日本での1週間半の滞在を終え、北京に戻ってきました。今朝はまだ岡山にいたと思うと何だか不思議な気持ちです。
朝、両親に岡山駅まで送ってもらうと大混雑でした。寒波による大雪のせいで新幹線のダイヤが乱れ、足止めを食らった人たちで溢れかえっていたのです。私たちの新幹線は約10分遅れで岡山を出発しました。
米原近くになると銀世界が広がっていました。少し走ったら少し停まる……といった運転を繰り返し、名古屋駅には1時間ほど遅れて到着しました。
ちなみに今回、人生で初めて東海道新幹線のグリーン車に乗りました。職場の先輩から新幹線のネット予約サービス「スマートEX」で数日前に予約をすればグリーン車がお得に乗れると聞いていたのです。実際、通常の指定席にわずか1810円プラスするだけで乗ることができました。座席はとても広々としていましたし、リクライニングも通常より深く倒れたような気がします。
名古屋から先は雪雲も晴れ、富士山がきれいに見えました。
結局、東京駅には2時間近く遅れて到着。けれどグリーン車だったので乗車時間は苦になりませんでした。ただ時間がかなり押してしまったため、新幹線を降りた後はすぐ空港へ向かうことになりました。もう少し日本に滞在する妻と娘とは東京駅でお別れしました。
羽田空港は相変わらず外国人観光客の方々で賑わっていました。
保安検査はビックリするほど長い列でしたが、これは「Face Express」ってのをやっておけばずいぶん短縮できます。顔認証で搭乗手続きできるシステムで、事前に航空会社のチェックインカウンター脇にある「Face Express」の機械で顔写真を登録しておくと、並ばずに保安検査場まで行けるのです。今回も「Face Express」をやっておいたおかげでほとんど並ばず保安検査を受けられ、あっという間に出国審査まで終えることができました。
東京駅に着いてからバタバタで昼食もとっていなかったので、日本最後の食事にお寿司をいただきました。制限エリアにもフードコートがあり、ラーメンやうどん、天丼などといった日本食の店が並んでいたのです。普段、回転寿司で満足な私にとってはそこそこのお値段でしたが、物価高騰に喘ぐ国々から日本に来た皆さんからすれば破格の安さなんでしょうね。
飛行機は定刻より30分ほど遅延して出発しました。搭乗してまもなくウトウトし、離陸する頃には眠ってしまいました。目を開けると機内食サービスが始まっていました。
毎回ですが、日本を離れる瞬間は何だか切ないです。特に私の場合、単身で先に北京に戻ることが多いので、往路の賑やかな感じに比べて、どうしても寂しい復路になります。家に帰っても待っているのは無人の部屋ですしね。
とどのつまり、日本人の私にとっては日本のほうが過ごしやすいのです。今回の一時帰国で改めて感じましたが、中国と比べると日本のほうがモラルの高い国だと認めざるを得ません。人によっては中国のゴチャゴチャした感じを「刺激的だ」と言って楽しむ人もいますが、私は疲れちゃう。私は中国に旅行でたまに来るくらいの付かず離れずの距離が一番良いような気がします。
そんな私の北京生活も3年目。来る前は「自分、3年も北京生活に耐えられるだろうか」と思ったものです。何とか耐えていますが、我ながら良く耐えているなと思っちゃいます(^^;)。
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