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The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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祖父の病院

岡山帰省最終日のきょうは、祖父の病院に付き添った。

祖父は数年前に大病を患い(大腸がん)、これまでに3回ほど手術をした。高齢ということもあって、本人は「また手術が必要だと言われたら次は断ろう」と話していたが、奇跡的に再発することなく健康に過ごしている。その後も数か月ごとに検査を受けていて、きょうはその日。

検査の結果は異常なし。しばらく異常なしが続いているので、次回の検査からは長期的な健康観察をするための別の医師が診ることになると言う。とりあえずよかった。中国に赴任してしまうと、ちょこちょこ帰国する機会はあるものの、祖父の顔を直接見ることは少なくなってしまうだろう。赴任を終えて日本へ本帰国するまでは元気で頑張ってほしい。

しかしきょうは検査そのものより待ち時間がずいぶん長かった。日本有数の技術を持った病院だという事情はあるが*1高齢の方は待つのに疲れてしまうんじゃないかと思った。

References
*1かかっているのは倉敷中央病院、台湾の故・李登輝元総統も来日の際に診察・治療のために寄っていたという病院。

割烹バル

せっかく岡山に帰ってきているので、両親に加え祖父母も交えてランチ。地元では結構人気のある「京ひろ」という割烹バルを予約した。

倉敷割烹バル 京ひろ
創業37年を迎えた割烹バル京ひろ 鰆の藁焼き、農園バーニャカウダ、新倉敷パンケーキなど地元の食材を使った新しいメニューが大人気

溜川のほとりにたたずむ店で、平日でもランチは予約をしないとなかなか食べられない。きょうも満席で店内はフル稼働、店の前の駐車場にもひっきりなしに車が訪れていた。県外ナンバーの車が多かったので、お盆の帰省か旅行客かな。

いただいたのは藁焼きローストビーフ丼。料理を待っていると藁焼きのにおいがただよってきた。とても柔らかくてとろけるような肉だった。おのおの好きなものを注文したのだが、どれにも付いてきたのがみそ汁。大きなしじみが入っていて、これがまたおいしかった。

割烹バル 京ひろ

〒713-8102
岡山県倉敷市玉島1631-1
TEL:086-526-3778

ビアガーデン

倉敷の美観地区にある「倉敷アイビースクエア」のビアガーデンに行った。

父が数週間前にも行き「料理がよかった」と太鼓判。その場で焼いてくれる牛肉ステーキやわら焼きのかつおのたたきなど、確かに料理はよかった。ビールも種類が豊富で、キリンの一番搾り、アサヒのスーパードライ、マルエフにハイネケン、加えてクラフトビールまで楽しめるとあってビール好きにはたまらない。

しかし料理で腹を満たしすぎた。帰る頃にはおなかがパンパン。ううう……苦しい。

また岡山に

ビザが出ず中国への渡航が延びていることもあり、せっかくなので再び岡山に帰った。今回妻は同行せず私だけ。そのほうが岡山の家族が遠慮しないでしょと気遣ってくれたのもあり、そういうことになった。ありがたい。

ANAのマイルを使おうと、今回は飛行機での帰省。お盆のシーズンということもあって予約が取りづらいかと思ったが、早朝便を除けばどの便も余裕があった。空港も混雑しているかと思って早く向かったが、保安検査場もあっという間に通過。まだ帰省ラッシュには早いのかな?

夕方には恒例のワンコの散歩。

実家ではコーギーを2匹飼っていて、うち小さいほうに浴衣をプレゼントしてあげた(笑)。意外と似合っていて、散歩中にすれ違う人たちが「浴衣を着とるが」とか「お着物じゃ」なんて言ってくれる。お姉ちゃんコーギーには似合う浴衣が売っていなかったので、またいいのを見つけたら買ってあげよう。

大当たりのお店

夜は高校時代の友人たちと食事。中板橋にある友人行きつけの隠れ家居酒屋*1に行ったのだが、これがまたすばらしい店だった。

お通しからとても手が込んでいて、珍しい食材もたくさん。お酒の種類も豊富で結構の量を飲み食いしてしまったが、驚くほど良心的な値段だった。友人の飲み仲間でもある店主はとても気さくで、こまやかな気遣いがありがたい。

ちなみに今夜の飲み会は私を中国に送り出すという体で友人たちが開いてくれたので、ありがたいことに送別の品までいただいてしまった。

浄水機能付きのシャワーヘッド。中国は日本ほど水がよくないだろうという発想から選んでくれた品だ。イオナックという商品で、水道水を「軟水化」「塩素処理」「活水化」してくれるらしい。

