The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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牡蠣フライのごちそう

さて、先のブログ記事に書いていたように、今日は牡蠣フライを作りました。

中国では牡蠣が比較的安価に手に入ります。殻のむかれた牡蠣が200gで10元程度(約200円)。ただ今日注文した牡蠣は身があまりに小さかったので(なかには2cm程度の大きさしかない身もありました)揚げる際にはふたつ合わせてパン粉をまぶしました。

ちなみに日本のスーパーでは牡蠣って「生食用」と「加熱用」がありますよね。私はずっと生食用のほうが新鮮なのだと思い、牡蠣フライ作る際にもそちらを購入していました。実はそうではないんですね。こちらの記事でそれを知りました。

ほとんどの人が勘違い!? 今が旬の牡蠣「生食用」と「加熱用」の違い
冬はカキが美味しい季節。牡蠣のむき身のパックには「生食用」と「加熱用」がありますが、「生食用」は新鮮だからと思っていませんか?実は違うんです!「生食用」と「加熱用」は獲れた海域から、漁獲後の処理の仕方まで大違いなのです。

生食用と加熱用の違いは獲れた海域やその後の処理が異なるだけで、新鮮さは変わらないんだそうです。むしろ加熱用のほうが太っていて味も濃いことがあるそうで、牡蠣フライにはオススメなんだとか。日本に帰国した際には是非「加熱用」のほうで牡蠣フライを作ってみたいと思います。

揚げ物の思い出

昼食をとりに外に出たついでに職場近くのスーパーをのぞきました。海外からの輸入品ばかりを扱っている高級スーパーで、普段使いはしていないんですけど、たまに日本の食品が売っているのでお世話になっています。めぼしいものはないなと後にしようとしたところ、最後の最後のレジ横に日本のパン粉が売っていました。それも賞味期限が近くなっているので半額です。

2つ買っちゃいました。パン粉なんて、そんなに使う?と思われるかもしれません。確かに頻繁には使わないですが、パン粉って中国のスーパーではあまり扱っていないのです。ということで、週末は絶対に牡蠣フライを揚げよう!と思いました。

中国は牡蠣がリーズナブルに手に入ります。水で優しくもんで灰汁みたいなものをしっかり出したら水で洗い、水気を取ったら小麦粉をまぶして溶き卵にくぐらし、パン粉をしっかり付けたら揚げるだけ。我が家で揚げ物は私の担当です。

私は炊事が好きです。とは言え、平日は午後9時前に帰宅するような生活ですから普段は妻が作ってくれます。私は時間のあるときにキッチンに立つくらいなのでエラソーなことを言える資格はありません。ただ、1人暮らしのときは当ってくれる人がいないわけですから、晩酌のおつまみなんかをよく作っていました。

炊事ってやり出すと結構「要領のよさ」を求められるような気がするんですよね。食材を繰り回したり、同時並行でいくつか作ったり、作りながら洗い物を消化していったり……というのは、そう単純なことではないと思うからです。要領よく料理を作り上げると気持ちのいい達成感があります。だから世の中では炊事は女性がするものという印象が根強いですが、男性こそハマるんじゃないでしょうか。ほら、男性ってコツコツ作るのって好きじゃないですか。日曜大工とか、プラモデルとか……っていう男性像もすでに古いのかしらん?

先週末も妻が冷蔵庫にある挽肉とタマネギ、それに豆腐を使い切ってしまいたいというので、それならばと腕を振るってチャチャッと豆腐ハンバーグを作りました。あるもので食事が作れると気持ちが良いです。あ、このときにもパン粉を使ったんだった。

ただ揚げ物に関しては面倒なんですよね。いや、作ること自体は一つ一つの作業を丁寧に行うことだけがコツみたいなもので、それほど難しいものではありません。けど油の処理に手間がかかるので、1人暮らしをしていたときはあまり揚げ物をしませんでした。そんなこともあり、出来たての揚げ物がいただけるときはうれしかったです。私の祖母はよく揚げたての牡蠣フライを作ってくれました。揚げたてにこだわっていたので、みんなが食事を始めてから揚げ出すんですよね。だから祖母だけ食事の開始が遅くなっちゃうんですけど、おかげで出来たてサクサクの揚げ物がいただけました。おいしかったなあ。

