The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

月: 2023年8月 (5ページ目 (7ページ中))

「優先席」をめぐる日中の違い

今日、中国人の同僚と公共交通機関の「優先席」の話になりました。

これは私の個人的な印象ですけど、日本って一般の座席が空いていたら、わざわざ「優先席」に座らないですよね?車内が混んできたら「優先席」に座ることもあるでしょうが、私なんかは「高齢の方が乗車して来たら立たなきゃ」と気になっちゃって結局ゆっくり座れません。

一方の中国(北京)では、皆さん一般の座席が空いていても「優先席」に構わず座るんですよね。中国人の同僚もこの話に同意してくれ、私が「日本の電車だと車内が少し混んでいても『優先席』は空いていることが多い」と話すと「ええ~!」と驚いていました。

私の想像ですけど、中国では「席を譲る」文化が日本以上に根付いているからじゃないかと思います。と言うのが、中国だと一般の座席であろうが「優先席」であろうが、譲るときには譲るんです。だから中国の方々にとって自分の座っている場所が「優先席」かどうかは問題ではないのかと。

私が北京に留学していた十数年前に「優先席」ってあったかなあ。いや、あることはあったかもしれません。“老弱病残孕专座”(老人・弱者=子ども・病人・障害者・妊婦の専用席)という名称を覚えていますから。けれど日本みたいに、どの公共交通機関のどの車両にもあったかと言われると、うーん、無かったんじゃないかなあ。そんな座席がなくても、みんな席を譲っていましたからね。

日本は中国に比べて「席を譲る」という点においては、まだまだと思います。目の前に高齢者や子どもが立っていても席を譲らないという場面をよく目にします。まあ、日本の高齢者は元気な方が多いですし、日本の子どもは「立っていなさい」と教育されるほうが多いかもしれませんから*1、一概には比較できないかもしれません。あとは「私が席を譲らなくても、誰か別の人が譲るだろう」と考える人も多いかもしれません。だからこそ日本で「優先席」が生まれたんじゃないでしょうか。

私は中国の積極的に「席を譲る」っていう文化、すごくいいと思います。日本はそれができないから「優先席」が作られたのであり、究極の話、中国の公共交通機関には「優先席」なんて無くいいんだと思います。そんな中国でなぜ「優先席」が生まれたのか……うーん、公共交通機関が「高齢者や子どもを労っているよ!」というアピールをするため、でしょうか。本当にそうなら、それもまた違った意味で中国らしいと感じます(^^;)。あくまで想像ですけど。

References
*1中国の子ども(未就学児)は日本に比べて甘やかされて育つ子が多いとは感じます。特に一人っ子政策のもとで生まれ育った子は両親に溺愛されて育ち、「小皇帝」と呼ばれることも。

火鍋で歓迎会

私の会社は夏が人事異動の時期で、中国のオフィスも今年は大きな人の入れ替えがあります。人によってビザ発給の時期が違うので赴任時期は多少違いますが、うち一人目の方が今日無事に中国に着任したため、夜はその方を囲んで歓迎会を行いました。

やって来たのは「海底撈火鍋」(“海底捞火锅”)。中国の一大火鍋チェーンです。前回個人的に来たときは店内がうるさくてゆっくり食事ができず、しばらくはいいかなと思っちゃいましたが(笑)今日は会社の歓迎会ということで。スープは4色を選び、辛い麻辣スープ、トマトスープ、キノコスープ、鶏ガラスープを選びました。

例によって、ひとつひとつテーブルに店員が付いてアレコレ世話をしてくれます。これが「海底撈」が売りにしているサービスですが、やはり少々過剰です。こっちがおしゃべりに興じていると、隣から「新しいおしぼりはいかがですか」って。ありがたいけど、今おしゃべりで盛り上がっているところだっちゅーの(^^;)。思わず「ほっといてください」と言いそうになりました。

あとは、やはり店内で散発的に発生する「誕生日のお祝いサービス」。突然大音量の音楽が流れ、店員たちが「お誕生日おめでとう」とキラキラ光るライトを持って歌ってくれます。これが1組、2組なら分かりますが、何組もこれをやるのでやかましい(失礼)。

締めに注文した「カンフー麺」。店員さんがその場で生地をぶんぶん振り回して伸ばします。これも「海底撈」の有名なサービスの1つです。日本から来たばかりの方が「これ振り回している最中に、どこかに当たっちゃうことはないんですか」と聞くので、みんな口を揃えて言いました──「そういうこともあると思います、でもそれが中国です」。

格安「シャインマスカット」

中国では日本より果物が身近なように思います。まず何と言っても安い。さらにスーパーだけでなく道ばたでも果物を売る人がいて、どこでも手に入ります。日本だと果物って贈答品に使われますし、少し「お高い」イメージがありますよね。

私はそんなに果物をしょっちゅう食べる人間ではありませんが、生まれ育った岡山が果物王国ということもあり、小さい頃から果物には恵まれて育ちました。種なしブドウの「ピオーネ」は粒が大ぶりでパクパク食べられちゃいます。あとは白桃、岡山には「清水白桃」とか「おかやま夢白桃」とかたくさんの品種があり、そこらに直売所があります。白桃って削ぐようにして切るんですけど、そうして切った白桃がよく食卓にのぼりました。

中国の方に岡山の説明をする際にはこういった果物の話をします。すると、よく言われるのが“晴王”っておいしいですよね!という反応。“晴王”って……シャインマスカットのことですよね?

