中国で先月30日に公開されたばかりの映画『オッペンハイマー』を見に行ってきました。世界初の原子爆弾を開発し「原爆の父」と呼ばれた物理学者、ロバート・オッペンハイマー氏の生涯を描いた作品です。日本での公開は日付さえ決まっておらず、インターネット界隈ではその理由をめぐって様々な憶測が出ています。そんなこともあって中国で公開された折には是非見に行ってみたいと思っていました。
投稿者: ぼぼよる (64ページ目 (244ページ中))
先日手続きしたパスポートの更新が完了し、朝から日本大使館に受け取りに行ってきました。
パスポートの顔写真面に「発行官庁」という項目があります。古いパスポートは”MINISTRY OF FOREIGN AFFAIRS”(外務省)でしたが、新しいものは”EMBASSY OF JAPAN IN THE PEOPLE’S REPUBLIC OF CHINA”(在中華人民共和国日本国大使館)となっていました。何だか、ちょっぴりレア感がありますね。これから10年間、どうぞよろしくお願いします。
さて、パスポートの更新が完了したこれからが大変です。なぜなら中国国内の居留許可*1や銀行口座などさまざまな登録情報がパスポートと紐付いているので、今回そうした情報も合わせて更新しないといけないのです。パスポート番号が変わっちゃっていますからね。
クレジットカードの番号が更新後も変わらないようにパスポート番号も変わらないようにしてくれたらありがたいんですけどね。そうできない事情があるのでしょうか。ここ数週間は手続きなどに忙しくなりそうです。
*1 | 中国国内に外国人が住んでも良いことを示す、現地の公安局が出している許可のことです。 |
---|
今日、外で昼食をいただいたあと、職場へ戻る道すがら映画館があったのでちょっとトイレを借りに寄りました。そこで見つけたのが、こんな掲示です。
映画館の清掃員を募集する掲示です。
シネマコンプレックス清掃員を募集
1:映画館の客席清掃
2:シネマコンプレックスホール、およびエレベーター・エスカレーターの清掃
3:化粧室の清掃
4:周囲の清掃
5:その他の割り当て
勤務時間
朝8時からシネマコンプレックス営業終了まで、時間は12時間/14時間
応募条件
1:58歳以下、体の健康な者
2:苦労に耐えられ、勤務態度の真面目な者
3:関連する業務の経験者は優先
備考欄:月に4日の休日付与、住宅提供。
給料4200元~5000元
その他、長期アルバイトも募集(時給18元)
これを見て、私は正直「結構しんどい仕事だなあ」と思いました。
月に休みが4日しか与えられず、1日に12時間~14時間の勤務。中国の(失礼ながら、とっても汚い)トイレなどを清掃し、1か月にもらえる給料は多くて5000元(約10万円)。応募の条件には“吃苦耐劳”(つらい目や苦労に耐える)とまで書いてあります。日本のパート従業員でも待遇はもうちょっといいんじゃないでしょうか。今や北京の物価、特に住宅・家賃は日本を超す勢いで高騰しています。月に5000元の給料では贅沢もままならないでしょう。
こんな言い方をしては身も蓋もありませんが、確かに清掃の仕事に学力は必要ありません。応募してくるのは地方出身の出稼ぎ農民工……と言ったところでしょうか。少なくとも名門大学を卒業した中国人が応募することはないかと思います。しかし、たとえ農民工の方であったとしても暮らすのは北京わけで、これじゃあねえ……ちょっと厳しいんじゃないかと感じます。
私もたまに映画を見に行きますが、作品によっては150元(約3000円)近い料金がかかります。日本と同じか、それ以上です。それを簡単に払える人が北京にはウヨウヨいる一方、その映画館を清掃している人は1か月約10万円の給料なわけです。日本では少し前に「格差社会」という言葉をよく聞きましたが、今は中国にも当てはまるのかもしれません。
私のパスポートが来年1月に切れることもあり、日本大使館に更新に行ってきました。
現在のパスポートは2014年に作ったものです。当時は就職1年目で、香川県で働いている頃でした。高松市のパスポートセンターに行って申請したなあ。確か台湾旅行を控えていたんです。あれから10年が経つんですねえ、感慨深い。厳密には来年1月で10年ですけど。
いざ大使館に行くと……だ~れもいません。窓口に行ってチャイムを押すと中国人スタッフの方が出てきて必要書類をササッと確認し「あさっての午前9時にはできあがります」と言われて終了。ええ~、こんなに早いの?日本国内だとずいぶん待たされる印象がありますが。
