The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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34週の妊産婦検診

今日は妻の妊産婦検診に付き添い、病院に行ってきました。

こちらの病院はお願いすれば日本語通訳も付けてくれるのですが、通訳さんもたくさんいるわけではないので予約が混み合うときがあります。ということで、私が付き添うときは自分が通訳代わりに。とは言え、今日は医師の問診と助産師面談の2つを控えていたので、ノンストップで2時間喋り続けました。いやあ、クタクタです。

普段仕事で中国語を使いますが、医療現場では使う言葉が全然違いますね。例えば陣痛促進剤を使って出産を促すことを中国語で“引产”(引産)と言います。おそらく「出産を引き起こす」という意味から来ているんでしょうけど、これ、日本語だと何と言うんでしょう。分娩誘発?妊娠・出産を経験しなかったらおそらく知らないままであっただろう言葉にたくさん出会うので勉強になります。

ワンコとの再会

いつも行く蘭州牛肉麺の店で昼食を済まし、外に出ようとすると入口にワンコがいました。

いつも近くをウロウロしているワンコです。当初は野良犬?と思っていたのですが、それなりに体が大きいし、誰かが定期的に食事を与えているのかもしれません。春から秋にかけてはよく見かけましたが、ここ最近は北京も寒い日が続いているからか見かけませんでした。厳しい冬の間はどうしているのかなと思っていたら今日久しぶりの再会。

何か欲しそうな顔をして私を見て来ましたが、残念ながら何も持っていないよー。

月に代わっておしおきよ

ふと会社近くに止まっていた電動バイク。

カタカナで「セーラームーン」と書いてありました。そうそう、中国でもセーラームーンは人気があって……と思いきや、よく見ると“美少女壮士”。あれれ、ここは“美少女战士”(美少女戦士)じゃないの?まあ、中国ではこういう「っぽいもの」を見かけることは珍しくありません。

ちなみにセーラームーンの有名なセリフ「月に代わっておしおきよ」は中国版では“代表月亮消灭你们”と言います。直訳すると「月を代表してあなたたちを消滅させるわ」と言ったところでしょうか。台湾版はまた違って“我要代替月亮懲罰你”。訳すと「月に代わってあなたを懲らしめるわよ」で、こちらのほうが日本語のニュアンスに近いかもしれませんね。

北京で見かけた犬猫譲渡会

今日は土曜日ですが休日出勤。自宅の最寄り駅に向かう途中に近所のショッピングモールを通ったところ、いつもは見ない人だかりができていました。

掲げられていた看板には“用爱终止流浪”(愛で放浪を終わらせて)の文字。中国語では野良犬を“流浪狗”(放浪犬)、野良猫を“流浪猫”(放浪猫)と呼ぶので、ここでいう「放浪を終わらせて」というのは野良犬や野良猫を減らしましょうという意味ですね。行われていたのは飼い主のいないワンちゃんやネコちゃんの譲渡会のようです。

ケージで囲まれたスペースにワンちゃんが10匹ほど。見たところ、どのワンちゃんも雑種のようです。みんな尻尾を振って近寄ってくるので人間のことは怖がっていませんでした。ネコちゃんも別の場所にいて、土曜日なこともあって多くの親子連れが物珍しそうに眺めていました。

中国にもこうした動物愛護の文化が根付きだしているんだなあと感じさせられました。私が十数年前に留学していた頃は「犬なんてたかが動物」という考えの人がもっとたくさんいたように思います。動物愛護というムーブメントも人間自身の生活が満たされてこそ?と思うと、中国がそれだけ豊かになったということなのかなとも感じます。

北京の夜は早い

ここ最近、仕事が忙しくて帰宅が遅くなる日が続いています。

毎朝、通勤ラッシュで混雑している地下鉄の車内も夜になるとこんな感じ。全然人がおらず、ガラガラになります。でもこれ、22時半です。日本だと22時半ってまだ人がそこそこいますよねえ。北京の夜は早い……いや、日本が遅いのかもしれません(^^;)。

温州料理

今日は中国人の同僚に誘われて職場の日本人と中国人の混合メンバーで昼食を食べに行きました。

向かったのは浙江省、温州の料理。温州といえば東シナ海でとれる海鮮が有名です。実は以前にも同じ店に来たことがあり、とてもおいしかったので喜んでお供しました。

中国の海鮮料理は店内に水槽がたくさんあって、好きな素材を選んで店員さんと調理法を相談というパターンが多いです。少人数だとそんなに頼めないので、海鮮料理は大勢で来るに限ります。

