The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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いつも別れは突然

職場近くのセブンイレブンで働くおばちゃん店員さん、ここのブログによく書いてきたので皆さんも記憶にあるかと思います。愛想の良いおばちゃんで、毎朝どんなに混雑していても私を見つけると「アイスコーヒーね?」と声をかけてくれたり、私が(自分の勘違いで)一文無しでお会計をしようとしたときは自分のお金で立て替えてくれたりと、本当に親切にしてくれた方です。

北京一文無し
最近、毎朝職場近くのセブンイレブンに寄ってアイスコーヒーを買っています。ここで働く店員のおばちゃんが気持ちの良い方で、とても愛想が良いのです。今朝も寄って、おにぎり1個とアイスコーヒーを買おうとしました。支払いにはQRコード決済を利用します。日本の「Paypay」と同じですね。私の場合、中国国内の銀行口座と紐付いているので、スマートフォン上に表示させたQRコードをレジでかざせば支払うことができます。さあ、レジで会計……というところで支払いができないのです。こ、口座の中がスッカラカンだ~!!普段、私の給料は...

ところが、ここ数日おばちゃんの姿を見かけないのです。週末でも店に出て働いていたくらいですから、おかしい。おばちゃんどころか、見慣れていた店員さんがみんないなくなっているのです。さらに店のレジ脇には北京市当局が発行するおばちゃんの“健康证”(健康証)が掲示されていたのですが、これも無くなっているのです。

おばちゃん1人がいないだけなら「長めのお休みかな」と思えますが、店員が総入れ替えとは。おばちゃんとWeChat*1友達だったことを思いだし、いてもたってもいられずメッセージを送りました。

すぐに返事は来ました。聞くと、おばちゃん、辞められたそうです。あのセブンイレブンはフランチャイズで、オーナーさんが経営を辞めることになり本社による直接管理になったとのこと。本社はおばちゃんに残って働くように頼んだそうです。ただ他の店員さんは辞めることになり、親しんだメンバーのいない店で働くのは嫌だとおばちゃんも辞めることにしたと教えてくれました。

私にとってあのセブンイレブンに行くのはアイスコーヒーはもちろんですが「おばちゃんは元気かなあ」と挨拶をしに行くみたいな側面もあったので正直寂しいし、毎日の日課がなくなってしまったような気分です。

おばちゃんにそんな気持ちを伝え、また別のセブンイレブンで働くんですか?と聞くと「まずは休むわ。ずいぶん疲れたの。少し休んでから、また仕事を探そうと思う」と返事をくれました。うん、それがいいと思います。だっておばちゃん、週末も働いていたんだもの。確かご出身も北京ではなかったはずで、ちょっと前には数か月休みをとって田舎のご両親に会いに帰省されていました。それこそこの機会に会いに行かれてもいいんじゃないかな。

おばちゃんには「別の場所で働くなら、挨拶に行くので必ず教えてくださいよ」とお伝えしました。おばちゃんからは「もちろん。私たちはWeChatで繋がっているじゃないの、いつでも連絡できるわよ」と返事が来ました。

いつもそうですが、別れは突然ですね、本当に。けれど、これが十数年前の留学時代ならおばちゃんと二度と連絡が取れなかったでしょう。この時代だからWeChatで繋がり、私が日本に帰国したって繋がっていられるのです。一期一会も素敵なことかもしれませんが、関係が続くことも素敵だと思います。またおばちゃんと会えるでしょうしね。

References
*1中国版LINEと言われる、メッセージでやりとりができるSNSアプリです。

セブンイレブンのおばちゃん

今日、職場近くのセブンイレブンでアイスコーヒーを注文すると、淹れてくれた店員のおばちゃんから突然「あなた、地下鉄で出勤しているの?」と聞かれました。このおばちゃん店員はセブンイレブンの(おそらく)リーダーのようなポジションの方で、以前も何度かブログに「セブンイレブンのおばちゃん店員」として紹介しました。

北京でコーヒー好き認定
私はコーヒーが好きだ。おそらく人と比べても飲む量は少し多めかもしれない。特に仕事の合間はどうしてもコーヒーが欲しくなってしまう。東京にいた頃は毎朝自宅でコーヒーを淹れ、水筒に移して持って行っていた。それでも飲みきってしまうので、大概コンビニの100円コーヒーを買ってしまうことになる。先日も書いたが、北京のオフィス近所にはセブンイレブンがあってコーヒーを淹れてくれる。日本から送った荷物の中にコーヒーメーカーもあるのだが、あいにくまだ届いておらず、今は基本的に毎日セブンイレブンに行ってコーヒーを買う...
みんなお友達
今日、昼に会社近くのセブンイレブンに行くと久しぶりに会う店員がいた。このおばちゃん店員とは北京に来てすぐの頃によくやりとりをしていた。私がしょっちゅうコーヒーを買うので、たまに買わない日があると「今日はコーヒー買わないの?」なんて聞いてくれた。仕事ぶりもテキパキしていて、見ていて気持ちが良い。いつも会うのをひそかに楽しみにしていたが、ここ数か月ほど姿を見なくなっていたのだ。今日、久しぶりの姿を見たので「長らく姿をお見かけしませんでしたね」と声をかけると「実家に帰っていたのよ」と言う。聞くと、...

