今日は前門界隈の散策に出かけました。
写真左に写っている立派な門が「前門」で、正式名称は「正陽門」と言います。
The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.
今日は近所にある“涮羊肉”(羊肉のしゃぶしゃぶ)の店で夕食をいただきました。
しゃぶしゃぶは妻のリクエスト。今日妻は妊産婦検診だったんですが、血糖検査*1のため昨夜の夕食は早めに済ませ、今朝も何も食べず病院へ。お腹ペコペコだったそうですが、ずっと検査後のしゃぶしゃぶを楽しみに頑張る、と話していたのです(^^;)。
東直門にある“东直门涮肉・新派京涮”という店で、鍋は写真のように1人1つ出してくれます。あと、こちらの店、色んな味のクラフトビールが飲めるんですよね。ビール好きの私としてはこれもポイントが高いです。と言うのが、青島や燕京といった中国のビールはアルコール度数が3%しかないので、まるで水を飲んでいるように薄くって(^^;)。クラフトビールは日本のビールと同程度か、それよりも少し高いアルコール度数なのでおいしくいただけます。
肉は羊肉と牛肉を注文しました。ほかに野菜の盛り合わせなどを注文し、シンプルに。
中国で火鍋というと「重慶火鍋」のような辛いものを想像しがちですが、私はあっさりした“涮羊肉”(羊肉のしゃぶしゃぶ)のほうが好みです。すっかり寒くなっただけに鍋がぴったしな季節になりましたね。朝から空腹だった妻も満足してくれたようで、夫婦共々幸せな気分で帰宅しました。
*1 | 血液の中に含まれるブドウ糖の濃度を調べ、妊娠糖尿病の早期発見を行う検査。 |
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今日、昼食を食べに行った店にこんな貼り紙がしてありました。
左側の“使用公筷”というのは「取り箸を使いましょう」という意味。中華料理は大皿料理を取り分けるのが基本スタイルですが、以前は直箸が一般的だったんですよね。これがコロナ禍を経て「感染対策」という意識が広がり、“公筷”=公共の箸、つまり取り箸を使う食習慣に変化してきました。
一方で右側の“不食用野生动物”……中国語が分からない日本の方でも意味は分かると思います。いや、中国でも野生動物を食するのは一般的ではありません。わざわざ貼り紙までして逆に怖いですが、これも新型コロナウイルスの影響かも知れません。と言うのが今から3年前、中国湖北省武漢市の海鮮市場で新型コロナウイルスの集団感染が世界で最初に確認されましたが、当時この市場で売られていた「野生動物」が発生源ではないかという見方が出たんですよね。実際、市場にはイノシシやタケネズミ、それにアナグマといった野生動物を販売する店舗があったようです。
今や「ゼロコロナ」政策も過去の記憶になってしまいましたが、こういう貼り紙が見られるところ、その記憶は今も忘れられてはいないのかもしれません。
今日、仕事から帰宅する途中、近所のショッピングモールを通りかかったら……何と、クリスマス商品が並んでいました。
ええーー!!ちょっと前まで暑い夏だったような気がするのに、もうクリスマス!?けれど……よく考えればハロウィンシーズンも過ぎ、世の中が次に迎えるイベントはクリスマスという時期になったんですね。
もうひとつ驚いたのは、中国のショッピングモールにここまで立派なクリスマスコーナーが作られるようになったということ。私が留学していた頃もクリスマスツリーやサンタクロースの飾り物が登場してはいましたが、まだ中国の人たちの中でクリスマスは「ぼやっ」としたイメージしか無いようで、それこそ年をまたいで新年を迎えても飾られているクリスマスツリーがざらにありました。
中国は日本に比べて西洋の文化を受け入れるのに一定のハードルがあるように感じますが、クリスマスが庶民にもなじんできたのかも知れませんね。
ここ数日、北京もだいぶ寒くなってきました。東京で言えば12月くらいの気温でしょうか、外に出るとみんな厚い上着を着るようになりました。ちなみに北京ではこの時期になると「暖気」が稼働します。「ヌワンチー」と発音し、日本で言う「セントラルヒーティング」に相当します。
この「暖気」、北京中のオフィスや集合住宅、あらゆるところに設置されています。1950年代から公共事業として整備されたもので、暖房でさえも皆平等に……という、何とも社会主義国家らしい発想です。今年は昨日から「暖気」が供給される……ということだったのですが、動いている様子が見られず。今日になって「暖気」から微かに「ピキピキ」という音が聞こえ、ああ、供給が始まったんだなというのが分かりました。
これ、中に入っているのは温水です。北京の冬は最高気温が氷点下なんてことも珍しくありませんが、この「暖気」があるおかげで部屋の中は結構暖かい。いや、むしろ熱いくらいになります。だから真冬なのに夜が「熱くて熱くて」寝られない……なんてことも。
ちなみに「暖気」に使われる温水は石炭ボイラーで作り出していることが多いようです。私が十数年前に留学していた頃は大きな施設や公共機関でも石炭が主流だったので、冬はどこでもこの匂いがしていました*1。今は環境保護の観点から石炭の利用は減ったようですが、それでも外を歩いているとたまーに石炭の燃える独特な匂いを感じることがあり、ああ、北京に冬が来たんだなあと感じさせられます。
*1 | それもあって私が留学していた頃の北京の大気汚染はひどかったです。よく報道でPM2.5なんて言われていた頃でした。 |
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