浄水シャワー【イオナック】|髪や肌やお悩みを解決するシャワーヘッド
シャワーヘッドを取り替えるだけで、水道水を軟水化するイオナックの浄水シャワー。塩素を化粧水成分に変換し、アトピーや乾燥肌、海外生活でのお風呂など様々なお悩みに効果を発揮します。

学生時代の北京留学ではそんなのお構いなく寮のシャワーで体をジャブジャブ洗っていたなあ(^^;)。けれどよくよく思い出すと、冬には風呂上がりに全身の肌の皮がぽろぽろとむけていた。当時は乾燥した北京の気候が原因だと思っていたけれど、もしかすると水も関係していたのかもしれない。

高校時代からなんだかんだで定期的に集まっている友人たち。ぜひ北京に遊びに来てね、と言いたいが今はそう簡単にいかないのが惜しい。憎きコロナ、早く収まるべし。

References
*1本当に住宅街のド真ん中にあるので、向かいながら「こんなところに本当にあるのだろうか」と疑いたくなるくらいだった。

おのぼりさん

きょうは結婚指輪を見に銀座へ行った。

宝飾品には全くと言っていいほど詳しくなく、そもそも自分の指輪のサイズだって知らない。ぶっちゃけた話、結婚指輪もあってもなくてもという感じだが(笑)*1妻はやはりほしがっているし、とりあえず「まあ、このブランドくらいは知っているよね」という店舗を2つ訪問した。

どちらの店舗も立派な店構えで、中に入るのがためらわれるほど。東京に出てきて長くなるが、こうした銀座のお店に入るのはやはり緊張する。気持ちはおのぼりさんだ。しかし入店するとそこそこの客がいて意外だった。ブランドによって店員の雰囲気もまた違って、例えばアメリカのブランドT社の場合、「うちこそ世界が認めるブランド」というような自負?みたいなものが感じられた(笑)。確かに商品は立派。もちろんそれだけのお値段はするけれど、宝飾品に疎い私にもそのよさがよく分かった。一方、日本企業のブランドY社の場合「T社ほどのブランド力はないけれど、品質保証やサービスは責任を持ちます!」といった日本っぽい企業姿勢が感じられた。店員さんの接客について言えば、T社よりY社のほうが何倍もよかった。

つまりのところ、商品デザインの好みやブランド力を取るならT社。けれどこまやかなアフターケアや品質保証を取るならY社というところか。何度も言うが、Y社は店員の接客が本当によかったので「この方からなら買いたい」とさえ思ってしまった。両店舗でも買うならこれじゃない?という指輪は見つけたが、もう少し悩みたいという妻の気持ちを尊重して購入はしなかった。

References
*1おそらく私は結婚指輪を買ったとしても、四六時中つけているというよりふだんはしまっておいて、特別なときだけつける……という使い方になるような気がする。

過去の自分に感謝

数日前、愛用のVAIO(ノートパソコン)の液晶を壊してしまった。

壊したといっても、液晶にうーっすら影が出るような程度で、普通に使う分には全く問題がない。けれど気になってしまうのだ。

原因は思い当たる。先々週に岡山へ帰るときスーツケースにVAIOを入れたのだが、このスーツケース、荷物がパンパンだったので結構無理やり閉じてしまったのだ。あのときVAIOのモニターに圧力をかけてしまったのだろう。ああ、情けない……

修理をするなら中国行きには間に合わせなければならない。ということで、岡山から東京に戻って修理に出した。数日後には修理代の見積もりが来るだろうと思っていたら……連絡が来ないのだ。

修理に出したのは先週の月曜日で、もう1週間以上も前。見積もりの連絡も来ていないということは、まだ修理だって始まっていないはずだ。きっと修理工場だってお盆休みに入るだろうし、これじゃ中国行きに間に合わないじゃないの。

問い合わせの電話を入れてみたところ「まもなく修理は完了するようです」とのこと。

ええ??だって見積もりも聞いていないのに。すると「お客様、今回は無料修理のようです。長期保障に入っていたのではないですか」とのこと。調べてみるとソニーストアでVAIOを買った場合、3年間の長期保障が無償で付いてくるらしい。