こちらは“梭子蟹”、ワタリガニですね。

日本人は海鮮をよく食べるほうだと思いますが、こうして水槽に入っているものを見ても正直何なのか分からないものが多いです。中には不気味な見た目のものも多くて自分で注文するには勇気が要ります。中国人の同僚は「いつも日本で食べているものを食べたら」と言ってくれるのですが、いや、こういうのは中国人に任せるに限ります。

ここの店は何がおいしいって薄味が日本人の口に合うのです。薄いっていうのは味がしないというわけではなくあっさりしていて、いわゆる中華料理のギトギトした感じがない。料理の技法は中華系なんですけど、味つけは全然違うカテゴリーという感じがします。日本人にはおすすめです。

ゴジラとテスラ

中国では私が十数年前に留学していた頃に比べて国産車(中国の自動車メーカー)を見かけることが増えました。それでも日本車の人気は根強いようで、街なかで見かける外車の中では圧倒的に日本車が多いように思います。ただ中国の日本車をよく見てみると……車体に見慣れぬ会社名が書かれていることがあります。

こちら、トヨタの車だということは分かると思いますが、左下に“一汽丰田”と書いてあります。“丰田”というのは中国の漢字で書いた「豊田」です。その前の“一汽”と書いてあります。

こちらは日産の自動車。右下に“东风日产”と書いてあります。“日产”というのは「日産」ですね。けれどやはり社名の前に“东风”(東風)と書いてあります。

実はいずれも中国の自動車メーカーで、それぞれ「中国第一汽車集団」と「東風汽車集団」のことです。外国の自動車メーカーが中国国内で生産する場合、法律で「必ず中国企業と一緒に商売をしなさい」ということになっています。そのため多くのメーカーは中国国内の会社とタッグを組んで第3の会社を立ち上げます。これを「合弁企業」と言います。“一汽丰田”は中国の第一汽車とトヨタが立ち上げた合弁企業だし、“东风日产”は中国の東風汽車と日産が立ち上げた合弁企業です。

日本以外の自動車メーカーも同じで、例えばフォルクスワーゲンも第一汽車と合弁して“一汽大众”を立ち上げています。ちなみに“大众”(大衆)というのはフォルクスワーゲンの中国語社名です。

中国で合弁というと「技術が漏洩する」といったマイナスの印象がつきまといます。けれど中国政府がそう決めている以上、従わざるを得ないし、従ってでも中国という一大市場で商売ができるということは魅力的だということです。それに中国は複雑怪奇なシステムがいろいろあるので、現地に工場を作って人事労務の保障など中国の法律や役人との折衝する上で無駄な出費を抑えて運営していくのは外国人には難しい……いえ、何なら無理なところもあり、その点、合弁であればスムーズです。

一方、現地の中国企業と合弁せずに進出したのがアメリカの電気自動車メーカー「テスラ」です。2018年、米中貿易摩擦を背景に中国は新エネルギー車市場における外資の出資制限を撤廃し、テスラは外資の自動車メーカーとしては初めて独資で中国市場に参入しました。なのでテスラの自動車は“特斯拉”(テースーラー)とだけしか書かれていません。

私は“特斯拉”を見る度にゴジラやモスラのイメージが浮かんでなりません。と言うのが、中国語でゴジラのことを“哥斯拉”(グァースーラー)と書くのです。モスラも“摩斯拉”(モースーラー)で、いずれもテスラを意味する“特斯拉”と一文字違い。中国で“特斯拉”と書かれた車が走るのを目にする度、怪獣が走っているように思えちゃう……って、私だけか(笑)。

出張Wi-Fiルーター110番

私と同じように北京で働いている同業他社の日本人の先輩から頼まれ事があって、ご自宅におじゃましました。細かいことは書きませんが、ご自宅のWi-Fiルーターの設定を依頼されたのです。我ながらまるで業者さん、さしずめ「出張Wi-Fiルーター110番」といったところでしょうか。

別に自分が人一倍デジタルに詳しいと思ったことはありませんが、多少「好き」なこともあって昔からパソコンを始めとするデジタル家電の初期設定や不具合があった際の対応を依頼されることが多いです。そうそう、北京の今の上司もパソコンで分からないことがあると決まって私を呼びます(^^;)。まあ、私でお役に立つなら、と思ってお助けしていますが。今日、依頼のあった先輩はいつもよくしてくれる方なので快く引き受けました。

