The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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朝鮮族のビビンバを食す

今日は先日新装開店した職場近くのサイテック・ショッピングセンター(“赛特购物中心”)で昼食をいただきました。

選んだのは地下にあった“米村拌饭”という店。“拌饭”というのは直訳すると「混ぜごはん」ですが、つまりビビンバのことです。韓国語のビビンバという言葉自体も“비빔”(ピビン)=混ぜ、“”(パブ)=飯、これで「混ぜごはん」という意味ですね。中国各地にあるチェーン店のようです。

私は定番ですが、石焼きビビンバを。これにキムチといったパンチャンとわかめスープが付いて26元(約520円)。まあまあオトクな値段ですが肝心なお味は……まあ、こんなもんでしょうか。韓国でも本場のビビンバをいただいたことがありますが、それと比べると若干中国っぽい味かなと思いました。

もっとも、こちらの店は韓国料理ではなく「朝鮮族料理」と歌っているようです。朝鮮族というのは中国国内に住む朝鮮系の少数民族のこと。もしかしたらビビンバも韓国と中国朝鮮族では少し違うのかもしれません。隣の人が食べていたミニキムチ鍋がおいしそうだったので、また食べに来たいと思います。

パパママ教室

いつも妻の妊産婦検診で通っている病院が定期的に行っている「パパママ教室」に行ってきました。これから父親、母親になる夫婦が妊娠中の生活や育児について学ぶことの出来る教室です。

今日受けたのは“有准备的分娩”(準備ある分娩)。

遅れてはいけないと15分前くらいに着いたら私たちが最初でした。開始時間になるも参加者が全然来ず、5分、10分経ったくらいでポツポツと入室してきます。お国柄の違いかしら、もしかすると他の参加者からは私たちが相当気合い入っているように見えたかもしれません(^^;)。

自然分娩と帝王切開の違いは何かとか、破水したときはどうすればいいとか、書籍などである程度知っている内容ではありましたが、改めて勉強になりました。あと他のパパママと教室に参加することで「親になる自覚」みたいなものも芽生えますね。すべて中国語だったので妻はリアルタイムには理解できなかったかもしれませんが、私が隣からちょこちょこ説明するなどして乗り切りました。

獺祭二割三分

今日は北京で働く同業他社の日本人の先輩から「うちで夕食でもいかが」とお誘いいただき、妻と一緒にお呼ばれしました。

何も持って来なくていいとのことでしたが手ぶらも申し訳ないと日本酒を持参。同じく夕食に呼ばれている中国人の方が日本酒が好きだと聞いていたからです。私はもっぱらビールの「ビール党」なので日本酒には全くと言っていいほど詳しくありません。かといってビールに詳しいわけでもないんですけど、恥ずかしい酒を持って行ってはいけないと思い、インターネットで調べて「獺祭」の二割三分というやつを注文。日本だと中の上くらいなんでしょうが、中国価格なこともあってそこそこの値段。まあ、良いでしょう。思い切りスノッブです。

けど、結果的に良かったあ。日本酒が好きだという中国の方、獺祭の箱を見るやいなや「おお、二割三分ですか」のひと言。やっぱりそこに目が行くわけね(^^;)。立派な製だという酒器を用意してもらい、私もいただきました。自分で持って行った酒ながら、いや、確かにこれはおいしい。上品な甘さです。

招いてくれた日本人の先輩にはウイスキーなどを用意いただいたほか、日本酒好きだという中国の方からは持参した寧夏産のワインをごちそうになるなど(妊娠中で酒の飲めない妻には申し訳ないですが)いろんな種類の酒を味わえて楽しかったです。私は酒にあまりこだわりがないので赤提灯の大衆居酒屋で大ジョッキの生ビールが飲めれば幸せな「ハードルの低い」人間ですが、酒に関するいろんな雑学を聞きながら飲むのもおいしいですね。気をつけないと私は価値も分からずガブガブ飲んでしまいますが。

気付いたら日付が変わるような時間。おしゃべりが楽しくて時間が経つのも忘れて遅くまでおじゃましてしまいました。

人海戦術で雪かき

先日北京に降った雪はまだ溶けず道端に残っています。

北京はここ最近最高気温でもずっと氷点下なので溶けないのかな。一方で溶けかかった雪が今度は氷状に固まるなどして、これがアイスバーンになって危ないです。慎重に歩かないと滑ってこけそうになります。

