The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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香港旅行3日目

香港旅行3日目、昼過ぎには北京に戻る飛行機に乗るので香港で過ごせるのは実質半日です。

宿泊した尖沙咀(チムサーチョイ)のホテルから歩いて数分のところにブルース・リーのブロンズ像があるようなので、チェックアウトをしてから向かってみました。

ビクトリアハーバー沿いにあることは知っていたのですが来たのは初めてです。人間の身長より少し大きいくらいの像が立っていて、何人かの人が写真撮影をしていたので、場所はすぐ分かりました。私の父がそうですけど、香港というとブルース・リーを連想する人は多いですね。私なんかは世代的に香港というとジャッキー・チェンの印象が強いですが。

ホテルをチェックアウトした後でスーツケースをゴロゴロ転がしながら来たので、大汗をかきました。まだ4月ですが、香港はすでに初夏の陽気です。北京と違って湿気があるので、体感温度は高めかもしれません。

その後、朝食をいただきに油麻地(ヤウマーテイ)に向かいました。目指すのはネイザンロード沿いにある“紅茶冰室”という茶餐庁*1です。行列ができるほど有名だというので、Googleマップを頼りに向かってみました。すると……あれ?確かに地図には“紅茶冰室”とあるのに、目の前にある店は“彌敦冰室”と書いてあります。行列ができているようにも見えないし、もしや店が変わっちゃったのかしら。しばしガックリして途方に暮れるも、まあ、こちらの店もモーニングセットがあるようだったので入店することにしました。

ガラス戸の入口にはメニューが大量に貼られていて、中に入るまで店内の様子が分かりませんでした。けれど結構な客が入っていたので、少なくともハズレの店ではなさそうです。メニューを見ると、とにかくものすごい品数。地元の広東料理だけでなく、サンドイッチやトーストといった洋風の料理も用意されていました。なるほど、これが「茶餐庁」なわけですね。

やはり地元っぽいものを食べようと、私は麺とトースト・スクランブルエッグのセットを注文しました。和洋折衷ならぬ“華”洋折衷といったところでしょうか。イギリスに統治されていた香港らしい組み合わせです。

私の注文した麺は“榨菜肉絲麵”、ザーサイと細切りにした肉が上にのったものです。麺は3香港ドル(約50円)追加して出前一丁に変更しました。出前一丁といえば日本発祥の即席麺ですが、香港では本当によく食べられています。スープは濃すぎず、けれど味がしっかりしみていておいしかったです。そして何と言ってもトーストがサクサク。こんなにおいしいトーストは久しぶりに食べました。少なくとも北京では食べたことがありません。

妻が注文したのはこちら“雪菜肉絲麵”、高菜と肉の細切りがのった麺です。妻は麺を出前一丁にしなかったので米粉*2です。

当初目指していた店とは違う茶餐庁に入りましたが、結果的に正解でした。おいしいのに値段はリーズナブル。店員さんも気持ちがいい人ばかりで、娘のことを何度も“乖孩子”(いい子)と言ってくれました(^^)。お店に入る前は「期待しない方がいい」などと値踏みしてしまって、ごめんなさい。

こちらの店、“彌敦冰室”と言う店名の通り、ネイザンロード(“彌敦道”)に面しています。相変わらずネイザンロードは人通りが多くて賑やかでしたが、看板が皆無になったのはやはり寂しいですね。あれこそ香港の象徴だったのに。貴重な観光資源だったと思うんですけどねえ。老朽化が原因なら、新たに作ることはできないんでしょうか。

もちろん、私のような外部の人間が古き良き香港を懐かしみ、変化を拒もうとするのはお門違いでしょう。香港に住む現地の人たちにこそ、香港の将来を決める権利があります。けれど香港に魅せられ、香港を訪れる外国人には私と同じような気持ちを持っている人が結構いるのではないかと思うのです。変わるべきところは変わっていくべきだと思いますが、これからも是非「香港らしさ」を留めてくれればと願ってやみません。

References
*1茶餐庁というのは香港を始め、マカオや中国南部の広東省で見られる喫茶と軽食を兼ねた飲食店です。学生が朝食や夜食をとったり、ビジネスマンが昼食をとったり、あるいは近所の人たちがお茶をしたり。もっとも「香港らしい食文化」と言われています。
*2米から作った麺のこと。

香港旅行2日目

香港旅行の2日目は香港ディズニーランドに行きました。

何度も書いていますが、私はディズニーランドが大好きです。ミッキー、ミニーといったキャラクターも好きですが、何より世界観が好きです。ひとつひとつのアトラクションにバックストーリーが用意してあり、表面的でない部分まで設定がしっかりしています。西部開拓時代のアメリカから未来の世界まで再現されていて、まるで世界・時代を旅しているような気分になれます。

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香港のエビ入りワンタン麺

今日の昼は久しぶりに香港料理の店にランチをいただきに行きました。

いただいたのは「エビ入りワンタン麺」(“鲜虾云吞竹升面”)。ワンタンには大きなエビが入っていて、プリップリの食感がたまりません。あと私が好きなのは、この極細麺。ちょっと固めなんですよね、シコシコしていると言うか。これが好きなんです。

ちなみにスープは日本のラーメンと比べると、だいぶ薄め。人によっては「え、なんの味付けもしていないのでは」と思っちゃう薄さです。けど中国の麺料理って薄味が多いんですよね。塩コショウを入れたくなっちゃうところですが、実は日本で食べ慣れているラーメンのスープが濃すぎるだけなのかもしれません。

2日連続で壮行会

同じマンションに住んでいる日本人の方が離任されることになり、壮行会を開きました。2日連続の壮行会です。離任といっても北京から台北に異動されるので、帰国するわけではないようですが。

集まったのは同じマンションに住む日本人同士。ちょうど先月も同じメンバーで飲み会を開催したばかりです。相変わらず今回離任される方を始め、私以外は皆さん日系企業の中国支社長といった立派な方々ばかり。本当に恐縮ですが、せっかく呼んでいただいたので参加させていただきました。

今日いただいたのは火鍋。火鍋といっても真っ赤なマーラースープと白いスープがハーフになった、よく見るアレとは違います。香港式の火鍋だそうで、店名も「表格香港海鮮火鍋」です。

肝心な火鍋の写真を撮り忘れてしまったのですが、鶏出汁を使ったスープでした。ご一緒した方が「(ラーメンの)『天下一品』みたいな味です」と言うのでどんなものかといただいたのですが、確かに「天下一品」でした。鶏肉ベースの出汁の濃厚スープがとてもおいしいです。それであって「天下一品」ほどドロドロした感じはなく、むしろアッサリしています。

プルプルした食材も入っていたのですが、これは「花膠」というものだそう。魚の浮き袋を乾物にして戻した珍味で、コラーゲンたっぷりとのことでした。

参加者のお一人が白酒を持ってきてくれました。安徽省で作られた「古井貢酒」というもので、とても飲みやすいのだそうです。いただいてみると、うーん、確かに飲みやすい。白酒というとアルコール度数が50近くあってキツいですが、これは喉を通りやすいです。

5人で白酒を飲み干すと、結構いいくらいの酔い具合に。「持ってきてくれたのが1本だけで助かりました」とみんなで笑いました(^^;)。

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