中国ではコロナ禍の間に禁止されていた日本への団体旅行も解禁され、大使館はビザの取得希望者でごった返しているかと思いましたが、よくよく考えると日本ビザの取得は旅行会社が一括申請するんですよね。ましてや私が訪れたのは日本人向けのサービスを提供するところ。だったら普段からこのくらい静かなのかもしれません。
しかし日本大使館は完全に「日本」ですねえ。治外法権とかそういうことが言いたいわけではなく、建物の「雰囲気」が日本なのです。あと建物に入った途端に香る「におい」も日本。日本のどこか地方の役所か公民館にいるような気分になります。逆に東京の中国大使館でも同じことを感じたことを覚えています。いざ入ると「建物」の「雰囲気」やにおいが中国なんですよね。
おそらく部屋の備品も日本から直接持ってきているものだと思います。加えて「令和5年」とか日本語のポスターが貼ってあるので、すっかり日本に帰ってきた気分です。
中国の建物って(大変失礼ながら)詰めの甘い作りが多いんですよね。表は立派な作りなのに、中に入ると壁が剥がれていたり、工事中かと思っちゃう箇所が至る所にあったり。その点、日本大使館は「一歩足を踏み入れた瞬間」に、ああ!ここは日本だ!と感じます。
あと、これ。単なる消火栓ですけど、よくよく見たら日本語が書いてあります。この消火栓1つにしたって、日本から持って来たということですよね。エレベーターも日本製でした。非常ボタンのところに書いてある説明書きが日本語でしたし*1、アナウンスが「……2階です」と日本語だったんだもの(^^;)。あとはトイレ。いやあ、中国のトイレはひどいですけど(おっと、失礼)さすが日本大使館のトイレはきれいでした。
日本だと何でもない景色ですが、中国にいながらして「日本」を見つけると新鮮な気分になりますね。日本大使館は来る度に「日本に帰国した気分」を味わえるので楽しいです。
*1 | 「非常時押しつづけると外部に連絡できます」って書いてある、アレです。 |
---|
夕方から朝陽公園近くにあるショッピングモール「ソラナ」に行きました。妻が「ベビー用品を集めたフロアがあった」と言うので、どんなものか見ておこうと思ったのです。中国では基本的に何を買うにもネットショッピングが一般的ですが、物によっては商品を見比べながら買い物をした方が楽しいですもんね。ま、今日は様子を見に行くだけですけど。
ベビー用品や子ども服を集めたフロアがあり、子ども連れの家族やお腹の大きいお母さんもたくさんいました。日本の「アカチャンホンポ」と比べると*1外国製の商品や中国製でも少々お高めの商品を扱っていて高級志向が強めです。
粉ミルクは外国製のものを含め、いろんなメーカーなものが用意されていました(ネスレくらいしか分かりませんでしたが)。
中国では10年余り前に国産の粉ミルクに化学物質のメラミンが混入し、数人の赤ちゃんの尊い命が失われたほか、数十万の赤ちゃんに健康被害が出ました。以来、中国では国産の粉ミルクに対し根強い不信感があるようです。中国で外国製の粉ミルクというと、ドイツ産のものが多いそうです。
紙おむつも大王製紙など日本製のものが売っていたし、哺乳瓶や抱っこ紐といったベビー用品も一通りは揃っていました。種類を考えると日本で買ったほうが選びしろがありそうですが、中国でも困ることはなさそうですね。子どもに関するもの、特に口に入れるものについては少し高くても安全なものを選んであげたいです。
私の目を引いたのが、こちら「POLO RALPH LAUREN」。小さなサイズの服ばかりが並んでいて、いや~ん、かわいいです。大人用の店は中国にもちょこちょこありますが、日本ほどの店舗数ないし、ましてや子ども服なんて……と思っていましたが、あるんですねえ。
いや~ん、いつも大人用しか見ていないので、お人形さんの洋服みたいです。我が子がこんなのを着ていたらかわいいだろうなあ。自分の服以上にこっちゃいそう(笑)。子どもが生まれたら、男の子でも女の子でも精一杯おしゃれさせてあげたいですね。
日本ブランドの「ミキハウス」も入っていて、赤ちゃん用の靴がズラリと並んでいました。ああ~ん、かわいい。これも日本だったら、もっと選びしろがあるのかなあ。自分の子どものファーストシューズはどれにしてあげよう、な~んて夢が膨らみますね。日本に一時帰国したときに「これっ!」というのが買っちゃうのがいいかもしれません(^^)。
*1 | 比べるとって言ったって行ったことはほぼありませんが(^^;)。 |
---|
最近のコメント