The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

投稿者: ぼぼよる (57ページ目 (244ページ中))

北海道旅行1日目

今日から2泊3日の日程で北海道旅行に来ました。還暦を迎えた父を旅行という形で祝ってあげたかったというのと、祖父母が元気なうちに旅行に連れて行ってあげたいという母の希望もあり、私が一時帰国したのを機に実現しました。

私と弟は東京の羽田空港から、両親と祖父母は岡山のお隣・兵庫県は神戸空港から出発し*1、新千歳空港で合流しました。私が乗った行きの飛行機はエコノミーを買ったはずですが、まさかのビジネスシート。なぜ座れたのか事情はよく分かりませんでしたが、とても広々していて快適でした。

新千歳空港で「エレベーター」という案内の外国語表記にロシア語で”лифт”と書いてありました。地理的にロシアが近い、北海道ならではの光景です。

私は自他共に認める雨男なのですが、今回の北海道旅行は見事に雨続きでした。テレビの天気予報では「北日本は台風並みの大荒れ」なんて言われる始末(^^;)。けれど、こうして旅行が実現しただけでも感謝しなければなりません。

まず訪れたのは「羊ヶ丘展望台」。札幌市内を見渡すことができます。

ここには「青年よ、大志を抱け」(Boys, be Ambitious)で有名なクラーク像があります。

クラーク像と言うと、もともとは北海道大学の構内にある胸像のほうが有名だったそうです。しかし大量の観光客が大学を訪れるようになり、学業に支障が出るとして大学がその後観光目的の車両入構を禁止したとのこと。しかし当時クラーク像はすでに北海道観光の目玉になっていたため、像が見られないことを憂慮した札幌観光協会が羊ヶ丘展望台に新たなクラーク像を作ったそうです。

夜はサッポロビール園に行きました。ここでは新鮮な生ビールとジンギスカンをいただけるとあって、私は北海道旅行のたびに毎回来ています。

サッポロビール園は2003年に閉鎖したサッポロビール札幌工場の跡地に作られています。私たちが案内された「開拓使館」は1890年(明治23年)に建設された建物で、赤れんがの造りはとても趣があります。いざ中に入るとジンギスカンを焼く煙がもくもくしていて、おいしそうなにおいが漂っていました。

ジンギスカンの羊肉は柔らかくて臭みもなくておいしかったです。中国でよく羊肉を食べますが、それと比べてもクセがないかも?しれません。肉そのものもそうですが、タレもおいしかったですね。サッポロビール園特製なんだそうです。ビールもたらふく飲んで、ああ……し・あ・わ・せ。

真面目な話をすると、なぜ「ジンギスカン」と言うんでしょうね、この料理は。ジンギスカンって、かのモンゴル帝国を率いたチンギス・ハーンのことでしょ?人名が料理名になるっていうのもおもしろいですね。

References
*1岡山空港からも札幌便は出ているのですが、午後出発しかなかったため、便数が多くて午前出発できる神戸空港を選びました。

日本でベビー用品を

今日は妻と1日かけてベビー用品を買いました。向かったのは錦糸町。ここには大きな「アカチャンホンポ」があるほか「西松屋」や「ベビーザらス」が揃っているのです。

今まで縁もなかったベビー用品。まだ子どもが生まれていないこともあって実感が沸かず、不思議な感覚です。妻は妊娠5か月目ですが、ベビー用品を買い始めるのはもう少し後……という人たちのほうが多いんでしょうか。私たちは今回の一時帰国を機に一通りのものは日本で揃えておきたい思いがあったので、そんなことを言ってられません。

事前に自分たちで書きだしたリストのほか、店内にも「買い揃えておくべきベビー用品」なるパンフレットが並んでいたので、それを参考に次々カゴに入れていきます。物によっては「デザインより量」、ガーゼなんかはアカチャンホンポのPBを頼ります。一方、服やスタイ(今は『よだれかけ』って言わないんですね)はかわいいものを選りすぐります。

しばらく店内をうろついていると、ミキハウスの専用コーナーがありました。

か、か、かっわい~~~!!!