ちょくちょく会話することはありましたが、不意に「地下鉄で出勤?」なんて言われたので面食らってしまいました。私が「そうです、2号線で通っていますよ」と答えると、今度は「1号線じゃないの?」と聞いて来ます。

はて?「どうしてですか」と聞くと「昨日、1号線のホームであなたにそっくりな人を見たのよ」と言うじゃありませんか。他人の空似かなあと思ったのですが、思い出しました。ああ、昨日は退勤後に「スラムダンク」の漫画を買おうと1号線に乗って書店に行ったのでした。

思わず私も「だったら話しかけてくれたら良かったのに!」と返すと「反対側の電車だったし、気付いたら電車が来ちゃったのよ」と笑いながら話してくれました。

つくづく思いますけど、日本だとコンビニ店員とこんなふうに仲良くなるってそうそうないですよね。中国だからか、それとも海外だからか、意外にそうなっちゃう。日本と違う非日常だから?大胆になるんでしょうか。でもアメリカじゃ、例えばエレベーターで一緒になった人が突然「その時計、イイネ!」なんて話しかけてくるって言いますよね。でも日本じゃ……うーん、見知らぬ人に声をかけるのって、なかなかできないです。

別におばちゃん店員に媚びを売っているわけじゃないですけど気付いたら仲良くなっていて、客で混雑しているときでも私を見つけると大声で「コーヒー?」と聞いてくれるんです。最近はアイスコーヒーばかり買っているんですけど、たまにホットコーヒーを買うと逆に「アイスコーヒーじゃなくていいの?」と聞いてくれるなど、よーく気が付くんです(笑)。いや、ありがたいことです。そう思うと、誰とでも仲良くなっておいたほうが人生豊かになりそうだし、得しそうな気がします。

北京のおでん

北京の夜は早い。飲食店が午後9時、10時には閉まってしまうところが多いのだ。日本の飲食店はずいぶん遅くまで開いている。居酒屋なんて日付が変わって翌日に閉店するところのほうが多いのではないか。牛丼チェーンも24時間営業が多いし、夜遅くなっても食べ物にあまり困った記憶がない。

例によって最近は仕事が忙しく帰宅時間が遅いので、もっぱらセブンイレブンばかりにお世話になっている。今日は温かいものが食べたいと思い、レジ横にあったおでんを購入した。中国のセブンイレブンでおでんは“好炖”と言うらしい。漢字には「よく煮込む」という意味があり、発音も[hǎodùn](ハオドゥン)でちょっぴりおでんに似ている。

食材は日本のおでん定番のものから“豆皮串”などちょっぴり中国っぽいものまでいろいろあった。

私はだいこん、ゆで卵、ウインナー、肉だんご、エビつみれなど、日本風のものを選んだ。店員のおっちゃんに言えば、日本のコンビニと同じように容器に入れてくれる。最後につゆを入れて容器にふたをすると、こぼれないようにラップでぐるぐる巻きにしてくれた。

ほのかに中国っぽい香りがするけれど、おでんはおでんだ。つゆもあっさりしていて、中国の“麻辣烫”とは違う。最近の北京は夜が冷え込むようになってきたので、温かいおでんは何だかほっとする。昨日はコーヒーの記事を書いたばかりだし、セブンイレブンにお世話になりっぱなしだ。

温かい食事

今日も仕事がバタバタと忙しく、昼食は会社近所のセブンイレブンで済ませることに。

前にも書いたが、私の留学時代に比べて北京はセブンイレブンが増えた。それも商品のラインナップが充実した気がする。弁当、サンドイッチ、おにぎり、そして店内で淹れてくれるコーヒーや温かいおでん*1に種類豊富なデニッシュ。

もちろん日本のコンビニの充実ぶりとくらべたら「まだまだ」だけど、そこは比べてはなるまい。日本のコンビニが特別すぎるのだ。そういう意味では、北京でこれだけ充実してきたのは御の字。

中国のセブンイレブンで独特なのは、店内のデリカが豊富な点だ。種類がたくさんあって、温かい料理を目の前で弁当箱によそってくれる。

中国人には「食事はアツアツでなければならない」という原則がある。今でこそサラダや日本の刺身は受け入れられているが、数十年前の中国では「生野菜を食べたり、火を通さない生の魚を食べたりだなんて、動物じゃないんだから」と、受け付けない人が多かった。そのため日本だとスーパーやコンビニに並ぶ弁当のごはんがちょっとくらい冷めていても何とも終わらないが、中国人からすれば「作って時間のたった料理」というネガティブな印象が付きかねない。

このセブンイレブンの店内デリカは、お客さんにアツアツの料理を、それも目の前でよそってくれる*2という点で中国に根ざしたサービスなのだ。

昼どきにはコンビニだというのに、そこそこの行列が出来ていた。口頭で注目すれば店員がよそってくれる。ちなみに入れ物も何種類かあって、私は白米の上に惣菜を載せてもらった。

注文したのは“西红柿炒鸡蛋”(トマトと卵の炒め物)と“宫保鸡丁”(鶏肉とピーナッツのピリ辛炒め)。本当は“土豆炖牛肉”(ジャガイモと牛肉の煮込み)が欲しかったが無くなってしまっていた。

味はまずまずだし、白米もほかほかでおいしかった。肝心な値段を忘れてしまったが、お手頃価格だったように思う。すぐ近所のコンビニで温かい料理がこうして食べられるなら、この点については日本のコンビニより進んでいるのかもしれない。

References
*1中国でも日本の「おでん」は知られていて“熬点”(発音が『アオディエン』)とか“关东煮”(日本の漢字で「関東煮」)と呼ばれている。北京のセブンイレブンでもレジ横で提供されているが、味はやはりちょっと「中華風」。
*2中国人は「自分で見て確認したもの」しか信用しないところがあって、そういう意味でも「目の前で自分のためによそってくれる」というのは大切なポイントかもしれない。

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