もし有償なら液晶画面の故障だと5、6万円ほどかかったのではないか。ソニーストアで買っていたからこその棚からぼた餅。そんな選択をしていた過去の自分に感謝感謝。

じゃなくて反省ですね、はい、もう壊しません。

言語の奥深さ

連日の飲み会、最後に控えしは、もともと仕事でつながりができ、今や友人と言える仲になった中国人の女性。同じ業界で働いているが、とにかく「できる」方で、いつも会うたびに刺激をもらっている。

日本語が本当に上手で(いや「上手」という表現も失礼かもしれない)話していると一瞬、中国の方だと忘れてしまうほどだ。彼女が日本語で話すのを聞いていても「こんな表現をよく知っているなあ、自分は同じ表現を中国語で言えるだろうか」と感心してしまう。

飲みながら話が出たのが「きしむ」という日本語だ。尾崎豊の「I love you」に次のような歌詞が登場する。

きしむベッドの上で優しさを持ちより
きつく躰 抱きしめあえば
それからまた二人は目を閉じるよ
悲しい歌に愛がしらけてしまわぬ様に

「きしむ」という日本語は中国語にピッタリな訳語が存在しない。辞書を引いても”吱吱嘎嘎响“と説明があるだけだ。これじゃあ「ギシギシと鳴る」になっちゃって、風情?というものがない。こんな歌詞では「壊れているベッドなのかな、直せばいいのに」と感じられること請け合いだろう。

日本語は木と木がこすれ合うことを形容する動詞があるのだなあ。もちろん逆に日本語にピッタリする訳語のない中国語だって存在する。どの言語にも、それぞれの奥深さがあるのだ。

彼女もまた仕事で中国に来ることがあるだろう。別れ際に「さようなら」じゃなくて「また会いましょう」と言えるのが何だかうれしかった。私にとって引き続き刺激をもらい続けたい人の1人。

外食続き

金曜日から連日の外食続き。どれも私が中国に赴任するに当たっての送別会だ。

ビザが出ずに出国が延びているので、飲もう飲もうと言いながら飲めていなかった人たちと会える機会ができるのはありがたい。

日曜日のきょうは妻のご両親と一席あって浦和へ。自宅に上げてくれ、頼んでもいないのに隅から隅まで見せてくれた。妻は「やめてよ」と恥ずかしがっていたが、あれはきっとご両親なりの誠意なんじゃないかなあ。見せるのが目的というより「私たちに隠し事はありません」という気持ちを伝えようとしてくれたんだと思う。

夜は駅近くの居酒屋へ飲みに行った。

やはりお酒を交えて話をするというのは大切だ。ざっくばらんにいろいろと話ができて、私のこともしっかり理解してもらえたんじゃないかと思う。

もうひとつ思ったのは、親は子どものことをよく理解しているということだ。妻が席を立ったときに、ふとお父さんが「娘、どうですか。いろいろ思うことがあるでしょう(笑)」なんて聞いてくる。私からはうまーく答えておいたが、お父さんが「娘はこんなことやあんなことをしちゃう性格で」なんて挙げる例が、まさにそのとおりなのだ。妻が戻ってきて「何を話したの」と聞くのに対し、ニコッと笑って「おまえのことを褒めていたんだよ」と話すお父さん。仲よくなれそうです(^^;)。

中国駐在準備①スマホの通信環境

中国はお隣の国といえど、日本と違う点がたくさんある。中でも大きく違うのがネット環境。日本人が日本国内で当たり前に閲覧しているウェブサイトは基本的に中国ではほとんど「見られない」。そして、それに伴うサービスも「利用できない」。

まずGoogle系はすべて見られない。Gmail、Googleマップ、YouTube、これらはすべてアウト。Twitter、Facebook、InstagramといったSNSも全滅だし、LINEやWhatsAPPも使えない。う~ん困っちゃった。

中国のこうしたやり方に思うことはいろいろあるが、ここでは申すまい。とにかく現代社会において、ふだん日本で当たり前に使っているネットサービスが使えないのは相当不便なのだ。特に今や生活のインフラとも言えるLINEが使えないのは死活問題。だって日本の人たちとの連絡手段が絶たれるも同然なのだもの。

海外ローミングをする

日本の携帯各社には「海外ローミング」という機能がある。海外に行ったら、現地の携帯電話会社の通信網を利用できる仕組み。この「海外ローミング」を利用すれば、中国ではネット規制を受けないことが知られている。