あああ、書いていたらまた食べたくなってきました。たぶん今週末も、揚げます。添えるのはソースでもいいですが、こちらで紹介されているキャベツをたくさん使ったコールスロー風のタルタルソースがもんのすごくおいしくておすすめです。

タルタル・コールスローのレシピ〜キャベツをいっぱい食べたいならコレ! - 今日、...
使い方はいろいろダヨ! 姉さんが皆さんに積極的に摂ってもらいたい野菜が3つあります。一つはニンジン、もう一つはニンニク、そしてもう一つがこのキャベツです。

大理2日目

大理出張2日目。今日は朝から頭が痛かったです……高山病でしょうか。

いつもならこうした頭痛も時間が経てば収まってくるのですが、今日は夕方を過ぎても続きました。ガンガンした痛みで、こんなのは久しぶりです。

頭の痛みを堪えて日中に仕事をこなし、夕方に「大理古城」に来ました。

名前だけ見ると古い町並みが残っていそうですが、その実、今や立派な観光地です。土産物店や飲食店が建ち並び、すっかりテーマパーク化しているように感じます。こういうところを見ると大理が「観光業に依存している」というのがよく分かりますが、新型コロナウイルスの感染が拡大していた間はどうしていたんでしょうね。

ただ、そんな心配も過去の話でしょう。だってコロナ禍の明けた今はこんな感じ。大理はもともと中国屈指の観光地ですが、子どもたちが夏休みに入っていることもあって親子連れの姿が特に目立ちました。いやあ、この人の多さでは、頭痛が治るどころか余計に痛くなりそうです(^^;)。

大理出張、最後の夜にいただいたのは“石板烧”(石板焼)。その名の通り、石の板の上で肉や野菜を焼いて食べる料理です。石の上で食材を焼いて食べるのはどうやら地元の「ペー族」(白族)という少数民族の文化のようで、大理の至る所に店がありました。

肉や野菜があらかじめ決まっているセットを注文。あと雲南省といえばキノコも有名ですから、単品で注文しました。なんとマツタケが68元(約1400円)。とても日本ではいただけない値段です。

ワクワクしながら食材を焼き始めましたが……肝心な石が温まっておらず、全然焼けません。ジュージュー音を立てて焼けるようになるまで15分近くかかったでしょうか……お腹はぺこぺこなのに、これじゃあ生殺しです。薄い肉はあっという間に食べきり、あとは野菜で腹を満たすような感じでした。マツタケも香りを感じず?これは本当にマツタケだったのかしらん(笑)。

結局この店も観光客向けだったんでしょうか。ちょっと残念な夜でした。

大理1日目

中国南西部、雲南省の大理に出張に来ました。

地図で見ると分かりますが中国の南西部に位置し、すぐ近くがミャンマーやラオスという場所です。北京から飛行機で向かいましたが、それでも約4時間かかりました。

大理には「白族」(ペー族)という少数民族が多く住んでいて、その独特な歴史と豊かな自然で古くから観光地として有名な場所です。あとは石が採れることでも有名ですね。日本でも「大理石」なんて言いますが、その由来がまさに大理です。

大理の西部にはヒマラヤ山脈へ続く山々がそびえています。かなり高い山々に見えますが、そもそも大理自体が海抜2000メートルなんですよね。気温も北京に比べたら相当涼しく感じます。

そして海かと見まがうほどの巨大な湖……「洱海」(じかい)です。琵琶湖くらいあるんじゃないかしらと思ったのですが、さすがにそこまではないようです。調べたら琵琶湖の4割くらいとのこと。汚染水の流入も少ないようで、ひと目で分かるほどきれいな水でした。

大理に到着してまずいただいた食事は“过桥米线”(過橋米線)。雲南名物の麺料理です。宿のすぐ近くにあった、小さな食堂みたいな店に入りました。

鍋に入った煮えたぎるスープと麺・具材が別々に運ばれて来てます。で、目の前で一気に入れてくれます。初めてだったので知りませんでしたが「過橋米線」はこういうものなんだそうです。ちなみに一緒に行た中国人の同僚は「あらかじめ火をしっかり通してほしい」とリクエストしていて、この場合は厨房ですでに調理されたものが運ばれてきました。

