インフルエンザへの罹患が判明した日から4日目。1滴も酒を飲んでいない。

今回、服用している薬の中にはタミフルも含まれている。病院で処方される際、医師から「タミフルの服用後、10代の若い人を中心にまれに異常行動を起こすことが確認されています。それを踏まえた上で処方を希望するかはあなたの判断です。どうしますか」なんて聞かれ方をした。まあ、私はもう10代ではないし……ということで迷わず処方してもらったけど、ああいう聞かれた方をすると、ちょっと身構えてしまう。

タミフルでなくても薬を服用している期間中に飲酒はよくないし、そもそも罹患して1日目、2日目はしんどくて「酒を飲みたい気分」にもならなかった。それが回復してくると、やはり酒が恋しくなる。晩酌が大好きな私にとって、酒がない夕食というのは何かこう、福神漬けのないカレーというか、ネギのない蕎麦というか……どこか寂しい気がしてしまう。

もうひとつ、意外な発見があった。酒を飲まない夜は「短い」のだ。以前は酒を飲まない夜は長いと思っていた。酔わないと時間を有効に使うことが出来るからだ。けれど今回は食事後に眠くなってしまう。おそらく服用している薬の1つが「眠くなる」副作用があるからかもしれない。しかし食事後に歯を磨いていると、もうこのまま眠ってしまいたいほどウトウトしてくるのだ。これなら酒を飲んで妻とゲラゲラ笑っていたときのほうが夜が長かったように思う。とにかく「味気ない夜」だ。

とりあえず、処方された薬は明日が最後。仕事も午後からは出勤する予定なので、生活もやっと元通りだ。仕事から帰って「プシュッ」のビールを早く飲みたいなあ。