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The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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ラオス出張1日目

東南アジアのラオスに出張しました。

失礼ながらラオスには何の印象も持っておらず、タイの隣にある国……くらいの知識しか持ち合わせていません。日本からの直行便はなく、タイのバンコクかベトナムのハノイで乗り継ぐのが一般的なんだそうです。おそらく今後も旅行でラオスを訪れることはなかっただろうなあ。仕事とはいえ、一生行くことがなかったかもしれない国に行ける機会ができたならありがたいことです。

向かうのはラオスの首都・ビエンチャンにある「ワットタイ国際空港」。北京からは直行便がないので広州白雲国際空港で乗り継ぎをしました。利用したのは中国南方航空で、広州からビエンチャンくらいは機内アナウンスでラオス語が使われるかと期待したのですが、完全に中国語。乗客もどうやらほとんど中国の方のようでした。

北京を離陸したのは午前11時半で、最終的にビエンチャンのワットタイ国際空港に着陸したのは午後6時半頃でした。着いてみると、まあーのどかな空港です。そして日本の地方空港を思わせるような小ささでびっくり。空港の敷地内の至る所で日本の国旗を目にしましたが、日本がターミナルの拡張事業を支援しているんだそうです。

空港に着いてまず向かったのはSIMカードを販売するカウンター。複数の店が並んでいましたが、特にこだわりはなかったので人が少ないところに行きました。買ったのは5日間で10GBが使えるSIMカード。ラオスの通貨だと2万5000キープ(約170円)、アメリカドルだと2ドル(約300円)、中国の人民元だと15元(約310円)でした。通貨によって値段が違いますが、いずれにしても安いもんです。私は人民元しか持っていなかったので人民元で。現金を出そうとしたら「WeChat Payで支払ってくれ」とQRコードを見せられちゃいました。

ちなみにラオス滞在中、通信環境は悪くなかったです。グレート・ファイアーウォール*1でGoogleも、YouTubeも、Xも、Facebookも、何もかも見られない中国の通信環境に比べれば、それらにアクセスできるだけでもありがたく感じました。

宿泊するホテルは空港から車で20分ほど。ホテルは立派でしたが、その周辺は午後7時過ぎだというのに真っ暗でした。聞くと、ビエンチャンは「世界一何もない首都」とも言われているよし。私が生まれ育った岡山の片田舎のほうがよっぽど賑やかかもしれません(笑)。

ホテルの目の前に路上ATMがあったので、そこでクレジットカードのキャッシング機能を使って現金を入手。引き出したのは30万キープです。ものすごく高価に聞こえますが、その実、日本円にして2000円ちょっとです。現金を握りしめてホテル脇にあった「Mini Big C」というコンビニでビールとつまみを購入しました。

購入した「ビアラオ」というビールはラオス国内で9割を超えるシェアを誇るんだそうです。そんなことも知らずに買ったのですが、うーん、確かにおいしい。数々の賞を受賞していて、東南アジアで最もおいしいビールとも言われているんだとか。一方、つまみにはトムヤムクン味のスナック(だと思われるもの)を買いましたが、こちらは少々微妙なお味でした(^^;)。

References
*1中国政府によるインターネット上の規制。

ELOとTM NETWORK

最近、エレクトリック・ライト・オーケストラの「トワイライト」という曲にハマッています。1981年リリースの曲で、シンセサイザーとリズミカルなドラムが“80’s”感満載です。

曲名の「トワイライト」というのは日没前や夜明け前の薄明かりのこと。この曲の場合は夜明け前のほうで、全体を通して「もうすぐ夜が明ける、起きなければいけないけど、もう少しこのままでいたい」みたいなことを歌っています。今から40年以上前の曲なのに、むしろ未来を感じさせる曲調。この「レトロフューチャー」な感じがたまらないんですよね。

で、何度も「トワイライト」を聞いていると……ふと別の、とある曲に似ていることに気付きました。TM NETWORKの「パノラマジック(アストロノーツの悲劇)」です。

