくのが目的でした。
韓国に詳しい同僚からオススメの韓国料理レストランを聞き、やってきたのが「玉泉冷麺」という店。こじんまりした店で、いるのは1グループだけ。人数は8人くらいいたように思いますが、会話からして韓国の方々のようです。ネイティブの方々が来るということは本場の味なんでしょう。
いろいろ料理を注文しました。メインは写真のプデチゲ。肉や野菜、豆腐のほかにソーセージやインスタントラーメンの入った鍋です。韓国語で「プデ」(“부대”)というのは「部隊」という意味です。朝鮮戦争の頃にアメリカ軍が使い切れなかったものを入れて作ったのが始まりなんだそう。つまり「プデチゲ」という韓国語を日本語に直訳すると「部隊鍋」です。中国語のメニューには“部队锅”(部隊鍋)と書いてありましたから、中国語のほうが本来の意味が感じられます。
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