さすがミキハウス、他商品より断然かわいいです。思わず興奮して「あ~ん」なんて声が出てしまいました。ミキハウスの店員さんもいてくれ、私たちが商品を見ていると「分からないことがあったら何でも聞いてくださいね」と声を掛けてくれました。買うつもりでカゴに入れていた服やスタイ、それにソックスの一部を商品棚に戻し、ミキハウスのほうを買うことにしました(笑)。

なんなら、ほとんどの商品をミキハウスにしてもいいと思ったのですが……やはりちょっぴりお高めです。それに店員さんに聞くと、新生児用の服は着れて3か月程度と考えたほうがいいと助言をいただきました。

さ、さ、3か月程度!?こんなにかわいい服を買っても、3か月で着れなくなっちゃうの~!?子どもってそんなに驚く速さで成長していくんですね……何だろう、この、まだ生まれていないのに「あんまり早く大きくならなくていいよ」と思っちゃう感じ。結局、全てをミキハウスで揃えることはやめ(そもそも結構な値段がするので)哺乳瓶のほか、服やスタイを少し購入することにしました。

とても新鮮な体験でした。だって、どれもこれも「今まで自分で買ったこともないものばかり」。少し気合いが入りすぎたのか、レジで会計するとほぼ10万円でした。けど人間1人が家族に増えるんです。その準備だと思えば決して高くありません。今回の買い物は私たちから子どもに買ってあげる初めてのプレゼント。少しずつ親になるという自覚が強くなってきたかな、と感じるところです。

会社に上司・先輩詣で

今日は一日会社でした。朝9時に大量の中国土産を持って出勤し、それからが大忙し。いろんな部署に挨拶に回っていたら会社を出る頃には午後7時でした。

正直、今回一時帰国するに当たって今日が一番億劫でした(笑)。上司から中国での仕事ぶりについてアレコレ言われるんじゃないかと思っていたのです。けれど実際のところ、行って良かったと思いました。いろんな方にお会いし、励ましてもらうことのほうが多かったです。日本と中国で離れていると文字や電話でしかやり取りする機会がありません。そんな人たちに直接会って、お礼を伝えることの大切さ。だって中国で頑張れるのは東京のサポートがあるからなのです。

夜は会社の同期と飲み。相手は私が香川県で勤めていた頃からの飲み仲間で、本当に「酒の波長」が合うのです。で、想定はしていましたが……明け方まで飲んでしまいました。ホテルに着いたときには午前6時頃。部屋にそっと入ると妻から「何時だと思っているの」と言われてしまいました。すみません……今日だけなので許してください。

日本で安産祈願

今日は妻の実家がある埼玉に安産祈願に行ってきました。

埼玉は浦和にある「調神社」です。これで「つきじんじゃ」と読み、地元では「つきのみや」という愛称で呼ばれていて、妻が小さい頃から親しんできた神社です。

写真は神社の入口ですが、鳥居がないことで有名だそう。すぐ脇の看板で説明してあった縁起によると、その昔、伊勢神宮に武蔵野の穀物を奉納するとき、鳥居が運搬の邪魔になったので取り外されたと伝えられているそうです。

もうひとつの特徴は、狛犬ならぬ「狛うさぎ」が出迎えてくれること。神社の名前「調」(つき)が「月」と音が同じため月待信仰と結びつき、月神の使いとされるうさぎ境内に置かれるようになったそうです。

手水舎の吐水口もうさぎの姿で、口からチョロチョロと水が出ています。

安産祈願は当日の申し込みで大丈夫とのことでしたが、私は不安だったので帰国前に何度か中国から電話をかけて予約の可否を確認していました。そのため申し込みの際に北京の住所を記入すると*1男巫さんが「あ、ご主人は何度かお電話をくださいましたね」と覚えていてくれました。

安産祈願は15分ほど。若い女性の神主さんでしたがとても落ち着いていて、祈祷の段取りもハキハキ説明してくれるので分かりやすかったです。祈祷しながら名前と住所を読み上げるわけですが、当然ですけど私たちの場合は「中国は北京市、○○区~」でした。日本の神様が中国在住の私たちのことも見守ってくれるのか、なんて考えちゃいました。

安産祈願の後は妻のご両親と食事。北京での生活、これからの出産などにあたり、いろいろと励ましてもらいました。妻も妊娠5か月、日本では昔から「十月十日」と言いますから*2もう折り返し地点なんですね。私もしっかりサポートして、元気な赤ちゃんを迎えたいと思います。