私の職場があるエリアでは雪かきをする人たちが寒空の下でせっせと働いてくれています。粒々したようなものがまかれていたけど、あれは融雪剤かな。この人たちのおかげで歩道部分は安心して歩くことが出来ます。

ところで、突然降って湧いたように雪かきをする人たちが登場してくれたわけですが、皆さんは一体……誰?服務局で働く職員さんたちかしら?だとしたら、普段はいつもどこにいらっしゃるんだろう。中国ってこういう人海戦術みたいなのことが得意ですが、その人たちはどこから来て、普段は何をしている人たちなんだろうといつも気になります。

守衛さんが作った雪だるま

私の職場はセキュリティエリアの中にあって、いくつかあるゲートからしか出入りすることが出来ません。そのゲートには24時間体制で守衛さんがいて、どんなに氷点下の真夜中でも立っています。

今日ゲートを通ったとき、ふと雪だるまがあるのに気付きました。ミッキーマウスみたいなお耳に、手まで付いています。

これ、守衛さんが作ったのかなあ?朝から夜まで立っていなきゃいけない体力仕事なだけあって守衛さんには地方から出稼ぎに来ているのかと思わしき人が多いです。いつも真面目な顔で黙って立っているのですが、ちょっとした息抜きに雪だるまを作ったのかなと思うと、ちょっぴりほっこりするのでした(^^)。いつもおつかれさまです。

中国銀行でパスポート情報を更新

私は北京で生活するにあたって中国銀行*1の口座を持っていて、中国国内で金銭のやり取りをするときに使っています。スマートフォンの中国銀行のアプリを使えば日本のネットバンキングみたいにオンラインでも銀行取引ができるので便利に使わせてもらっているんですが、最近アプリを開くと「あなたの身分証明書の期限が近づいています。更新しないと口座が凍結されます」といった脅し文句が表示されるようになりました。

実は私、パスポートを夏に更新しているんですよね。で、口座は古いパスポートを使って開設しているんです。古いパスポートの期限が来月までなので、それでおそらく「期限が近づいています」という表示が出たのかな。問答無用で口座を凍結するのが中国らしいですが、凍結されちゃたまらないので銀行に出向いてパスポート情報の更新をすることにしました。

銀行の窓口で新しいパスポートと古いパスポートを提示して手続き。古いパスポートの代わりに日本大使館や総領事館が発行してくれる「同一人物証明書」でも良いそうです。これがパスポート情報を更新するだけなのに小一時間かかりました。私が訪ねた中国銀行は客が少なかったのですぐ案内してもらえましたが、混雑していたらもっと時間がかかったと思います。

でもこれ、日本に帰国後も中国銀行の口座を維持しようとしたら難しくない?私は10年パスポートを更新したばかりなので、あと10年は口座を維持できます。けど日本帰国後にパスポートの更新をする人はどうするのかしらん。日本国内の中国銀行で手続きを受け付けてくれるなら良いですけど、そうでなければ指をくわえて口座が凍結されるのを待つしかないですよね。

ちなみにパスポート(身分証明書)の期限切れだけでなく、半年以上取引のない口座も凍結される可能性があるよし。私は日本帰国後も中国に来る機会があるでしょうから口座は維持したいと思っていましたが、これじゃ非居住者には難しいですね。マネーロンダリングやテロ資金の対策なのかもしれませんが、なんでもオンライン決済になってしまった中国では外国人にとってちょっと厳しいです。

References
*1岡山市に本店がある中国銀行(The Chugoku Bank)のほうじゃなくて、中華人民共和国の中国銀行(Bank Of China)のほうです。

北京に雪が積もりました

北京に雪が積もりました。昨夜の時点で雪が降っていることには気付いていたのですが、まさか積もるとは~。なんだか12月っぽくていいですね。ここ最近の北京は最高気温も氷点下になるくらい寒い日が続いていますが、内陸にあって乾燥しているので雪が降るのは珍しいのです。去年の北京冬季オリンピックでは雪が余りに少なすぎたのでスキー会場に人工雪をせっせと降らせたといいます。

出勤していると珍しさから写真を撮っている人とたくさんすれ違いました。写真奥の「いかにも社会主義国様式」のマンションが相まって、何だかロシアみたい。一方、降雪で北京市内の鉄道や空の便には影響が出たようです。雪に慣れていないと少しの積雪でも混乱しちゃいますね。