シャインマスカット | JA晴れの国岡山
現在、人気沸騰中のシャインマスカット。甘みや香りはもちろん、「種なし」「皮ごと食べられる」という食べやすさ、大粒なので食べ応えがあり、 美しい黄緑の粒と光沢はエメラルドグリーンの宝石を思わせ、贈り物としても人気を博しています。

皮ごと食べられ、種が無くて、大粒。高いものだと1房で1万円を超えるものもあり、岡山も産地の1つですが、私だって滅多に食べられません。だと言うのに、中国の方で「おいしかった~」という方が結構いらっしゃるのです。確かにスーパーの果物コーナーを見てみると“晴王”や“阳光玫瑰”がよく並んでいます。どちらも「シャインマスカット」ですね。ただ気になったのが「値段」です。

こちら、中国のデリバリーアプリで「シャインマスカット」と検索した画面です。右上の333.3元(約6600円)は分かります。けれどそれ以外は26.9元(約540円)とか39.9元(約800円)と、「シャインマスカット」の相場価格からして安すぎます。はて?と思い検索して調べてみると、中国には果たして「品種流出」という問題があるのでした。

損失100億、シャインマスカット「中国流出」の痛恨
「香港の取引先から、中国産の『晴王』がコンテナで運ばれているのを見たと教えてもらった。梱包用の段ボール箱まで、本物の晴王を入れているのと同じJA岡山のロゴがプリントされているものだったので、一見して本…

この東洋経済の記事によると、日本が33年をかけて生み出した「シャインマスカット」の種苗が無断で中国や韓国に持ち出され、現地で栽培されて安価な「海賊版」として第三国にまで出荷される事態になっているというのです。

果物は「生き物」ですから栽培の環境は重要です。岡山が産地たる理由も温暖で雨が少ないからであり、種苗だけ中国に持って行って「全く同じものが栽培できる」はずはないでしょう。けれどそれ故、品質の劣る「シャインマスカット」も市場に多く出回っているよし。価格の安いものが出回れば日本産のいわば「ホンモノ」と競合するでしょうし、品質の劣るものが出回ればブランドイメージに傷が付く可能性もあります。日本が苦労して開発した「シャインマスカット」を中国で安く食べられるというのは手放しに喜んではいけません。

中国も昔に比べると「海賊版」とか「パクリ商品」は少なくなりました。けどそれは規制なりが厳しくなったからであって、バレなければどうせ大丈夫だろうみたいな根底の部分って意外と根強く残っているんですよね。

https://consumer.huawei.com/en/headphones/freebuds-se-2/

例えばこのファーウェイのイヤホンにしたって、これがアップルの「AirPods」の模倣でなくて何だというのでしょう。商品名さえも「FreeBuds」と名乗って「AirPods」っぽくしちゃうところが逆に潔いというか……こういうところが変わらない限り、格安「シャインマスカット」は延々と市場に出回り続けるんじゃないかと思っちゃいます。

立秋贴秋膘

今日は立秋。まだ8月も上旬だというのに、暦の上では秋が始まるんですね。でも立秋を迎えた今日の北京は心なしか涼しく感じるから不思議です。

職場でいつもお掃除をしてくれる中国人の女性と「立秋ですねえ」と話していたら“立秋贴秋膘”(立秋には肉を補え)という言葉があると教えてくれました。暑い夏の間は食欲がなくてろくに食事ができていないので、立秋になったら肉を積極的に食べて栄養を付けなさいという意味のようです。

ということで、今日はいつもの「蘭州牛肉麺」の店に行ってゴロゴロした牛肉の入っている“土豆牛肉盖浇饭”(じゃがいもと牛肉の丼)をいただきました。これで28元(約550円)、お腹いっぱいにもなれてコスパが良いです。

しかし、いわゆる「残暑」っていうのはこれからなんですよね。中国でも立秋後に暑さがぶり返すことを“秋老虎”(秋の虎)なんて言います。だって8月はまだ始まったばかり、まだまだ暑さはこれからが本番って思っておいた方が良さそうです。

日本のラーメンが重いのです

今日のお昼にいただいたのは「松鶴楼」の「蘇州湯麺」(“苏州汤面”)。

いやあ、やはりおいしい。麺が日本のラーメンにそっくりなんですよね。そしてスープはあっさりなのに、味がしっかり付いている。この前、一緒に食事をした蘇州駐在の友人(日本人)は「飲み会の締めに食べるとすごくおいしい」と言っていましたが、その気持ちよーく分かります。

日本のラーメンって「重い」ものが多いですよね。味が濃すぎるというか、しょっぱいというか。その点、この「蘇州湯麺」はシンプルです。いわば「ラーメンが食べたいけど、しょっぱすぎるんだよね」なんて日本人には打って付けじゃないかと思います……って、ついおとといに「一風堂」のデリバリーを注文したばかりの私が言っても説得力がないでしょうか(^^;)。

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