The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

月: 2025年1月 (6ページ目 (6ページ中))

真ん中の弟、一番下の弟

私は3兄弟の長男で、下に2人弟がいます。

2人の弟について人に説明する際、日本語では「真ん中の弟」「一番下の弟」と呼んでいます。これって中国語では何と言うんでしょう。日本語の表現を直訳すると“中间的弟弟”(真ん中の弟)、“最小的弟弟”(一番下の弟)になるでしょうが、うーん、こんな表現は聞いたことがない。現に中国人に使ったら「そんな表現はしない」と言われました。じゃあ何て言うの?

それが困っちゃいました。聞く人によって答えが全然違うのです。ある中国人の同僚は“二”、“三”と言います。なるほど、上から2番目だから“二”、3番目は“三”ですね。

別の同僚は“大”、“二”と言っていました。次男が“大”(大きい弟)、三男が“二”(2番目の弟)ですね。けど、この言い方だと最初の同僚が教えてくれた呼び方と齟齬が出ます。だってある人は“二”で「次男」を指し、ある人は「三男」を指すわけですから。

さらに別の同僚は“二”、“小”と言います。これは“二”(次男)、“小”(小さい弟=末っ子)という意味ですね。“小”については“老”と呼ぶこともあるそう。すると……ここまでで分かったことは、中国語で“二”というと「次男」と「三男」、両方の可能性があるということです。

ちなみに例外としては“大”(大きい弟)、“小”(小さい弟)という表現がありました。なるほど、これなら迷うことはありません。弟が2人の三兄弟ならこのように説明できそうです。

で結局、一番確かなのは“老二”、“老三”という表現だという結論に至りました。これはそれぞれ「次男」、「三男」という意味です。親が自分の子どもを説明するときに使う表現ですが、自分の兄弟を説明するときにも使えます。確かに日本語でも兄弟の説明をするときにも「次男、三男」と言うことがあります。ちなみに「長男」は“老大”と言います。

通常運行の正月2日

正月2日、北京は通常運行です。朝の通勤ラッシュもいつも通りで、会社に着く頃には今が正月三が日であることを忘れていました。日本人の同僚が数名休みを取っているので、いつもより人が少ないオフィスを見て「ああ、今日は1月2日だった」と思い出す次第。

オフィスの同僚たちに「あけましておめでとうございます」とか“新年好*1と挨拶しますが、どこか小恥ずかしいのはなぜでしょう。正月の雰囲気が全然ないからかもしれません。だって昨日の元日1日会わなかっただけなんだもの(^^;)。

お昼を食べに職場近くのショッピングモールに行くと、名探偵コナンの映画の宣伝パネルが並んでいました。漢字を見たら映画タイトルが分かると思います、「名探偵コナン 迷宮の十字路」*2です。

この映画、ずいぶん前の作品ですよね。調べてみたら2003年……もう20年以上も前です。よく見たら宣伝看板に“4K画质 大银幕初见”(4K画質 大スクリーンで初お目見え)と書いてありました。つまり中国で正式に映画上映されるのは初めてだということですね。確かに20年前だと今より海賊版が幅を利かせていた頃です。

中国でも最近は知的財産権を保護しようという意識が高まり、海賊版や違法配信はだいぶ淘汰されました(完全になくなったとは言えないですけど)。人々の所得水準も上がり、昔見た作品をきちんとお金を払ってでも映画館で見たいという声が高まっているんだと思います。実際、中国では『天空の城ラピュタ』とか『紅の豚』といったジブリ作品のリバイバル上映が相次いでいます。日中関係をめぐってはいろいろありますけど、こうした文化交流はそんなのどこ吹く風なのかもしれません。

References
*1中国語で「あけましておめでとうございます」。
*2もっとも「十字路」で「クロスロード」と読むそうです。

寝正月

あけましておめでとうございます。

元日ですが、私は当番で仕事。上司から在宅勤務の許可をもらったので、自宅で過ごしました。妻は外の空気を吸いたいと娘を連れて外出しましたが、一応「当番」を仰せつかっている身でもあるので私は家に残りました。

夕方頃に私と妻の実家の双方に電話をして新年の挨拶をしました。義父母はお元気そうでしたし、私のほうの実家は毎年恒例、祖父母宅に集まっていました。去年結婚した弟も奥さんと岡山に帰っていたようで賑やかそうです。

妻が中国で手に入るものでおせち料理をこしらえてくれました。黒豆、昆布巻き、紅白なます、えび、がめ煮*1などを片っ端から平らげました。おいしい~、食事だけでも新年気分。どこにも外出していないので、これが本当の「寝正月」です。

References
*1筑前煮のことです。福岡県出身の祖父母はいつも「がめ煮」と呼んでいました
新しい 投稿 »

© 2025 BOBOYORU.NET

Theme by Anders Noren上へ ↑