The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

投稿者: ぼぼよる (51ページ目 (243ページ中))

もう11月

今日は文化の日で日本は祝日です。私が中学生の頃は毎年11月3日の文化の日に学芸発表会を行っていました。そういう学校は多いんじゃないでしょうか、文化祭をやるとか。

なぜ「文化の日」なんだろうと調べたら、1946年11月3日に日本国憲法が公布された日なんですね。戦後しばらく経つまで「明治節」と呼ばれていたそうです。

日本の祝日ですから、中国はいつもと変わらず平日です。我々の会社は日本の会社なので「上司の判断であわよくば午後は休み……なんてことになるかしら!?」と思ったのですが、いえ、なりませんでした(笑)。そもそも私は夕方から別件の用事があったので、どうせ働かなくちゃいけなかったんですけど。

そういえば自室に掛けているわたせせいぞうさんのカレンダーをめくるのを忘れていたと思い返し、1枚めくりました。このカレンダーは1枚に2か月分書かれているので、これが最後のページ……11月と12月です。イラストは立派なクリスマスツリーが描かれていました。ちょっと前まで北京は40度を超す夏だった気がするのに、もう2023年が終わろうとしているんですね。本当、時間が経つのは早いです。

マンションの日本人会

今日は以前にも何度か開催している同じマンションに住む日本人同士の飲み会に行ってきました。日本人同士と言っても私以外は皆さん某有名日系企業の中国代表とか、すごい御仁ばかり。私だけ年齢が20歳くらい違うんですけど、ありがたいことに可愛がってもらっていて、今日も誘っていただいたので参加してきました。

行ってきたのは亮馬橋の三全公寓というマンションの敷地内にある“苏泰・辣椒”というタイ料理の店です。北京にはもう1店舗あって、とても有名らしく私も名前は聞いたことがありました。

皆さん、立場が立場なだけあって北京在住の日本人やビジネス界に顔が広く、会の前半は「あの方は帰任された?」「あそこの理事長が代わるそうだ」なんて話が多いです。けれど後半になってくると自然と「生活」の話になってきます(^^)。特に、みんな同じマンションに住んでいるのでマンションがどうだとか、家の近所がどうだとかいった話題が多いです。

「マンションの朝食会場、最近は夜にバーも始めたようだ」「行きました?」「いや、行っていないなあ」。「近所のセブンイレブンの女性の店長さん、少し日本語もできるみたいだよ」「話しかけたんですか?」「私の中国語があまりにたどたどしかったからかなあ」。「近所のショッピングモールに新しくオープンした日本料理店、ひどかったですよ」「行きました?」「いや、私はメニューを見て全然そそろなかったので」……なーんて会話が続きます。

みんな同じマンションなので、帰りは同じ車で帰宅。22時前には終了する健全な会でした。

欠かせないキーホルダー

私が仕事の際に首から提げているネームカードにキーホルダーが付いています。で、よく色んな方から「そのキーホルダーは何ですか」と聞かれます。

これ、日本のAmazonで買った静電気を除去してくれるキーホルダーです。リングの側を手に持ち、静電気が起こりそうな箇所に先端を触れさせます。するとキーホルダーの内部にあるランプがピカッと光って静電気除去を知らせてくれます。

北京は内陸に位置して乾燥するからか、とにかく静電気がすごいです。日本で経験したことのないほどの威力で「バチィッ!」と来ることもあり、去年北京に来たばかりの頃はずいぶん悩まされました。今となっては手放せないグッズです。

北京の大気汚染

ここ最近、北京は空気の悪い日が続いています。昨日には“重污染天气红色预警”(重度汚染天気赤色警報)が発令され、場所によっては一時視界が50メートル以下になったようです。

これ、昼間に撮影した写真ですけど、遠くが霞んで見えます。

夜の東直門橋です。街灯がフワッと見えて幻想的ですが、これも空気が悪いことによるものです。

警報が発令された昨日は北京市交通局による交通規制も行われた模様。ナンバープレートの末尾が偶数が奇数によって運転できる日とできない日を決める規制で、大気汚染の深刻な日に実施されることがあります。そういう「強制的なこと」ができるのが中国らしいなと思ってしまいます。中国も大気汚染は相当改善したんですけど、たまにこんなことが今も起きています。

日本と中国のクレヨンしんちゃん

私のマンション近くのショッピングモールにお茶屋さん「奈雪の茶」があるんですが、今日前を通るとクレヨンしんちゃんの看板が並んでいるのに気付きました。

中国では11月25日に映画「しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦~とべとべ手巻き寿司~」が公開されるので、それとタイアップした企画なんだと思います。ちなみに中国語タイトルは《蜡笔小新:新次元!超能力大决战》。中国語で「クレヨンしんちゃん」というのは“蜡笔”(蝋の筆=クレヨン)に“小新”(小さい新=しんちゃん)なんですね。この映画、日本では今年8月に公開されました。

ちなみに私も小さい頃はクレヨンしんちゃんが大好きでした。ただ原作者の臼井儀人さんが亡くなってからあまり面白くなくなっちゃったかなと感じます。あと声優もたくさん代わっちゃって馴染みがなくなったというのもあるかもしれませんね。今回の映画も3Dという新たな試みと努力は認めますが、往年のクレヨンしんちゃんではなくなっちゃった感があり、正直関心は持っていませんでした(エラソですみません)。

ただ、この映画が中国で公開されるに当たり、最近SNSなどインターネット上でとある指摘が相次いでいることに気付きました。

これ、映画の予告編映像のようです。上側は“原版预告”(オリジナルの予告編)、つまり日本で上映されたもの。下側は“内地预告”(中国大陸の予告編)なんだそう。オリジナル版のしんちゃんはブラジャーを目に付けていますが、中国大陸版はアイマスクに変わっています。

つまり、中国での上映に当たってブラジャーは許されなかったということですね。このX(旧ツイッター)のポストには“这可是蜡笔小新啊,有这个必要吗?”(だってこれ、クレヨンしんちゃんだよ。そんな必要ある?)と書いています。うーん、私もそう思います。確かに中国は政府の検閲を通った映画しか上映が許されず、例えば政治的な描写で意に添わないものがあればカットするか、あるいは上映そのものが許されません。そういう理由なら分かるけど……これ、ブラジャーでしょ(笑)。そのくらいのことで……って思っちゃう私が変なのかなあ。

でも日本のクレヨンしんちゃんだって以前に比べるとずいぶん「マイルド」な表現になりました。しんちゃんがおしりを出して踊るようなシーンも少なくなっているよし。確かに以前はPTAの「子どもに見せたくないアニメ」ランキングで上位の常連でした。でも「見せたいアニメ」のランキングでも上位だったんですよね、しんちゃんって。

私自身はクレヨンしんちゃんという作品から学ばせてもらったことも多いと思うし、しんちゃんの「ケツだけ星人」や「半ケツフラダンス」なんかも嫌というほど見てきました。けど、何とか「普通」な大人にはなれたつもりだと思っていますが(笑)それでもダメなんですかねえ。賛否両論があることは分かっていますが、ちょっと寂しいというか、不自由というか、そんな感じがします。でもまあ、中国が「表現描写の変更を要求するシーン」があっただけ、まだ今のクレヨンしんちゃんにも古き良き部分が残っていると信じたいですね。

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