The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

カテゴリー: ひとり言 (2ページ目 (104ページ中))

何の花かな

今日、日壇公園の近くを通りかかるときれいな花が咲いていました。

これは何の花かな。こういうときにおのれの植物に対するおのれの薄学を恥じずにはいられません。季節的に梅か、桃の花かしら。何の花かも分からないのに足を止めて写真を撮っちゃいました。

やがて哀しき動物たち哉

今日は娘を連れて動物と触れ合えるプレイグラウンドに行きました。

ショッピングモールの中にある施設で、割引サービスを使って「大二小一」*1が124元(約2500円)でした。店員さんから6回入場できる回数券のほうがお得だと力説されましたが、物は試しに来た程度ですし、やっと1歳になったばかりの娘を連れて今後5回も来るかな?という思うところもあって丁重にお断りしました。

この施設は衣料品店や雑貨店と並んで入居していて、面積も他店舗と同じくらいでした。アルパカをはじめ、ヤギ、ネコ、ウサギ、それにハムスターといった動物がいて、一部の動物とは触れ合えるようになっていました。日曜日ということもあって店内にはたくさんの親子連れがいました。

なかにはミーアキャットやプレーリードッグといった珍しい動物も。

娘がどんな反応をするか気にしていたのですが、全く物怖じしていませんでした(^^;)。

動物に興味があるのかな。先月一時帰国した際に私の実家に数日滞在したんですが、飼っている2匹の犬とずいぶん仲良く過ごしていました。あと弟宅におじゃました際にも飼っている猫に強い関心を示していましたし。小さいうちに動物に親しむ機会をたくさん作ってあげたいですね。

ハムスター、小さい!!手のひらに載せると心臓がバクバク動いているのが分かりました。生きているんですねえ。何匹ものハムスターが隅っこでお団子状態になっていました。おしくらまんじゅう、温かいのかな。

とても楽しく滞在した一方、私が少し気になったのは中国の子どもたちの動物に対する「ふれあい方」でした。施設には上の写真のような水辺のエリアがあって、長靴を履いて中に入ることができます。中には金魚が放流されているんですけど、子どもたちはバシャバシャ駆け回るんですよね。すると金魚がどうなるか……想像してもらえると思います。ちょっとのぞき込んだだけでも無惨な姿の金魚が何匹も見えました。

ほかにも乱暴に動物を扱ったり「野菜や果物を与えないでください」と書いてあるのにエサをやろうとしたり、そんな子どもが目立ちました。親は注意するどころか座り込んでスマートフォンをいじっているような感じだったので、そもそも気付いていないのかもしれません。そして残念ながら店員さんたちも動物の扱われ方に関心を寄せているようには見えませんでした。

日本だってかつては同じだったと思います。思い出されるのは志賀直哉の短編小説「城の崎にて」です。作中に大人や子どもが鼠を溺れさせて楽しむ場面がありました。主人公の「自分」は鼠の最期を見る気にはなれず「淋しい嫌な気持ちになった」ということですが、当時多くの人が動物をどう扱っていたかがよく分かります。衣食足りて礼節を知ると言いますが、自分たちの生活が豊かになってこそ動物愛護の意識が生まれるわけです。

インド独立の父とされるマハトマ・ガンジーは「国の偉大さや道徳的発展の程度は、その国の動物の扱い方で判断できる」と言ったそうです。動物は弱く、言葉も話せない存在。動物を愛し大切に扱えるような国なら、人間についても弱者や声なき人たちを尊重し、守ることができるはずだ。そういう意味ではないでしょうか。

中国がそんな国になれたかどうか、日本人である私がとやかく言う資格はないでしょう。しかし国の指導者が「中国は世界第2の経済大国に成長した」と胸を張る一方、窓もない蛍光灯に照らされたショッピングモールで動物たちが子どもに追いかけられる姿を見ていると「おもしろうて、やがて哀しき動物たち哉」というか、何とも言えない気分になるのでした。

References
*1大人2人と子ども1人。

電子警察

職場近くの路上にこんな看板が立っています。

看板には“电子警察监管”(電子警察による監視)と書いてあります。で、何を監視しているのかというと“违法鸣笛”(違法クラクション)。中国には法律で「クラクションの禁止区域」というものがあり、その区域内で鳴らしたら違法になるそうです。

看板は電光掲示板になっていて、クラクションを鳴らす車がいたら自動で検出し、ナンバープレートの番号を表示する仕組みになっています。監視社会・中国とは言え、音の出どころまでは分かるまい……と疑問に思うのですが、調べてみると車種ごとに異なる音の周波数を分析し、音圧の変化を可視化して音源を特定するシステムが導入されているんだそうです。

減点にはならないものの罰金が科せられ、北京の場合は100元(約2000円)とのこと。スマートフォンに違反通知が来て、ボタン1つで罰金の支払いができるようになっているそうです。違反車のナンバーを表示させることで「さらし者」にするというのが中国らしいというか何と言うか。そう言えば数年前にX(旧ツイッター)で次のようなポストが流れてきたことを思い出しました。

高速道路と思わしき場所の電光掲示板に表示されているのは“浙JE○○○E车主随地大便”(「浙江省JE○○○E」の車の持ち主はところ構わず野ぐそをした)という文字。これも一種の公開処刑でしょうか(^^;)。トイレはSAやPAで済ませておきたいですね。