References
*1神社でお祈りする際には神様に「名前」と「住所」を伝えないといけないんですよね。
*2実際には9か月余りらしいですけど。

人間ドック

せっかく日本に帰ってきているのですが、昨日から大したものを食べていません。今日人間ドックを控えていたからです。当然お酒は飲めないし、夕食も12時間前には済ませなくてはなりません。当日になっても人間ドックまで2時間(だったかな)を切ったら水さえ飲んではいけないそうです。

そうして人間ドックに臨んだのですが、困ったのが採血でした。水さえ飲んでないので私の体が若干脱水症状気味だそうで、看護師さんが私の腕に血管を見つけられないのです。私の腕はもともと血管が分かりにくいようで、看護師さんを困らせたのは今回が初めてではありません。ただ今回は特に難儀し、右腕を見て左腕を見て、やはり右腕を見てそれでも左腕を見て……と針を刺すまでに5分近くかかりました。

結局左腕から採血することになり、いざ針を刺すと……血が出て来ません。看護師さんは「あれ?」なんて言って、針を深く刺してみたり位置を変えてみたり……私は正直怖くて見ていられませんでした。で、結局左腕からは血が採れず、針を抜く羽目に。その後、右腕に改めて刺しましたが、それでも一発では血管に至らず、クイクイ針を動かしてやっと採血できました。

こんな怖い思いで採血したのは初めてです。けれど看護師さんからは「やはり脱水症状です」「もう少し痩せたら血管が見つかりやすくなりますよ」なんて、私が注意される始末。いや、私に原因があるのは分かるけど……すみませんね、のひと言くらいあればいいのにって思っちゃいました。勘弁してほしいです、ホント。

検査を終えて医師の結果報告を受けるまで時間ができたのでランチに。人間ドック後に寿司を食べることは帰国前から決めていました。北京は内陸なので新鮮な海鮮が食べられないし、食べられても高いのです。まして中国は今、本産の水産物を輸入停止しています*1。日本の水産業を応援する意味でも帰国したら是非、日本の海鮮をいただこうと思っていました。

人間ドックの会場近くにあった「すしざんまい」に入店。残念ながらランチタイムが終わっていたので通常メニューしかなく、ちょっぴりお高いセットを注文。銀座とか青山とか、そういうところのお寿司屋さんに比べれば気さくな雰囲気ですが、それでも私にとってはなかなかにインパクトがあるお値段です。けど北京ではいただこうと思ったら、もっと値が張ったはず。本当においしかったです。シャリがふわふわで、魚はトロけるような食感でした。

ランチの後は人間ドックの結果を聞きに戻りました。会場が渋谷だったためセンター街を通ったのですが、ものすごい数の外国人観光客とすれ違いました。去年私が日本を出国する頃にはここまで外国人観光客は戻って来ていませんでした。日本が「コロナ後」に入ったんだなあと感じさせられる光景です。ちなみに人間ドックは異常なしでした。少し体重とお酒の量を減らしましょうか、と言われてしまいましたが(^^;)。

人間ドックを終えた後は白金台にある「わいせせいぞうギャラリー」に行きました。私、わいせせいぞうさんの絵が好きで、毎年カレンダーを欠かさず買っているんです。2023年のカレンダーも北京に持って行って部屋に掛けていますが、2024年のも発売されたということで買っておきました。今回の一時帰国で買えて良かったなあ。

わたせせいぞうさん、もう今年78歳になられるんですね。よくテレビに出られる姿を見ていると若々しい格好をしているし、お顔を見てもそんな風に全く感じさせず、今も毎年新しい絵を発表されるなど精力的に活動されています。いつまでも素敵な絵を描き続けてほしいものです。

夜は弟と約束して飲み。例によって海鮮が食べられる居酒屋をリクエストしました。刺身を何品か頼んで、まさに“口福*2を味わいました。

References
*1日本が今年8月に福島第一原子力発電所にたまる処理水を海に放出したのを理由に、中国は日本産の水産物輸入を全面的に停止しています。
*2中国語で「食事による幸せ」のこと。
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