こんな感じです。この麺が「米線」といって米で作られています。同じように米から作られているビーフンに比べると、もう少し太いかな。具材は野菜やキノコ、あとハム?みたいなのも入っていました。スープは鶏ガラでしっかり味が付いています。

ちなみに料理名の“过桥米线”(過橋米線)とは「橋を渡る米線」という意味ですが、なぜこんな名前になったのか気になっていたところ、店内で由来が説明してありました。

昔、雲南省の蒙自という場所に夫婦が住んでいた。科挙を目指す夫は湖に浮かぶ島で勉強し、妻は橋を渡って料理を届けるのが日課だった。しかし熱々の料理も届く頃には冷めてしまう。ある日、妻は鶏ガラスープの米線を届けた際、表面に浮かぶ鶏油の膜に保温効果があることを発見。そこで米線と鶏ガラスープを別々に分けて届け、食べる直前に混ぜたところおいしく食べることができた。夫は妻が「橋を渡って」届けてくれるため、これを「過橋米線」=「橋を渡る米線」と呼んだという。

名前の由来となった物語よろしく、いただいた「過橋米線」は火傷しそうなほど熱々でした。

ちなみに夜も地元のおいしい店に行きました。昼間に仕事でご一緒した方が「せっかくだから地元の人間しか知らない店を紹介する」と言ってくれたのです。

で、連れてこられたのがこんなところ。路地裏の路地裏みたいなところです。1人だったらとても入りづらい雰囲気ですが、連れてきてくれた方曰く「大理は観光客向けの店が多く、地元の人に愛される店はこういう路地裏にある」とのこと。

いただいたのは「木桶魚」という料理。調べたところ、発祥の地はどうやら四川省のようです。

大きな木の桶で魚を煮るので、こういう名前なのかな。火は使わず、桶の底に熱々の焼け石を入れていました。魚のほか、チンゲンサイ、キュウリ、さらにはトマトといった、あまり鍋の具材っぽくないものも入っていましたが、おいしかったです。魚は川魚だったかと思いますが、あっさりした味付けで泥臭くありません。何の魚だったのかなあ。聞くのを忘れてしまいました。

帰ってきた牛肉麺

私の行きつけだった蘭州牛肉麺の店、その後どうなっただろうと見に行ってみました。

フェアウェルは突然に
職場の近くに行きつけの蘭州牛肉麺の店があります。このブログでもよく紹介していますし、この前の投稿でも最近は蘭州牛肉麺よりも牛肉涼拌麺にハマッていると書いたところでした。今日なんて昼前から「牛肉涼拌麺」が食べたくてしようがなくなり、ワクワクしながら店に向かいました。労働節の連休も挟んでいたので久しぶりです(とは言っても1週間程度ですが)。店の前まで来ると、何だか様子がおかしい。とても静かなのです。もしや、労働節のお休みが続いているのかしらん?中をのぞくと……こ、これはどうしたというのでしょう。これ...

昼どきには満席になるほど賑わっていた店なので、閉店はありえない。きっと改装だろう……と踏んでいたのですが、今日訪れてみると営業していました~!私の読みは当たったようで、リニューアルオープンです。

きれいな店内になっていました。おそらくテーブルはもともとあったものかな。メニューに“精品套餐”(スペシャルセット)が加わっていて、今まで単品でしか頼めなかった複数の料理をお得に注文できるようになったようです。

そして……ずっと食べたかった「牛肉涼拌麺」をいただきました。う~ん、これこれ。モチモチしてコシのある麺と、濃厚なソース(ごまベースかな)がたまらなくおいしいのです。改装前に購入していたプリペイド食事券も使うことができました。

リニューアルオープンの日付を掲示してくれていれば良かったんですけど、店内が空っぽになっていたので心のどこかでは「閉店してしまったのでは」と思っていました。麺を作ってくれるお兄ちゃんも変わらず、そのままでした。また足繁く通いたいと思います。

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