以前は「海外ローミング」は1日3000円近くかかるなど、高価で現実的な方法ではなかった。しかし最近はこれが安価になってきている。特に私が使っているドコモの格安料金プラン「ahamo」なら20GBまで「海外ローミング」が無料なのだ。

中国でも日本と同じネット環境が維持できて、それも20GBも通信可能!!であれば、全く問題がないじゃないの!!ということで「ahamo」を中国でも引き続き利用しようとしていたところ、ひとつ壁にぶち当たった。こんな表記が「ahamo」の公式サイトに載っていたのだ。

海外で最初にデータ通信を利用した日(日本時間)を起算日として15日経過後の日本時間0時以降に、海外では通信速度が送受信最大128kbpsとなります。本速度制限は、利用可能データ量を追加購入しても日本に帰国しデータ通信を行うまで解除されませんのでご注意ください。

つまり15日以上、海外で使用していると通信速度が遅くなってしまう、そしてそれを解除するには日本に一度帰国しなさいよ、というわけだ。うーむ、撃沈。我慢できる通信速度ならまだしも、128kbpsはちょっと……私のように海外に長期滞在する場合は通信速度という問題がありそうだ。

楽天モバイルを契約する

そこで次の候補に挙がったのが楽天モバイル。実は楽天モバイルも「海外ローミング」の機能を無料で利用することができる。

楽天モバイルの「海外ローミング」サービスは次のとおり。

  • 「海外ローミング」は2GBまで無料。それ以降は通信速度が最大128kbpsに制限される。
  •  データ容量を追加したい場合は、500円/1GBでデータチャージ可能。

何と言っても「ahamo」にあった日数制限が無いのはありがたい。2GBは少ないかと思ったが、1GB分を500円でチャージできるなら容量の課題はクリアできそう。

まず「楽天モバイル」の基本料金にあたるのが980円。「海外ローミング」は2GBまで無料なので、中国では980円で2GBまで通信できるわけだ。1GBを追加購入するごとにプラス500円。するとトータル5GBを中国で消費しようとしたら980円(2GB分)+500円×3(3GB分)で、2480円となる。これでスマートフォンが日本と同じ環境になり、LINEのメッセージも常時受信できるなら決して高くはないだろう。

さらに「Rakuten Link」というアプリを使えば日本との国際電話や、SMSのやりとりも無料になる。今は基本的に家族や友人どうしもLINEでの通話が多いが、LINEでつながっていない人に電話をかけるときには重宝しそうだ。一方、日本の人たちは私のケータイ番号に電話をかければ、私は中国でも「Rakuten Link」アプリ経由でそれを受けられる。うーん、便利。

とりあえず中国でのスマートフォンの通信環境は楽天モバイルを契約しておけば解決しそうだ。ということで中国赴任に向けて、長年使ったドコモ(ahamo)を解約し、楽天モバイルを契約することにした。

ここからは余談……けど、我慢ならない!

まだ出国していないので、中国で楽天モバイルがどのように使えるかは未検証だ。ただ、日本国内で楽天モバイルを使っていると……本当にストレスがたまる。いや、何なら、もう我慢ならない。

とにかくしょっちゅう通信が途切れるのだ。上のスクリーンショットのように突然「緊急通報のみ」と表示されて通信できなくなってしまい、かと思ったら復活。しかしまた途切れ……これを繰り返す。

ある日、スーパーでPaypayを使って支払いをしようとしたら「オフラインです」と出てきて決済できなくなってしまったこともあった。あのときは現金を持っていたから助かったけど、そうでなければ困っていただろう。通話だともっと悲惨で、途中でプツンと切れてしまう(この前もケーブルテレビの解約でコールセンターのお姉さんと話していたら途中で切れて焦ってしまった)。

前に使っていたのが通信環境で評判のいいドコモだったこと、楽天モバイルは携帯各社の中でも新参者であること……これらを踏まえたとしても、だ。通話途中で切れるなんて……発展途上国じゃないんだから。

楽天モバイルは自社回線の届かないエリアではパートナー回線(au)に切り替えて接続するようになっている。東京のような都会でも地下街や建物の奥深くだと楽天モバイルの電波が届かない場所があるため自動でauの電波に切り替わるんだけど、この切り替えがうまくいかないときに途切れているのではないかと思う。

中国赴任のために楽天モバイルは契約したものの、そうでなければさっさとドコモ(ahamo)に戻していたところだ。楽天モバイルユーザーにはこれで困っている人もいるのではないか。今後、日本国内での通信環境が改善されていくことも願いたい。

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