ちなみに世界で降雪量が多い場所ってどこか知っています?私はカナダやアメリカのアラスカかな?なんて勝手に考えていたのですが、世界の豪雪都市ランキングを見ると1位が青森市、2位が札幌市、3位が富山市と、トップ3は日本が占めているんだとか。へええ~知らなかった。4位になってカナダのセイント・ジョーンズがやっとランクインするらしい。良質な雪を求めて世界のスキーヤーたちが日本に来るのも、何だかうなずけます。

日本式の妊産婦検診

今日は定期的に通っている妻の妊産婦検診で病院に行ってきました。日曜日だけあって心なしか患者さんが多かったような気がします。この病院はアメリカ資本なので雰囲気が「中国っぽくない」というか良い意味で病院っぽくないので、診察の待ち時間もリラックスできますね。

いつもは私が妻と医師のやり取りを訳しているのですが、今日は日本語を話せる中国人の医師をお願いしました。いやあ、母語で説明されるのって助かりますね。ところどころ「?」という箇所はあったものの、母語の安心感は違います。そして今日の医師は今までの方と違って、私たちが質問しなくても向こうから色々と丁寧に説明してくれるのでありがたかったです。

極めつきは最後に「母子手帳はありますか?書きますよ」のひと言。母子手帳は日本独自の文化なので、今までの検診で話題に上がることはなかったのです。これまでは妻が自分で診断結果を記入していたんですが、今回は医師のほうから言ってくれたのでありがたく記入をお願いしました。さすが日本語を話せるだけあって母子手帳を持っていることを知ってくれているんですね。

今日はエコー検査がありました。前にもブログに書きましたが、中国のエコー室には「性別鑑定をしてはいけない」と書いてあります。

禁止非医学需要的胎儿性别鉴定,禁止选择性别的人工终止妊娠
医学的需要によらない胎児の性別鑑定を禁止する、性別を選択のために人工的に妊娠を終わらせることを禁止する

中国は一人っ子政策が長く続いたため「どうせ生むなら男の子を」と考える人が多かった経緯があり、事前に女の子だと分かると堕ろそうとする人がいたといいます。そのため中国では法律で事前に性別を知ることは禁止されているのです。2段落目に書いてある“人工终止妊娠”(人工的な妊娠の終了)というのは中絶のこと。中絶を表す中国語は他に“人工流产”(人工流産)とか“堕胎”といった単語もありますが、いずれも日本語に比べて直接的な表現でおどろおどろしいです。

もやっとした空気の夜

先日北京の空気が悪いという話を書いたばかりですが、いやあ今日も悪い。

職場のある区は大気汚染のレベルが6段階のうち、5番目に悪い「重度汚染」。一部の地域は最悪のレベル「厳重汚染」になっているところもあるようです。

スマートフォンにプッシュ通知で届いていた北京日報の記事です。大気汚染をもたらしているのは「PM10」という、直径10マイクロメートル(μm)以下の粒子状物質なんだそうです。調べたところ、自然の粉塵や煙といったものが該当するんだとか。

退勤時、職場から出ると空気がモヤ~ッとしていました。幻想的と言えばそう見えるかもしれませんが、結局は空気が汚れているんですよね。私が数十年前に北京留学をスタートさせた日もこんな感じの夜でした。こういうモヤ~ッとした夜景を見ていると当時を思い出します。

一年一个样,三年大变样

お昼に職場近くを歩いていたところ、よく前を通っていた飲食店が建物ごと解体されていました。跡形もなくっていう感じです。

中国は変化が早いというか、売れない店はどんどん淘汰されていきます。この前できたと思った店が半年足らずで変わっちゃうことも。この解体されている建物だって、どんな店が入っていたか正直覚えていません。とりあえず飲食店だったとは思いますけど。

自宅近くのショッピングモールも店の入れ替わりが早いです。最近地下一階の飲食店エリアで工事をしているので、おそらく新しい店が何店舗かオープンするんだと思います。こんな感じですから私がいつか北京での勤務を終えて帰国し、数年後に中国に来る機会があっても街の景色は様変わりしているかもしれませんね。“一年一个样,三年大变样*1という言葉を思い出しました。

References
*1物事が大きく変化することを表す中国語。
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