この動画の2分50秒くらいから聞けます。TM NETWORKとしては初期の作品で、私もカラオケではよく歌いました(笑)。副題に付いている「アストロノーツ」というのは宇宙飛行士のことで、歌詞を読むに、とある宇宙飛行士が(おそらく)恋人が乗っていた宇宙船が壊れ、地球に帰れなくなった状況を歌っているようです。

残りひとつのエアロビクスを
心をこめ君にプレゼント
静かに Milky Way 漂う小舟のように
さよなら Nice Sleeping 切なき想いに身を任せて

エアロビクスというのは宇宙船に備蓄されている酸素のことでしょうか。シンセサイザーを使った曲調と宇宙を歌ったSFチックな歌詞がマッチしていて、私の好きな歌の1つです。で、聞き比べるとと分かるんですけど、雰囲気が「トワイライト」と似ているんです。

調べてみると、初期のTM NETWORKはかなりエレクトリック・ライト・オーケストラに影響を受けているよし。インターネットで検索すると多くのファンの方が考察を書かれていました。私が「トワイライト」に出会ったのは最近ですが、知らず知らずのうちにTM NETWORKのルーツをたどっていたわけですね。知っていて聴くのと、ふと「アレ?何か似てる」と思って気付くのでは味わい深さが全く違いますね。エレクトリック・ライト・オーケストラは他にもTM NETWORKに影響を与えた曲があるようで、いろいろ聞いてみたいと思います。

ギラギラな世界

今日は仕事で国貿にある「チャイナワールドホテル北京」に来ました。中国語では“北京中国大饭店”、五つ星の高級ホテルです。

仕事を終えて外に出ると高層ビルがズラッ……どれも輝いていて眩しいです。ここ国貿地区はビジネスエリアで、夜になったらギラギラ度が半端ではありません。たまに来るにはいいですが、住となったら疲れちゃう?いや、私は刺激の好きな人間なので、こういうギラギラな世界に住んでみたいなあとも思ってしまいます。

手作り讃岐うどん

私は麺料理の中ではうどんが好きです。それも讃岐うどんが好きで、日本にいた頃は「はなまるうどん」や「丸亀製麺」に行ってしょっちゅう食べていました。うどん好きになった一番のきっかけは社会人になって初めて勤めたのが香川県だったからです。地元の人たちがおいしいうどん店をいろいろと教えてくれました。特に製麺所で食べるうどんは新鮮な麺そのものの味を楽しむためにつゆも加えず醤油で食べるんですよね。

中国でも日本料理店に行けばメニューにうどんがある店は少なくありません。けれど、どれも讃岐うどんみたいなコシがないんですよね。噛みごたえがなくて柔らかい。コシは讃岐うどんに欠かせない特徴のひとつで、あの弾力を味わいたくてうどんを食べている身としては味気なく感じてしまいます。私が留学していた頃には上海に「はなまるうどん」があったし、北京でも「丸亀製麺」が展開されていた時期があったようです。しかし今や店舗はゼロ。中国撤退の背景にはおそらく「ゼロコロナ」の影響が大きかったのだと思いますが、とても残念です。

だったら……自分で作ればいいのでは?と思い立ち、挑戦してみることにしました。インターネットで検索してみるとレシピはすぐ見つかりました。

さぬきうどんの作り方 | さぬきうどんの作り方 | 讃岐うどんならおまかせ 吉原食...
材料 塩水の作り方 ボウルに塩と水を入れます。 箸などを使い、塩が完全に溶けるまで混ぜます。 加水(小麦粉に塩水を加える) 大きめのボウル(あればこね鉢)を用意し、小麦粉を入れ表面を少し平らにします。 ...

