今日から2泊3日の日程で北海道旅行に来ました。還暦を迎えた父を旅行という形で祝ってあげたかったというのと、祖父母が元気なうちに旅行に連れて行ってあげたいという母の希望もあり、私が一時帰国したのを機に実現しました。
私と弟は東京の羽田空港から、両親と祖父母は岡山のお隣・兵庫県は神戸空港から出発し*1、新千歳空港で合流しました。私が乗った行きの飛行機はエコノミーを買ったはずですが、まさかのビジネスシート。なぜ座れたのか事情はよく分かりませんでしたが、とても広々していて快適でした。
新千歳空港で「エレベーター」という案内の外国語表記にロシア語で”лифт”と書いてありました。地理的にロシアが近い、北海道ならではの光景です。
私は自他共に認める雨男なのですが、今回の北海道旅行は見事に雨続きでした。テレビの天気予報では「北日本は台風並みの大荒れ」なんて言われる始末(^^;)。けれど、こうして旅行が実現しただけでも感謝しなければなりません。
まず訪れたのは「羊ヶ丘展望台」。札幌市内を見渡すことができます。
ここには「青年よ、大志を抱け」(Boys, be Ambitious)で有名なクラーク像があります。
クラーク像と言うと、もともとは北海道大学の構内にある胸像のほうが有名だったそうです。しかし大量の観光客が大学を訪れるようになり、学業に支障が出るとして大学がその後観光目的の車両入構を禁止したとのこと。しかし当時クラーク像はすでに北海道観光の目玉になっていたため、像が見られないことを憂慮した札幌観光協会が羊ヶ丘展望台に新たなクラーク像を作ったそうです。
夜はサッポロビール園に行きました。ここでは新鮮な生ビールとジンギスカンをいただけるとあって、私は北海道旅行のたびに毎回来ています。
サッポロビール園は2003年に閉鎖したサッポロビール札幌工場の跡地に作られています。私たちが案内された「開拓使館」は1890年(明治23年)に建設された建物で、赤れんがの造りはとても趣があります。いざ中に入るとジンギスカンを焼く煙がもくもくしていて、おいしそうなにおいが漂っていました。
ジンギスカンの羊肉は柔らかくて臭みもなくておいしかったです。中国でよく羊肉を食べますが、それと比べてもクセがないかも?しれません。肉そのものもそうですが、タレもおいしかったですね。サッポロビール園特製なんだそうです。ビールもたらふく飲んで、ああ……し・あ・わ・せ。
真面目な話をすると、なぜ「ジンギスカン」と言うんでしょうね、この料理は。ジンギスカンって、かのモンゴル帝国を率いたチンギス・ハーンのことでしょ?人名が料理名になるっていうのもおもしろいですね。
*1 | 岡山空港からも札幌便は出ているのですが、午後出発しかなかったため、便数が多くて午前出発できる神戸空港を選びました。 |
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