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The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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新しい地下鉄路線の開通

三里屯に出かけました。何だかずいぶん久しぶりです。少なくとも娘が生まれてからは来ていなかったんじゃないかな。

三里屯は北京のオシャレ一丁目一番地とも言える場所です。私が初めて北京を訪れた20年近く前だと西単が「北京の原宿」と呼ばれましたが、今では三里屯こそ相応しいと思います。週末なこともあってたくさんの若者で溢れかえっていました。お茶でもしようかと思って出てきたのですが、どこのカフェも満席。座るところもないくらいで、結局すぐに三里屯を離れちゃいました(^^;)。

三里屯を離れてふらふら歩いていると地下鉄「工人体育館」駅に新しい出入口ができていました。明日開通する予定の北京地下鉄3号線は「工人体育館」駅も通っていたはずです。それで新しい出入口を作ったんでしょうね。景気が減速していると言われる中国ですが、新しい地下鉄が開通するくらいには変化が続いているようです。

再び高速鉄道

昨日からの出張業務を終え、北京に戻ります。

だだっ広い駅です。北京や上海といった大きな街の駅はもう少し立派ですが、地方になるとこんながらんどうな駅が多いです。こういう駅を見るにつけ、贅沢な土地の使い方だなあと感じます。100メートル走(いや、それ以上?)ができそうなホーム。東京都内で見かける「まるで線路に落ちそうなほど狭いホーム」を思い出してしまいます。

一方、こちらは南京南駅。南京くらいの街になるとこのくらい立派な駅になります。乗り換え無しで北京に戻る高速鉄道が無かったため、ここで乗り換えました。

鉄道の車内でいただいた「葱爆牛肉飯」。実はこれ、車内販売ではなくてデリバリーです。

事前に注文しておけば途中の停車駅まで届けに来てくれます。車両まで運んでくれる上に乗務員が受け取って座席まで持ってきてくれるので、座っているだけでOK。日本は駅弁文化が根付いているのであまりハマらないかもしれませんが、デリバリーが普及している中国ならではのサービスですねえ。中国の人たちは日本の弁当のような冷えた食事が苦手なので、こうした温かい食事が食べられるのはありがたいと思います。

北京南駅に到着したのは午後11時51分。実に6時間も高速鉄道に乗っていたことになります。日本に例えると東京駅から博多駅の距離と同じくらいでしょうか。自宅に着いたら翌日の午前2時前。座っていただけのはずなのにクタクタです。

カップルシートでバック5時間

地方に出張。今回は久しぶりの高速鉄道です。

中国の高速鉄道の座席はビジネスクラス、一等席、二等席の3種類に分かれています。日本の新幹線に例えるなら二等席が普通車くらいの座席で、一等席になるとグリーン車くらいゆったりした座席になります。ビジネスクラスになるとマッサージチェアかと見まがうほど立派な座席が用意されています。二等席だと(大変失礼な言い方なんですが)乗客の客層が少々落ちることもあり、中国在住の日本人の間では一等席を利用することがほとんどです。まあ、そもそも中国の交通費は安いですから。

私の会社でもセキュリティなどの面から一等席を使うように言われていて、今回の出張でも一等席の予約をしました。で、一等席の車両に乗車したのですが……席がない。中国人の同僚と「あれ?なんでないんだ?」とキョロキョロ歩いていたら、ビジネスクラスの車両に来てしまいました。おかしいな?と思って乗務員に尋ねると、ビジネスクラスの車両に案内して「座席はこちらです」と言うじゃありませんか。

中国人の同僚から「間違ってビジネスクラスの予約をしたの?」と言われちゃいました。そう、予約は私がしたのです。いやあ、そんなはずはないんだけど……と首をかしげていたら、乗務員が「いえ、こちらは一等席です」と言います。じゃあ何でビジネスクラスの車両なの?と聞いたら「座席をよく見てください」とのこと。

よく見てみると……座席を隔てる肘掛けがない!!!!!乗務員曰く「だからビジネスクラスではなく一等席の扱いなんです」とのこと。ええ、目的地まで中国人同僚のおっさんと(失礼)5時間もカップルシートに座らないといけないの?