レシピに書いてある通りに小麦粉、塩、水を加え、しっかりこねて生地を作ります。で、それをビニール袋の中に入れて何度も踏みます。踏むことによって讃岐うどん独特のコシが出てきます。

最後に包丁で細く切って讃岐うどんの完成です。あっさり味のぶっかけにしようと思い、つゆも手作りしてみました。

……で、食べてみたのですが、おいしくない(笑)。麺が硬いのです。それってコシじゃないの?と思われるかもしれませんが、いえいえ、コシがあることと硬いことは全く違うのです。それに粉っぽい。踏む回数が足りなかったのかなあ。それとも使っている小麦粉が日本でうどん作りに使われるものと違うとか?見た目はそれなりに「讃岐うどんらしい」ものができたのですが、味は……うーん、合格ラインに届きませんでした(^^;)。

夕方に北京散歩

今日の北京も暑かったー、おそらく35度を超えたんじゃないかな。外に出るなという意味なのだと思って昼間は家にこもり、たまっていた洗濯物などを済ませました。

ただ夕方くらいになるとソワソワしてきちゃうんですよね。外に出ていないということは一日全く歩いていないわけで、ものすごく体に悪いことをしている気分になってくるのです。今の北京は午後6時くらいならまだ明るいので、カメラを持って少し散歩することにしました。

夕方になったとはいえ、まだモワッとした蒸し暑さを感じます。そんな天気もあって自宅の近所には腹を出した「北京ビキニ」のおっちゃん、中国語では“膀爷”と言います。ほかにもオレンジ色の服を着た“环卫工人”(清掃作業員)も。みんな廃品回収みたいな作業をしていました。こんなに暑いのにお疲れさまです。

こちらのおばあちゃん、顔が真っ黒に日焼けしていました。地方から出て来た方なのかな、何かがたくさん入った袋を台車に載せて運んでいました。

あら、ここにも“膀爷”のおっちゃん。確か地下鉄5号線の「張自忠路」駅の入り口で撮った写真です。結構人の行き来が多い場所でしたが人目を憚らず上半身裸でベンチに寝転がってくつろいでいます。中国らしい風景ですね。

ちょっと散歩するつもりでしたが、北京ウォッチングをしながら歩いていると「王府井」(ワンフーチン)にまで来てしまいました。歩き始めた地点から距離にして約6キロメートル、歩数は1万歩超え。これだけ歩けば少しは運動になったかな。

こちらは王府井にある「北京市百貨大楼」というデパートです。ライトアップされてきれいでした。確か午後7時半過ぎでしたが、王府井はそれでも大勢の観光客で賑わっていました。子どもたちが夏休みに入っているので地方から観光に来た人たちが多いのかもしれません。

こちらは王府井書店。私は高校生のときに初めて北京を訪れましたが、ここで書籍をたくさん買ったことを思い出します。

さすがに自宅まで徒歩で戻る元気はなかったので、王府井から地下鉄で帰ることにしました。いざホームに入ると、いつも電車の時刻表が表示されているモニターに見慣れぬ文字が。

7月20日至21日,北京最高气温将超过35℃,请各位乘客加强防护,如您在车站或乘车时突感身体不适,可及时联系工作人员寻求帮助。

7月20日から21日にかけて、北京では最高気温が35℃を超える見込みです。乗客の皆さまには、熱中症対策をしっかり行うようお願い申し上げます。駅や車内で体調が優れないと感じた場合は速やかに係員にお知らせいただき、助けを求めてください。

やはり35度を超えていたのかもしれません。こんな案内を出して注意を呼びかけるくらいですから、ひどい暑さだったんですね。夕方まで待って出てきたのは正解だったかもしれません。

ランチ開拓

今日のランチは初めての店に行ってみました。

颜记清粥小菜”という店で、レストランというよりは食堂と言った方がいいかもしれません。

前にも似たような店を紹介しましたが、ここも皿を1枚持って食べたい料理をよそい、最後に重さに応じて料金を払うシステムです。こちらの店は1斤(500グラム)あたり29.9元(約630円)で計算してくれます。それと別に3元(約60円)で白ごはんやおかゆ、スープや漬物などが付いてきます。