少々手こずったこともあって2時間ほどかかってしまいましたが、無事に設定完了。するとお礼だと言って、お酒をごちそうしてくれました。冷蔵庫から取りだしたのは冷酒、年末年始に一時帰国した際に購入してきたものだそうです。先輩は辰年生まれの年男だということで、龍の名前が付く日本酒でした(が、詳しい銘柄は忘れてしまいました)。

ちょうど午後4時頃の黄昏時でしたが、ちょっと早めの晩酌タイム。貴重なお酒をいただいちゃって、私がお手伝いしに来たはずなのに、結局私が「してもらった側」になっちゃいました。

後輩と羊肉串

久しく会っていない大学時代の後輩から連絡があり、北京に来たので一緒に食事でもしませんかと誘ってもらいました。卒業して以来なので実に10年ぶりです。うれしいなあ。私自身はどちらかというと後輩っぽいポジションのほうが得意だったので(笑)年上の先輩には可愛がってもらったほうですが、こうして10年が経っているのに声を掛けてくれる後輩がいるというのは、なんかこう、ありがたいなあとしみじみ思います。固い言い方ですけど、大学時代の財産ですね。

中国に来てから食べた羊肉の串焼き(“羊肉串”)がずいぶんおいしかったと気に入っているようだったので、串焼きの食べられる店をチョイス。地下鉄5号線の北新橋駅で待ち合わせすることにしました。彼のほうが早く着いたようなので私から「どこにいる?」と聞くと「噴水の見える場所にいます」とのこと。噴水……?北新橋駅に噴水なんて無かったはずだけど。

いざ地上に出ると……あら、確かに噴水が見える(笑)。

いえ、噴水ではなく道路上のマンホールから勢いよく水が噴出しているのでした。水道管が破裂したのかしらん。公安も出動していましたが道路の規制は特に行われておらず、道行く車がまるでカーウォッシャーの要領で水を浴びてゆきます。思いがけない目印のおかげで後輩とはすぐ会うことができました(^^)。10年ぶりくらいの再会だというのに、最初のひと言は「北京っていつもこんな感じなんですか」。いや、私も見たのは初めてだけど(^^;)。

向かったのは北京のグルメストリート、簋街にある“很久以前羊肉串*1という店。中国国内に何店舗も展開するチェーン店なんですけど、味はしっかりしています。以前に妻と来たときは席に案内されるまで2時間近く待ちましたが、今日は平日ということもあってすぐでした。

ノービザの時代ならいざ知らず、自分でビザを取得し、天津から山東省を経由して北京まで1人でやって来るなんて、いやあ、さすがです。だって後輩は中国語を専門に勉強していたわけではないんだもの。北京での宿は什剎海の胡同にあるホテルなんだそうで、これまた北京の楽しみ方がよく分かっているなあ。最後はお互い酔っ払ってハグをしてお別れ。今回の旅行で中国をずいぶん気に入ってくれたようで、北京在住の身としてはとても嬉しいです。日本と中国の間にはいろいろありますが、こうして等身大の姿を見に来ることは(日本人であれ中国人であれ)大切だなあと思います。

References
*1店名を日本語にすると「ずっと昔の羊肉串」。

住んでみなきゃ分かりません

職場の上司の自宅にお誘いいただいて新年会。中国では今日からすでに仕事始めですが、日本では正月三が日真っ只中ということで。

私の上司の家は北京の「国貿」(こくぼう/グオマオ)というビジネスエリアのど真ん中にあります。オフィスビルなんかが多くて仕事で人と会うときくらいしか来る機会がないんですが、夜に来るとギラギラ度がすごいですねえ。

実は私も北京に来たばかりの頃、ここ国貿エリアのマンションも検討しました。家賃が高かったので断念したんですが、こうして改めて来るとオシャレですねえ。近所には高級ブランド店が建ち並び、ハイソな雰囲気がぷんぷん漂っています。

ただ上司に言わせると「もう一度選べるなら国貿には住まない」とのこと。高級ブランド店ばかりがあっても日々の生活には何の助けにもならないと言うのです。確かに、私の住むマンション近くは良くも悪くも雑多な「庶民的雰囲気」ですが飲食店は揃っていますしスーパーもあるので買い物にも困りません。いざ生活するとどんなものかは住んでからしか見えないのかもしれませんね。

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