さらに参っちゃったのが、いざ出発すると後ろ向きに進み出したのです。この座席は前後を入れ替えられない固定式。目的地まで「バック状態」を絶えなければならない羽目になりました。車内でパソコンを使う作業をいろいろしようと思っていたのに……実際、出発して30分ほどで気持ち悪くなってしまいました(乗り物酔い)。

しかしこのカップルシート、私は同僚と座ることになったからまだいいけど、知らない人が座ることもあり得るのかしらん。その状態で5時間って結構キツいと思うんですけど……

とにかく疲れている

最近、午前0時を過ぎたら眠くてしようがありません。いや、それが普通だと思うんですけど、もう少し若かった頃は午前1時を過ぎてもへっちゃらだったんですよね。寝るのが惜しいとさえ思っていました。日中は仕事で忙しいので、家にいるにアレコレやらねば!なんて思っちゃって。

ひとつは年齢のせいかもしれません。就職したての頃は朝5時まで飲んで、数時間だけ寝てから出勤……なんてことをしていました。めちゃくちゃですよね。そういう業界だったというのもありますが、疲れ知らずで……いや、疲れはあるんですが「楽しみ」のほうが勝っていました(笑)。しかし以前のように無理が効かなくなっているように思います。きちんと寝たほうが、翌朝起きたときの「爽快感」が半端ではありません。

もうひとつは北京に来てから慢性的な「疲れ」かなと思います。日本にいた頃に比べると仕事が忙しい。帰宅したときにはクタクタなんです。以前なら帰宅後は自分の余暇に当てていましたが、何をする気も起きなくなる。一日に何度も「はぁ~」というため息が無意識のうちにこぼれ、妻から「またため息が出ている」と指摘されるほどです。

周囲からはエナジードリンクやサプリや、あと漢方薬の服用なども勧められました。ただ、あんまりそういったものには頼りたくありません。いったん頼ってしまったら、もう二度とそれへの依存から抜け出せないような気がするからです。エナジードリンクの、あのカフェインが大量に入っている刺激的な感じ。以前同僚が買ってきてくれたのですが、ひとくち口をつけただけで飲むのをやめちゃいました(ごめんなさい)。

中国語を学び始めて以来、夢に見てきた中国勤務をかなえてもらったのだから、しっかり働くのは当然だと思います。けれどたまには仕事を早く切り上げて、家に帰ってビールでもぱーっと飲んで、日付が変わる前にコロッと寝てしまいたいものです。

脅威!キャッシュレス社会

今朝、職場の最寄り駅を出ると物乞いがいました。小さな車輪の着いた板の上に座り込み*1、お金をくださいと言わんばかりに小銭が少し入った缶をシャカシャカ鳴らしていました。

しかし珍しい。最近の北京では物乞いなんて見かけません。私が十数年前に留学していた頃はそこそこいました。地下鉄に乗っていても物乞いの母子が突然現れ、3歳か4歳くらいの子どもが乗客の前でひざまずき、缶を持って金を要求するんです。大勢の乗客がいる中、自分の前で小さな子どもがひざまずいて何度も頭を下げられては複雑な気持ちになります。だから私は母子の物乞いが現れたら、いつも寝たふりをしていました。私に前に来ませんように……なんて考えながら。まるでロシアンルーレットです。それも今は昔で、公共交通機関の利用マナーにうるさくなった現在では物乞い行為が禁止され、見かけなくなりました。

けど、中国はキャッシュレス社会。現金を使っていた頃ならいざ知らず、猫も杓子もスマートフォン決済アプリを使うようになった今では通りすがりに「チャリンッ」とお金を入れてくれる人なんていないんじゃないの?と思ったら、その物乞いの方、缶の中にきちーんと支払い用のQRコードがプリントされたカードを持っていました。あらら、物乞いにまでキャッシュレス決済が浸透しているのか、裏で差配する親方がいるということなのか。どっちにしても中国らしいと思っちゃいました。

References
*1例えるなら「ハンドルの付いていない台車」といった感じです。
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