夕食前の風呂

先日、ふと同僚と「風呂は夕食前に入るか、後に入るか」という話題になりました。

私は夕食前に入ります。夕食前というか、帰宅したらすぐに入ってしまいたいくらいです。小さい頃からそのように育てられたというのもありますが、帰宅したらリラックスモードに入りたいというのが一番の理由でしょうか。体の汚いものをきれいさっぱり落とし、部屋着(私の場合、スエットです)に着替えて「楽~」な感じになりたいのです。

しかし同僚は「夕食後に入る」ほうが多数派でした。それも夕食後というより「就寝前」という感じ。ええー、なぜなんだろう。帰宅したらば一刻も早くきれいさっぱりしたいのに、それをわざわざ就寝前まで引っ張る理由が分かりません。私にとって例えるなら歯磨きのような感じです。食事を終えてさっぱりしたいのに、歯磨きができずに口の中にアレコレ残っているような感覚。

なぜ就寝前に風呂に入るのか聞いたら、同僚は「何となくの習慣だから」と言います。また別の同僚は「就寝するまでに汗をかいたり皮脂が分泌されたりして体が汚れるかもしれないし、夕食のにおいが体に付いちゃうかもしれない」とのこと。なんと!私は帰宅してすぐ風呂に入らないなんて不潔!と思っていたのに、彼らは「そちらの方が不潔」だと言うのです。

花王の調査によると、私のように帰宅後すぐに風呂に入る人は約3割と少数派で、夕食後や就寝前に入る人のほうが約半数で圧倒的に多いとのこと。

調べてみたところ、ある調査は「医学的には夕食前の風呂のほうがよい」と指摘します。夕食前に風呂に入ると血液が体の表面に集まって血液循環が悪くなり、胃腸の働きが鈍くなって食物の消化吸収ができなくなるんだとか。一方、別の調査は食後1、2時間たってからの入浴なら問題ないし、快適な睡眠には一番いいとする情報もありました。結局どちらも正解ということなんでしょうか。ちなみに先ほどの花王の調査では入浴の医学的研究の第一人者である早坂教授のインタビューをもってして、夕食前の風呂に利ありと説明しています。

あと私のように晩酌の好きな人間は風呂に入ってきれいさっぱりした上で夕食に移り、酒を飲んで一日を終わらせたいというところも大きいです。以前にも紹介しましたが、けらえいこさんの漫画「あたしンち」にもそんなシーンがありました。

この中でお父さんはお酒を飲むことを「一日の終了」と例えています。で、お父さんは「家でパジャマで終了したい」と言っています。そう、これなんです。私にとって晩酌は1日の締めくくり。風呂に入ってきれいさっぱりになって、グイッと飲んで1日を「終了したい」のです。だのに、風呂を後回しにしていたら「終了できない」のです。

同僚にそう話すと「ああ、確かにお酒が好きな昭和のおじさんは夕食前に風呂に入る印象があるね」とのこと。いやいや、そういう同僚は私より10歳近く年上(^^;)。それに私は平成生まれだっちゅーの。けれど「お酒が好き」という部分には反論できませんでした。

 

 

迷いに迷う30代

私が勤めている会社は中国各地にオフィスがあります。私が働いている北京のオフィスは規模が最も大きいので、よく各地から出張者が訪れます。今日は上海のオフィスで働く先輩が来ていて、半年ぶりくらい?にお会いしました。

私より4つ上。よくお世話になっている先輩なんですが、こう何と言うか、あんまり人の見た目をどうこう言ってはいけないことは分かっているのですが、白髪がすごく増えていました。以前から白髪の多い方でしたが、いよいよ「グレイ」と言っていいほど目立つようになっていたので、思わず「白髪が増えましたね」と口に出してしまいました。

最近いろんな人に言われるそうで「ストレスというより遺伝的なものかな」とのことでした。確かに年をとっても黒々としている人もいれば、きれいに真っ白な人もいますもんね。

そこまで話して、先輩から「あれ、そういう自分も白髪が増えたんじゃない」と言われちゃいました。そうなんです、私も気付いていました。最近、白髪が目立つようになったんです。自分に見える範囲だけでそんな感じですから、頭の側面や後部はどうなっているやら。

日本で働いていた頃に比べ、今の中国での勤務は忙しいです。それに異国他郷で家族を支えなければと気負っている部分もあるかもしれません。もちろん「寄る年波」ということもあるんでしょう。なにもかも以前と同じように変わらず……というのが詮ない望みであることはよく承知しています。

インターネットで調べてみると、男女ともに白髪が増え始めるのは平均的に35歳なんだそう。私は現在35歳、ドンピシャです。

白髪の原因とは?意外な習慣も白髪の原因に!
老化や遺伝は白髪の大きな原因ですが、黒髪をキープしている人がいるのはなぜでしょうか。ここでは近年解明が進む、白髪になるメカニズムを解説すると共に、白髪の意外な原因についてもご紹介します。

そうすると私の白髪の増え方は平均的なのかな。そこまで気にする必要はないのかもしれません。けれど鏡の中に写る自分を見るにつけ、意識下では「自分は老いつつある」という暗示なり追認なりを積み重ねているのではないか、それが白髪が増えるのを後押ししているように思えてきました。んなわけないでしょ、とツッコミが入りそうですが。

私も白髪染めを考える年齢になったのかもしれません。しかし人生初めての白髪染めは躊躇しちゃうな……なんて老いを認めたくない気持ちもどこかあります。迷いに迷う30代、40代になれば開き直れるんでしょうけど……論語が40歳を「不惑」と表現する理由が分かった気がしました。

«過去の 投稿 新しい 投稿 »

© 2025 BOBOYORU.NET

Theme by Anders Noren上へ ↑