私の場合はこれで35.80元(約760円)。食べたいものをよそって重さで計算するのは中国の大学なんかにある食堂と同じシステムですが、味は大学の食堂よりよっぽど良いと思います。そのコストパフォーマンスの良さのためか店内はほぼ満席状態、周りで働いている人たちが食べに来ているのかもしれません。

武装警察

先週くらいから地下鉄の出入口に「武装警察」が立つようになりました。

近くから撮影しようとすると間違いなく怒られるので少し離れたところから。画面奥にいる緑の制服を着ているのが武装警察です。警察といっても軍の指揮下にあります。いつも立っているわけではありません。中国では今「三中全会」という重要な会議が開かれていて、おそらくそれもあって警備強化のために立っているんだと思います。いつもの調子で駅を利用して武装警察を見つけると何だかおっかない気分になります。

日傘男子

日本も暑いんでしょうが、北京もここ数日ひどい暑さが続いています。日本ほどの湿気はないものの、強い日差しがジリジリと照りつけ体力がジワジワと奪われる感じがします。

思えば日本や中国といった東アジアの夏も今やクールビズとか打ち水とかだけでは太刀打ちできないくらいの熱帯性気候になりつつあるように思います。最近は日差しを避けるために男性でも日傘を差す「日傘男子」も増えているんだとか。私もシミなんかを気にするお年頃になり、加えて汗っかきなので日傘も良いなあと思っていたのですが、こちら中国でも結構「日傘男子」を見かけます。

なんと、今日はご年配の男性の方も「日傘男子」になっているのを見かけました。けれどよくよく考えると、高齢の方こそ熱中症対策は気を付けすぎて良いくらいかもしれません。私も真剣に始めてみようかな、「日傘男子」。

台湾風の弁当

今日は昼に出前を取りました。注文したのは台湾風弁当。台湾は日本に統治されていた歴史もあり、日本の弁当文化が根付いています。台湾の中国語では「便當」(便当)と言い、漢字はちょっと違いますけど日本の弁当が由来です。ちなみに大陸の中国語で弁当は“盒饭”(盒飯)と言います。“”は小さな箱という意味があるので直訳すると「小箱飯」といったところでしょうか。

注文したのは「手撕蔥油雞腿飯」。見た目からして台湾名物「鶏肉飯」でしょうか。味付けは「葱油」ということで、あっさりしておいしかったです。私の中では紙製の箱だったことも高評価(中身にはプラスチックも使われていましたが)。中国の出前はプラスチックが多すぎるんです。食事後にどれだけのゴミが出るのか想像するだけで注文する気が失せてしまいます。

頭伏には餃子を食べよう

先日、北京市内のスーパーに行くと冷凍餃子のコーナーに“头伏吃饺子喽”(頭伏には餃子を食べよう)という紙が貼ってありました。

中国は今日から1年で最も暑いとされる時期「三伏」に入りました。この「三伏」は3つの時期に分けられ「初伏」「中伏」「末伏」という順番になっています。今年の場合は下記のような暦です。

  • 初伏:7月15日~7月24日
  • 中伏:7月25日~8月13日
  • 末伏:8月14日~8月23日

で、今日から始まった「初伏」は「頭伏」(“头伏”)とも呼ばれています。つまりスーパーに書いてある“头伏吃饺子喽”(頭伏には餃子を食べよう)というのは「初伏」(頭伏)になったら餃子を食べましょうね!と言っているわけです。

中国ではいつでも餃子を食べているような気がしますが、この時期に食べましょうと言っているのにはきちんと意味があります。今は餃子の皮に使う小麦粉の収穫がちょうど終わった時期です。そこでビタミン、ミネラルがたっぷりの野菜とタンパク質が豊富な肉をたっぷり使って餡を使った餃子を食べて夏バテを乗り切ろうという考えです。

今年の「初伏」は今月24日まで。まだ餃子を食べていない方は召し上がってみては。

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